出版社 : 光文社
響三郎は国際犯罪を追って世界の舞台に颯爽と登場!日本警視庁の超エリートでありながら、国際刑事警察機構の特別捜査員に起用されたからだ。本書は、このスーパー・スター響三郎シリーズの第1弾で、東京赤坂に発生したコールガール射殺事件が国際犯罪組織の解明へ発展する。日本版007の期待十分な超傑作アクション。
長崎沖で発見された元寇船内の遺物。そこには、大モンゴル帝国崩壊の謎が隠されていた!第4代皇帝モンケ・ハンが発した華麗な“酒の噴水”建造の命。それを受けて製作にとりかかった一団の中に、皇帝暗殺を狙う男の眼が輝いていた!諸説紛々のモンゴル帝国皇帝の死因に新説で迫る壮大な歴史スパイ小説の傑作!
高崎のリゾートホテルに潜伏していた強盗殺人犯が逮捕された。そして、犯人の隣りの部屋に宿泊していた櫛田という男が、藤岡市郊外で殺されていた。しかし櫛田には、死亡推定時刻に、部屋で電話をかけていたという厳然たる事実があった!?さらに櫛田は、4年前に起きた謎の焼死事件に関与していたことがわかる。一方、かつてこの焼死事件にかかわっていた推理作家の浅井は、櫛田の死を契機に再び事件の真相を追う。浮かび上がってきた奇怪な事実!そしてまた新たな殺人が…!?アッと驚くトリックの数々!作家生活20年間に蓄積した全てを注ぎこんだ、鬼才渾身の書下ろし長編本格推理小説の傑作!
詐欺商法でのし上がった悪徳会社「シルクハウス」の会長・碓井宗晴が絞殺された。碓井と対立する同社専務・工藤博幸を捜査陣はマーク、殺人の動機をつかんだ。が、工藤には鉄壁のアリバイがあった!有罪を信じる沢月刑事は執念の末アリバイを破り、工藤を逮捕、事件の舞台は法廷に…。さらに公判中、工藤は愛人・篠原紀絵の意外な証言で窮地に追い込まれる。若き美人弁護士・槙村ゆり子と工藤の無実を証明するため、検察側と真っ向から対決するが…。二転三転と息づまる展開のなかに秘められた真実は?アリバイくずしと緊迫の法廷シーンとを見事に融合させた、気鋭の書下ろし本格長編推理の秀作!
マニラ発成田行極東58便の機中から一人の乗客が消えた!翌朝、消えたはずの乗客・武藤俊介が相模湖で水死体となって発見された。武藤は、暴力団・水島組の幹部だったが、マニラで“じゃぱゆきさん”の日本人手配師として暗躍していたらしい。極東航空のパイロットで、新宿にシマを持つ酒巻組の三代目組長でもある酒巻茂樹は、武藤失踪に疑惑を抱き、事件の裏に隠された真相を追うが…!マニラを飛び立った酒巻の操縦する極東58便に刻一刻と危機が迫っていた…。マニラ-東京間で暗躍する暴力団に絡む殺人事件を背景に、熾烈な暴力団のサバイバルゲームを描いた、長編推理アクション小説の書下ろし会心作!
父にオトコを感じる亜希子。小学校6年生でも身体はオトナだ。父の単身赴任期間もあって憧れは一層募った。ある日、亜希子は両親の性交を目撃し、父の快感に共鳴してオナる。娘の愛の告白を受け、父も熟れた妻より穢れない亜希子に惹かれていった…。歪んだ性を甘美に描く、鬼才の超次元的エロス!
いつもこんな手でスカウトするのかよ、といった目で美少年は梶佐和子をみつめる。二人ともベッドで全裸だ。佐和子は、「梶芸能プロダクション」の女社長。「わたしを夢中にできたら必ずスターになれる」と自信をもって言いきる。「小説現代」新人賞作家が連作手法で奔放かつ濃密なエロチシズムを展開!
男と女が知りあえば、どちらかが裏切る『夜のラビリンス』…。夫婦交換で相手の女性が別れた妻だった。女が裏切る『夜のラビリンス』…。愛人が妻に対する同じ性戯を男にせがむ。男が裏切る『夜の迷宮』…。
タロット占いの二階堂日美子は、友人の皆川昭子の家に招かれたが、昭子は何者かに刺し殺されていた。彼女は生前不倫をしていたらしい。数日後、「値打ちを調べて欲しい」と、殺された昭子から一枚のタロットカードが届いた!ダイイング・メッセージか?調べてみると、そのカードはそろいで1億円するという歌麿のものらしい。さらに、昭子の夫・治郎の許に脅迫状が…。そして、つづいて起こる謎の連続殺人!事件を追う日美子にも黒い影が襲いかかった!大トリックを駆使し、レトロ感覚で描いた好評“日美子”シリーズ!書下ろし長編推理小説の秀作!
東京・飛島山公園の展望台で平凡な主婦・井上典子が、売店のアルバイト学生・矢部富美子に刺殺された。典子には人に怨まれるようなところはないし、富美子は東大に学ぶエリート学生だった。2人にはまるで接点がなかった。動機なき衝動殺人とみなされたが、その裏に恐るべき都会の狂気が隠されていた…《展望塔の殺人》。緑色を異常に嫌悪する男の失われた記憶とは?《緑色の死》。逃げても隠れても電話のベルが追ってくる恐怖《都市の声》。ある朝、やり手で鳴る商社の重役が黒いハイヒールを前に発狂していた《発狂する重役》。鬼才が全力投球で描いた極上品ぞろい!
代打専門の田村がレギュラーになれたのは日下令子のおかげだった。幸運はつづきチームも首位戦線へ!しかし大阪遠征後、田村はおかしくなった。理由を探る令子の前に、ある刺殺事件が!「ナイター殺人事件」の表題作ほか、自分の運命を賭け、自殺志願の少年を探す「スプリング・ボード」など、サスペンス味溢れる推理傑作集!
北海道から東京へ、美しい女殺し屋・冴子を護送する任務を受けた若いはみ出し警官・外月と老刑事・大迫。冴子奪取を狙って迫り来る武装やくざたち。そして、女殺し屋の白い肉の魔性!危機一髪の二人の前に忽然と現われた謎の“風来坊”とは?ガン・マニアの著者が、アクションと色気の限りを尽くして描く異色の長編力作!
来日したエラリー・クイーンにもらった貴重な色紙の紛失事件。謎のダイイング・メッセージや崩せないアリバイ。…難事件、怪事件の数々を、いつもみごとに解き明かしてみせるのは、銀座にあるバー「三番街」のバーテンダーである。-犯人当てと謎解きの粋をこらして読者に挑戦する、連作本格推理。安楽椅子探偵物の傑作!
「自殺の名所」である東京近郊のマンモス団地「高村」。8月の早朝、1人の男が、植込みにうつ伏して死んでいた。男は、化粧品会社のセールスマンで、この団地の主婦層に人気があった。身分が分かると、普段はおしゃべりの団地の奥さん方が、皆、一斉に奇妙なほどに沈黙してしまった。
鎌倉光風学園高校教師・大苗吾郎は、犬語、猫語を理解できることから、犬猫先生と呼ばれている。犬猫先生は、教え子の姉の披露宴に出席。そこで出会ったもじゃもじゃ頭の初老の男は、なんと、かの名探偵・金田一耕助だった!披露宴から8日後、若妻が鐘楼から墜落死!犬猫先生と金田一探偵は…。著者初のパロディ・ミステリー!
ホーム電業の影近三兄弟。長兄は社長、次弟は副社長、末弟の宗佑は常務で、アメリカ現地法人の社長をしていた。独身の宗佑は、秘書と恋仲になり、「自分が死んだら会社の株を100株贈与する」という遺書をつくってやった。数日後、女は消え、彼は謎の転落死を遂げた!?ベストセラー『十年後』の著者が、恐怖の企業買収社会の到来を予見!
平家落人の里といわれる湯西川温泉郷の宿で、昔懐かしい映画の上映会が開かれた。新進女流講釈師・初柴あやめは、映画に登場した出演女優の奇怪な心中事件に好奇心を燃やすが、その矢先、露天風呂に浮いた同宿の女性編集者の死体!妖しく美しい蛍火祭に誘われて、謎が謎を呼ぶ…。好評書下ろしシリーズ第3弾!