出版社 : 光風社出版
…これが不倫というものなのだろうか。肌の温かみが伝わってくる。夫とは違う筋肉の盛りあがりを感じながら疼く体を開き…。禁断の愛=不倫の誘惑に抗しきれず、悦楽に悶え燃え尽きようとする熟れた人妻たちの、めくるめく官能の一夜が今日も過ぎてゆく。
美しい顔をゆがめ、唇を噛んだり、身震いしたり、しきりに声をあげて-イイ、イイ、イイ-と泣くような細い声は耳の底で性感帯を刺激して…高額の学費を取る花ムコ学校だが、美人校長自らのベッド講習の人気で生徒は満杯。さて、その楽しみな実習が始まって…現代風俗と男女の営みをリアルな筆致で描く官能長編ロマン。
刑務所から出所したばかりの男が、東京郊外に住む俳句の師匠・原花狼を刺し殺した。二人の接点は。事件の背後を追う雑誌記者・磯田の前に、四百年間も謎に包まれて眠り続ける“太閤遺金”四億五千万両の埋蔵金伝説が…。限りない夢とロマンの黄金探し推理長編。
「ん…んっ…」若妻が首を横に振った。いや、いけないわ、と言っている。指のさらなる侵入を禁じている。てろてろしたパンツの内腿が…AV宅配のバイトをしている慎吾に、AV女優スカウトの話が持ち込まれて、あげくは出演するハメに-満たされない女たちへ、愛の官能宅配便・慎吾の活躍を描く傑作官能ロマン。
男にとって“処女”は永遠のあこがれ。喰べれるものなら、ひとりでも多くの処女を食してみたい…。学生たちからの信頼度も高い大学教授でありながら、香坂鉄夫は、もうひとつの顔を持ったいる。それがバージン・イーター。
戦国乱世の炎激しく、留まることなく燃えるその渦の中に生きる男たち…時流に乗り多くを得る者、時勢に立ち向かい翻弄される者…その陰で、愛する人を思いすべてを捧げて生きようとする女たち…。哀しくも雄々しい戦国士魂を、雄渾の筆致で描き射る傑作群。
風雲急を告げる大坂夏の陣を目前にして繰り拡げられる、真田一族、服部半蔵一味、風摩の一党、入り乱れての忍者合戦。数奇な星のもとに生まれたがため、そのまっただ中に投げ込まれる駒太郎、波瀾の人生。
不倫の清算として医者と看護婦が心中した事件に不審を抱いた美人研修医が、事件の背景を調べ始めたのだが…。次々と自殺者を出す“崇りの部室”を借りてしまったOLの身に起こり出した奇妙な出来事…。ふとしのび寄る『悪魔の囁き』に弄ばれる現代社会のただれた一面と、その暗部に躍る「悪魔」を抉ぐり出す本格傑作ミステリー集。
代表作時代小説百花繚乱。ヴァラエティに富んだ魅力あふれる作品21編を収録した本年度版は40巻の節目を迎え、ますます大きな感銘をあたえるであろう自信のアンソロジーである。歴史・時代小説の金字塔。
極楽の歓喜をもたらす守護神でもついているのか、熟れた人妻・グラマーな美人OL・処女喪失志願の少女など、次々とイイコトが続いている慶悟は今日も、千人力の守り神を背にエロスの極限へと腰を振る。連作官能ロマン。
はんなり風に舞う桜、粋に咲くのは紅朝顔、ひそやかに揺れる野の小菊、華やぐあだ花寒椿…。二十五種の花々が、江戸の町を彩り咲き競う。四季おりおりに、ベテラン・井口朝生が描く市井の人々の恋模様。
東京・新宿のネオン街で起った夜の女殺しに続いて、旅客機爆発墜落事件が発生…。捜査線上に浮かんだ、数年前の自殺事件。一見何の関係もないかに見えるこの二本の糸を、刑事の常道、運・根・勘と最先端の科学捜査力で解決に挑む、本格推理長編。
浮気願望の人妻、コンドームを持ち歩く女子高生、AVマニアの若き未亡人、オフィスラブに燃えるOL…。更なる快楽を求めて大胆に行動する女たちを鮮やかに描き出す最新官能ロマン集。
ふとしたはずみで不倫してしまった課長と行ったショーパブのトップダンサーに憧れて、自分も華やかな夜の世界へ飛び込もうとするOL・美紀…。しかしそこで彼女を待ちうけていたのは、官能で眠れない夜だった…。現代ギャルの夜の生態を赤裸々に描く官能傑作。
戦乱の世に、その戦上手を生かしてのし上ってきた浅井新三郎亮政、その子・久政、そして妻お市の兄信長と越前・朝倉氏との狭間で苦脳する長政…。琵琶湖の北、江北の地に三代に亙って覇をとなえてきた浅井氏を雄渾に描き切る書下ろし時代長編。