出版社 : 勁文社
またたくまに、百合絵は、ふりしぼるような声をはなってのぼりつめ、家元の射精をたすけ、観月が身をひきはなしても、まだ、そのまま、ぐったりしている。家元がにじり口からしのびでると、入れかわりに専二が、そっと入ってくる。すばやくのしかかって、醜怪なそそり勃ちで、放恣にゆるんだ肉のびらつきをくつろげ、ズボリ、ぐわっと押しこみ、すっとひきあげる。この繰り返しで、百合絵の羞恥の断層はぬるぬると潤みが濃くなっている…。母をレイプされた男が繰り広げる淫らな復讐…。長篇官能ロマン。
コスプレ星人と名乗る絶世の美女軍団が襲来した。彼女らは地球上のすべての糖分と男性の高タンパク質を要求してきた。とんでもない要求をつきつけられた日本は政府、マスコミ等を巻き込んで上を下への大騒ぎ。そのころ本編最大の主人公・小仏逸美(美青年)はコスプレ星人に襲われ、宇宙人相手に童貞喪失の大ピンチ…。爆笑保証の長篇スラップスティック。
196×年、戦闘激化の一途をたどるベトナム戦線。召集された日系3世のミツオ・ヤマモトが配属されたのは、戦死者を収容する通称“葬儀屋部隊”だった。そして数年後、血で血を洗う地獄の戦場から帰還し、私立探偵となったミツオを待ち受けているLAでの第2の戦場ー。日系3世の著者が入魂の筆致で描くわがアメリカ、わが日本。長篇ベトナム戦記。
愛する男のために産業スパイとなった美人秘書・裕美。その報酬はレイプ。オフィスで裸に剥かれ、豊満な肉体を晒す。屈辱的な態位で犯され、男のペニスを受け挿れた裕美の秘唇は、妖しく蠢き歓喜の嵐を呼ぶ。だが男は裕美を裏切り、妹の美処女に目をつけた…。
老舗宝石店の美人女社長を奴隷調教したサドの淫獣たち。次の獲物は華道家元の若妻・美穂。その汚れなき若肌を淫靡な眼が舐めずりまわす。激しい肉の調教に呻吟する若妻の、豊かな双丘を割り、灼熱の剛棒が熟れ始めた蜜の源流を抉りまわす。柔肌におされた烙印は、一生消え去ることはないのか…?
ロシア革命直後、密かに日本へ持ち込まれたというロマノフ王朝の秘宝を狙って、ふたつのスパイ組織が日本に潜入した。敵の正体は、クーデター失敗後のKGBから分かれた〈ロシア共和国GA〉と超保守派の〈ソユーズ〉。共和国内での実権を握るための活動資金として、金塊奪還を企てたのだ。敵同士の暗闇に巻き込まれた秘密特務官・梨香は自らも金塊の捜索に着手、ついに東京湾に眠る秘宝を発見する。だがそこで待ち受けていたのは、同時に金塊へたどり着いていた敵組織とのみつどもえの海底戦だった…。
香港に赴任している私は、ここでの生活に満足していた。食べ物も旨いし、なにより美貌の中国人秘書との情事にすっかり溺れていた。次第に妻の存在が疎ましくなってきたある日、秘書が案内してくれた秘密パーティで食した超美味な特別料理に魅せられてしまった。そしてその日から妻が行方不明に…。全編を奇妙な恐怖で包んだ異色ショートホラー&サスペンス集。
一流商社マン松平京一郎は、人気歌手マヤと結婚し幸せの絶頂にあった。引退し、家庭に入るマヤは、芸能界の匂いのない慎ましい女性。新婚生活は順調にすべり出したかに見えた。だが、マンションの真下の部屋の主婦が殺されたその日から、マヤはタバコや酒の臭いを身に染み込ませ、人が変ったような言動をとり始める。やがて、京一郎に小さな疑惑が芽生えたー。
情欲の火焔に身悶えする人妻ー。不倫、近親相姦、火種は尽きない。細くしなやかな指先が花淫を割って、妖しく蠢めく洞穴の奥先で魔物が男を誘っている。満たされない体の疼きに、禁断の世界を彷徨う女たちは熱い樹液を全身に浴び、忘我の境地にむせび泣く。
内裏を舞台に行われた大江山の「鬼」達との壮絶な戦い以来、京には束の間の平和が訪れていた。そんなある日、宴の席で、碓井貞光から一条戻り橋に出没するという橋姫の噂を聞き、一人戻り橋に出かけた渡辺綱は、そこで妖しい魅力を湛えた謎の女、茨木と宿命的な出会いをするのだったが…。そして、息子への帝の寵愛を妬む源頼光の父・鎮守府将軍満仲、内覧の藤原道長の地位を狙う伊周、権力を巡る男達のどす黒い野望は、大江山の首魁・呪天童子の、新たな魔手を呼び寄せることとなるのだった-。戦うことに悩みながらも「鬼」との壮絶な戦いに巻き込まれていく頼光と綱達。好評ファンタジー伝奇ロマン第三巻。
小諸久美子は、27歳のベテラン看護婦。葬式の帰りという喪服の4人が、交通事故の重傷患者として運ばれてきた。3人は滝川建設の社員で、残る1人は好意で葬儀場から乗せた男。その男は付添婦・石室嘉代に『金子』と名乗って死亡した。だが、それは偽名で、滝川建設のライバル東丸不動産のエリートだったことが判明。しかも、東丸側は男の行動を否定した。やがて、石室が失踪し、滝川建設の社員が殺される。久美子は石室の子を預かって、事件の解明に挑むのだが-。書下ろし長篇サスペンス・ミステリー。
健治たちが化石採取に出かけた時のこと、変な男に声を掛けられ、三葉虫の化石を手渡された。それは、“復讐ノ時ハ迫レリ、反銀河同盟”と書かれた挑戦状だった。きっと、健治たちが以前やっつけた時間犯罪人たちが、再び活動を開始したに違いない。彼らは悪人を追ってデボン紀にタイムスリップー。そこでは、時間の流れを変えようとする恐ろしい企てが…。
男の欲望をそそる紺の制服に身を包んだスチュワーデス亜佐。人気のない機内で豊満な肉体を晒す。男を惑わす秘密の花園は馨しい香りをはなち、男の熱い欲望を子宮奥深く注ぎ込まれる。淫花から蜜を垂れ流し、熱く燃えたぎった肉体を制服に包んだスチュワーデス亜佐の淫らなフライトはー。
早坂宗吉は、独身サラリーマン。社長に愛人の子を認知してほしいと頼まれた。報酬は莫大な認知料と重役昇進。いやいやながらひき受けた早坂だったが、世の男性が同じ悩みをかかえている事に目をつけ、商売にできないかと考えた。働かずして収入を得る新手のビジネス・認知業は大当り。だが…。表題作をはじめとする異色官能サスペンス集。
バイロン抹殺のため“デウス”の敢行した軌道上からのレーザー攻撃は、瞬時にロスヴィオスの街を壊滅させた。間一髪シャトルで脱出したバイロン達だが、彼らを乗せた船は、船内で対立するブレイン、ラングトン、ファレルの思いをよそに、何者かに操られ軌道上に浮かぶ“デウス”の本拠地ディープ・ムーンへと加速しつつあった。時を同じくしてディープ・ムーンの中枢ともいうべき集中管理システム「ミダス」が暴走をはじめ、コロニー各所の端末ディスプレイには、「BYRON」の5文字が狂ったように明滅していた-。巨大なコロニーを舞台に自らの過去と対峙するバイロンの凄絶なバトル、待望のシリーズ完結編。