出版社 : 双葉社
地球がフロンティアと呼ばれる世界と繋がり30年。世界中の国々は新たなる資源を求め、フロンティアを探索し始めた。現在は資格があれば、民間人でもゲートをくぐりフロンティアに行けるようになったことで、資源を持ち帰り売却する職業、冒険者が誕生するー。突然会社をクビになった沖田ハジメ。ロクに貯金もないので、生活をするために剣術の経験があった沖田は冒険者となり、初めての冒険で錬金術というスキルを手に入れる。この瞬間から沖田ハジメの人生は黄金に輝き始めー。冒険者になり、チートスキル錬金術で人生一発逆転を目指す現代ファンタジー開幕!
砂漠の国・シャンバラへと拉致された男・ユリウスは、持ち前の錬金術と転移魔法を用いて、街を襲った魔物の軍勢を退けた。そして、砂漠エルフの美人姉妹、シェラハとメープルを妻として娶る。新婚生活を送る最中、森エルフの少女・グライオフェンを保護する。彼女の祖国が魔物に襲われ、窮地に陥っていると言うが…。美人エルフ姉妹&白百合の森エルフと共闘!超強化ポーションと転移魔法が運命を変える!!
「憂国の士」であり、政界、財界のフィクサーとして名を馳せる前嶋が世界最大級のコンサルティング会社「LAC」日本支社を訪れた。用件は「20年、30年先の日本がどうなるか調査してほしい」というもの。命を受けたLACの津山は部下とともに調査をはじめるが…。少子高齢化、AIの進化による職業寿命の短命化、地方の過疎化、優秀な若者の海外流出ー。明るい材料が何一つないなか、津山が出した結論とは。そして、こんな国にしたのは誰なのか。すべての政治家、すべての財界人、そしてこれからの日本を背負う若者必読のいま起きている現実とこれから起こる未来を描いた警告の書。
私の趣味は、男性との肉体を伴ったかりそめの恋。それを、ひそかに「花摘み」と呼んでいるー。出版社に勤めるかたわら茶道を嗜む愉里子は、一見地味な五十一歳の独身女性。だが人生を折り返した今、「今日が一番若い」と日々を謳歌するように花摘みを愉しんでいた。そんな愉里子の前に初めて、恋の終わりを怖れさせる男が現れた。茶の湯の粋人、七十歳の万江島だ。だが彼には、ある秘密があった…。自分の心と身体を偽らない女たちの姿と、その連帯を描く。赤裸々にして切実な、セクシュアリティをめぐる物語。
中学三年生の少女が同級生に刺殺された。加害者の少女は、ある新人文学賞の最終選考で落選し、哀しくなったので殺したと供述。さらに、その新人文学賞を受賞した作家が自殺。遺書には、新人賞を受賞して申し訳ないと書かれていた。その後、加害少女は犯行の動機を二転三転させる。やがて、少年院にやってきた篤志面接委員(刑務所や少年院などの矯正施設に収容されている者の改善更生と社会復帰を手助けする民間のボランティア)に少女は告げた。
1918年、日本統治下の朝鮮。山間の小さな村で育った18歳のポドゥルは、ハワイで暮らす朝鮮人男性のもとへ嫁ぐため故郷をあとにした。結婚相手とはお見合い写真を交換しただけで一度も会ったことはなく、ハワイがどこにあるかもわからない。けれど、楽園と呼ばれるその島へ行けば、何不自由ない生活が送れるうえに、女性でも勉強ができると聞いたのだ。一枚の写真だけを頼りに、同じく「写真花嫁」となる同郷のホンジュとソンファと共に海を渡る。だが三人を待っていたのは、波のように押し寄せる試練の連続で…。激動の時代に痛みを背負いながらも明日を信じた彼女たちの、勇気と愛情に満ちた半生とは。
父に連れられ、宮中に足を踏み入れた少女ソン・ドギム。宮仕えに出された彼女が最初に命じられたことは、父を亡くしてからふさぎこんでいる世孫の話し相手となることだった。以来、世孫の目はいつも楽しそうに笑っている見習い宮女の姿ばかりを追うようになり…。この感情はなんなのか?運命の愛が始まる!
転移してしまった異世界で、聖女として旅を続けていた祐奈。醜く性悪という誤解を受け、未だ顔を隠すヴェールを外せずにいるが、ミスターパーフェクトことラング准将をはじめとする心優しき旅の仲間たちには心を開いていく…。ところが、盗賊の襲撃、意外な人物からの求愛、もう一人の聖女アリスの企みなど、次々と難題がふりかかり祐奈とラング准将の心はすれ違ってしまいー!?第10回ネット小説大賞受賞作品。
ナルシーナの街で依頼や事件を解決し、実力をつけたトーゴ達。旅の目的の五大ダンジョン攻略を目指すべく、経験もかねて中級ダンジョンがあるアーネストに向かうことに。アーネストについたトーゴ達は依頼やダンジョン攻略をしながら日々を過ごしていた。ある日、知り合いの冒険者が「初心者狩り」という犯罪者に襲われていたのを助けたことで、ギルドマスターに呼ばれ「初心者狩り」を逮捕するため囮作戦に協力してほしいと告げられるー。神に転生した少年の異世界ほのぼのファンタジー第二弾!
「黄泉の森には絶対に入ってはならない」 人なのか、ヒグマなのか、禁域の森には未知なる生物がいる。 究極の遺伝子を持ち、生命を喰い尽くすその名はーーヨモツイクサ。 北海道旭川に《黄泉の森》と呼ばれ、アイヌの人々が怖れてきた禁域があった。 その禁域を大手ホテル会社が開発しようとするのだが、作業員が行方不明になってしまう。 現場には《何か》に蹂躙された痕跡だけが残されてた。 そして、作業員は死ぬ前に神秘的な蒼い光を見たという。 地元の道央大病院に勤める外科医・佐原茜の実家は黄泉の森のそばにあり、 7年前に家族が忽然と消える神隠し事件に遭っていて、今も家族を捜していた。 この2つの事件は繋がっているのか。もしかして、ヨモツイクサの仕業なのか……。 本屋大賞ノミネート『ムゲンのi』『硝子の塔の殺人』を超える衝撃 医療ミステリーのトップランナーが初めて挑むバイオ・ホラー!
これは、元王女という肩書き以外何も持たない私が、真実の愛を手に入れるまでの物語ー。幼い頃から虐げられてきた末の王女マデレーネは、王太子である異母兄に命じられ、“成り上がり子爵”として名高いアラン・ノシュタットに嫁ぐことになる。王家は金を、子爵家は公爵位を得るための、愛情のない政略結婚。身一つで嫁いだマデレーネを若き領主・アランは冷たい態度で出迎え、「あなたを妻と思う気はない」と告げる。しかしそこには、マデレーネを守りたいというアランの隠れた思惑がありー?
最年少で宮廷魔導具師になったフレアは、上司からのパワハラで毎日激務に追われ、その間に妹に婚約者を奪われてしまう。途方に暮れていた彼女の前に、強力な呪いに侵され苦しむ、第二王子ユリウスが現れる。フレアは自身の作る魔導具の力で、呪いを抑えることに成功し、第二王子付き特別宮廷魔導具師に任命される。激務から解放され、ユリウスの下で働くようになったフレアは徐々に彼に惹かれていき…。そんな中、フレアはユリウスを救うため、呪いを解こうと動き出すがー!?
未来の天気を100%言い当てることができる『天気予報スキル』を持つ公爵令嬢ウェーザは農業ギルドの青年ラフに拾われたことをきっかけに、たくさんの人から愛される幸せな日々を送っていた。一方で、そのラフとの関係は曖昧なまま。身分差のある二人は正式な婚約者として認められないため、愛し合っているにもかかわらず決定的な言葉をかけられずにいたー。そんななか、とある事件に巻き込まれたウェーザは思わぬところでラフの出自の秘密を知ってしまう!愛し合う二人に待ち受ける衝撃の運命とはー!?
“悪女”と呼ばれ牢獄に囚われていたアマリリスは、美形騎士ユリシーズによって救い出された。お互いが王女と王太子であることが判明し、数奇な運命の巡り合わせにより、二人は結婚することになった。しかし、そんな平和な日々は長く続かなかった。大国に反抗するティムリムという国の魔の手がアマリリスとユリシーズに迫る。最悪の事態を目の当たりにしたアマリリスの前に凛々が現れ、“時”を操る魔法を使う。やり直しの人生で破滅の危機を回避する、アマリリスの奮闘劇!
幼い女の子おチビはある日突然、自分が異世界転生したことを思い出しました。この世界で一緒に暮らすおにぃとねぇねは大好きだけど、生活はとっても苦しくて、今日のご飯にも困る生活…。おチビはそんな逆境に負けずにスキル「想像創造」で創り出したものを活用してお金を稼いだりポーションを作ったりー優しい人たちの助けも受けながら生活もしだいに豊かになっていきます。皆で遊んで笑ったり、美味しいご飯に感動したり…すくすくと育っていく彼女の物語が始まります。
フェンリルの幼体シロとともにエルフの森の危機を救ったレインは近くにある湖で悠々自適なスローライフを堪能していた。しかし、自然豊かな湖に大量のゴミが捨てられていることに気づいたレインはゴミを餌とする魔物を見つけ、魔物を利用した環境保護を思いつく。自分一人で調査しようとするレインだったが、母であるミリアが護衛としてついてきて…!?怠惰な食っちゃ寝生活を目指すスローライフファンタジー第二弾!
ミズホ神国と国交を結ぶことに成功したクラフトたち。転移門が開かれ、自由に行き来できるようになったこともあり、両国は交友関係を深めていた。そんな中、湿地開発の遅れの報がクラフトたちに届く。湿地帯のヌシである八ツ首ヒュドラを倒したにも関わらず魔物の数が増大しているため、開拓が満足にできていないという。そして遠方のミズホ神国にまで魔物の大軍勢が押し寄せてきて…。「小説家になろう」発、伝説級の錬金術師による自重知らずの辺境開拓譚、激動の第七巻!
世界のさまざまなカフェメニューを提供する、カフェ・ルーズ。円が営むカフェもコロナ禍の影響を受けていて……。日常のちいさな事件や、モヤモヤすることを珍しいお菓子が解決していく。「こんなカフェに行きたい!」の声続々のコージーミステリー第二弾。
インパール作戦で敗軍収容任務についた北原は、終戦後まもなく戦争犯罪に関する呼び出しを受ける。捕虜の処刑と民間人に対する虐待容疑ー。現れた語学将校の英人大尉は、偽りを述べたら殺すと言い放ち、腹を探るような問いを続ける。尋問を通して北原は、戦時中には分からなかった敵の事情を知り、友軍将兵の秘めたる心理を知り、やがて英人大尉がただの語学将校でないことを知る。