出版社 : 幻冬舎
心霊、オカルト、SF、サイコ、ミステリー。あらゆる恐怖が押し寄せる!大ヒット『意味怖』シリーズ藤白圭率いる愉怪屋主催のコンテスト「愉怪屋杯」。第五回受賞作品をまとめた、珠玉のホラー・アンソロジー。
芸歴30年、冴えない落語家のもとに弟子志望が続々現れるーー⁉ 元子役イケメン・中年小太りサラリーマン・「〜系」連発ギャル 自由奔放な3人に翻弄される、とんでも数奇な師弟関係 花楽亭一門最後の一人である喜之介は、芸能人生の節目を迎えて自分の行く末を考えていた。 そこに突然、「人柄と芸に惚れた」という入門志願者が押し寄せる。この異常な事態に彼らを訝しむも、日常に入り込まれるうちに師匠としての自覚が芽生え始める喜之介。 誰を弟子にするのか決めあぐねる喜之介にしびれを切らした志願者たちは、公開弟子試験の開催を目論む! そこで明かされる、一連の仕掛け人と弟子たちの秘密とは……。 第一章 怒涛 第二章 面談 第三章 疑惑 第四章 体験 第五章 不思議 第六章 提案 第七章 試験 第八章 説明 第九章 子は鎹 第十章 花楽亭喜之介一門
「死」とは何だ? 中学、ほとんど話をしたことがない同級生・下山。 しかし高校生となり、今では親友と呼べるような間柄に。 だが夏休み、とある事件で、誰にも会わなくなった少年。 それは・・・・・・。 「生」と「死」を巧みに活写した雄編。
人生の指針を探し求める全ての人に贈る、六つの物語。李氏朝鮮を舞台に、共存共栄の精神の大切さを問う『魔女の涙』、長年の努力が実らない絶望と、その後の再起をテーマにした『海底農園』。さまざまな時代に生きる人々の想いや生き様を拾い上げ、人生の切なさと儚さを細やかな筆致で描いた、珠玉の短編集。
飛ばされたのは、太陽と海が輝く沖縄ーー 失意の中行き着いた南の果てで、人生逆転を目指した挑戦が始まる。 社会で生きる難しさと人生の美しさが詰まった、ノンストップエンターテインメント。 <あらすじ> 自動車販売会社のエリート街道をひた走っていた角野は、自ら希望して異動した中古車部門で心身ともに憔悴しきるほどの挫折を味わう。 半ば左遷のように言い渡された次なる勤務地は、沖縄の弱小営業所だった。 東京編 大阪編 沖縄編
型通りの美術史や名画解説では飽き足らない人へ。キリスト教、社会史、美学、絵画技法…etc.古代ローマから現代まで、西洋美術を立体的に捉える新しい手引書。計313作品とともにあなたの“見る眼”を開かせる。
毎日をただこなすように生きてきた平凡な中学生のキートは、死んだはずの7歳上のいとこから、天国にたまねぎを密輸するバイトを持ちかけられた。ついでに、死後も更新が続くいとこのSNSの乗っ取り犯さがしも命じられる。突然訪れた非日常。その中で、自身の平凡さをもてあまし、非凡であることに憧れと恐れの両方を抱いていたキートが、最後にたどりついた真実とは…。
あなたの日常に、きらめきと楽しさを。誰にでも親しみやすい視点で選び抜いた国宝の魅力と、それを通じて得られる感動を届ける博学篤志の1冊。これで国宝の新たな一面を発見する旅へ、いざー。
遠い宇宙のかなたにあるソンブレロ銀河。そこでは「As Game」と呼ばれるバーチャル空間での決闘が星の未来を決めていた。惑星ソブリンの3兄弟ゼブリン・グラント・ボールドとホライズン一族は長きにわたり、互いに反目し合う関係だった。ある日、長男・ゼブリンは「黄金星」を賭けたホライズンとの戦いに挑んで…。壮大な宇宙バトルが幕を開ける!
不器用ながらもまっすぐな感情を貫いた先にあったものー。京都・伏見の酒蔵を舞台に、激情と愛情のはざまで、しゃにむに生きた若人の悲しく、せつない物語。
中高生に人気のベストセラー小説『君と、青宙遊泳』。それは、高校教師・卯之原朔也がかつて封印した物語に酷似していた。今は亡き高校の同級生・日邑千陽と過ごした7年前の夏、あれは「僕たちだけの物語」だったはずなのに。覆面作家ルリツグミの正体を探る卯之原の前に、当の本人が転校生として現われるー。
妻との死別をきっかけに仕事を辞めた男は、思い出が残る中国を訪れる。道中で出会った奇妙な仲間とともに、文明を辿る旅が始まったー。夢と現実が交差する世界を描いた、予測不能なファンタジー小説。
知れば知るほど、知りたくない 恋人の自殺、突然の逮捕、親友の変貌、真相を知るという怪しげな男。 平凡な男子高校生に罠を仕掛けた犯人とは? 真相解明に奔走する彼を待ち受けていたのは、 にわかには信じがたい残酷な現実だったーー。 最後に全てがひっくり返る、超ド級ジェットコースターミステリー! 恋人である有希の自殺未遂を救った、高校3年の今岡蒼斗。 翌日彼が目を覚ますと、枕元には警察が立っていた。 「今岡蒼斗18歳、殺人未遂容疑で逮捕する」 この日を境に、蒼斗の平穏だった日常が徐々に狂い始める。 背後で蠢くのは、彼には到底太刀打ちできない大がかりな仕掛けだった。
不思議な出会いがもたらした、ささやかな喜びに満ちた日々。4年前、足の怪我を治療したことをきっかけに毎日ベランダにやってくるようになった野良ハトのポッポ。そんなポッポと私と相棒の、豊かな日常を綴ったエッセイ。
この世界の全ては、七つの方角に分類される。偉大なる精霊が世界を創造する時、その中の六つの方角を定めた。精霊に決められない最後の方角とはー。笑顔になる理由を、そっと教えてくれる物語。表題作の『真夜中の精霊たち』ほか、四篇を収録。心の迷いを解きほぐす、問いかけに満ちた短編小説集。
いつからだろう、海鳴りが聞こえなくなったのは。個人の物語は、生きた時代や社会の変化、地域性とどう関わってくるのか。夫と死別して六人の子持ちの男に嫁いだつね、戦後に生まれたその娘千津、父親の顔を知らずに育った同郷の誠司。高度成長期に至る、社会や地域の変化とそこに生きる人々の物語。