出版社 : 早川書房
ダーニクの活躍で魔神を撃退したガリオン一行は、予言に記された対決の場所の秘密が隠されているケルの町まで、あと一歩というところまで迫っていた。一刻も早くケルで秘密を明かさないことには、ガリオンの息子はザンドラマスの手でいけにえにされ、全世界が闇の手に落ちてしまう。ところが、ケルには、よそ者を寄せつけないための呪いがかけられていた。はたして、ガリオンたちは無事ケルにたどりつけるのか…。
白血病という不治の病にもかかわらず、大金持ちの青年ヴィクターは才気にみち、生き生きとしていた。健康そのものの美しい娘ヒラリーは、隠遁生活をおくる彼の看護をするうち、自分にはない知性とエキセントリックな魅力に惹かれ、彼の愛人になった。だが一方で、彼女を求めるごく普通の健全な若者とも恋におちる…。潮風が吹くボストン近郊の海辺の町を舞台に描く、痛切な愛の三角関係。アメリカ文壇の新星が放つ話題作。
楽しい時はもちろん、疲れた時も笑いは一杯の酒にまさる。ブリタニカ百科事典をナナメ読みした学識豊かなラブストーリー「エンサイクロペディア国の恋」。おたがいに誰だか思い出せない2人がばったり出会った場合の困った会話「やあ、ひさしぶり」。などなど、ロバート・ベンチリー、コーリイ・フォード、アート・バックウォルドらアメリカン・ユーモア黄金期の名篇の数々を『ユーモア・スケッチ傑作展』からさらに精選。
ユーモアのセンスこそ、人生の貴重な宝物。ぞろぞろいた楽音家バッハの一族に光をあてる「忘れられたバッハ」。楽しい遠乗りの1日がだいなしになってしまう「自転車の修繕」。なぜそういう時に限ってそういうことが起きるのか(あるいは起きないのか)という重要問題を解明する「フェトリッジの法則」。フランク・サリヴァン、ジェローム・K・ジェロームら、英米加の笑いの名品を『ユーモア・スケッチ傑作展』から抜粋。
ミステリ専門書店を経営するアニーは、地元劇団のリハーサル中に起きた本物の殺人事件に巻き込まれてしまった。しかも第一の容疑者は愛しい恋人のマックス。アニーはミステリから得た知識を頼りに、事件の謎に挑戦するが…。ミステリを心から愛するコージー派の著者が贈る、本格推理の新シリーズ第1弾。アンソニー賞、アガサ賞ダブル受賞に輝く話題作。
中原全土を巻き込んだパロ=モンゴールの戦いは、人々の運命を大きく変えた。パロの遺児リンダとレムスは、辺境の地で出会った豹頭の超戦士グインに守られ、無事草原の国アルゴスにたどりついた。しかし、風雲急を告げる中原情勢は彼らを離れ離れにしてゆく。一方パロの都クリスタルでは、美貌の公爵アルド・ナリスがパロ奪回の計略を着々と進めつつあった。-未曽有の大河ロマン、グイン・サーガ。第3部戦乱篇ここに登場。
イスタンブール沖に浮かぶ帆船の上でテレビのミニシリーズを製作中の映画クルーが、クルド人ゲリラの一団に襲われ、人質に取られた。ゲリラたちの目的は、映画クルーの解放とひきかえに、クルド国家建設のアピールを全世界に放送させること。アメリカ領事館のテロ対策専門家ポール・サイラスはトルコの警察当局と協力して人質の解放に全力を傾ける。だが、ゲリラのリーダー、リトル・フォックスは狡猾で、なかなか〓@68D2を見せなかった。その矢先、リベラルな言動で知られる映画の主演女優アマンダ・モーガンが、人質の身代わりを申し出て、事態は思いもかけない方向に進んでいく…。祖国建設の悲願を叶えようとするクルド人ゲリラのリーダーを軸に、アメリカ、トルコ、そしてソ連の特殊部隊までを巻き込んで展開するテロと暗闘。ロス・トーマスらに絶賛された期待の新鋭の冒険アクション。
挫折したピアニスと声楽家の恋を描き、人間と芸術のかかわりに迫る表題作、ぼけかかった妻がぼけてしまった夫の心を再発見する「ホラスとマーガレットの52回目の結婚記念日」、老人に教わった魔法で少年が空を飛ぶファンタジックな「崖」など-。ストーリーの面白さ、テーマの切実さと奥深さ、登場人物の魅力が渾然一体となって、人生の歓びと不思議と恐怖を映しだす。
ヴェトナムから移住して成功をおさめた実業家レは、深夜ひとりで自分の所有するマリーナに出向いた。立ち退きを拒否するマリーナの船上生活者のひとりから呼び出されたのである。だが、桟橋で彼を出迎えたのは、一発の銃弾だった。レ殺害の容疑は、レを呼び出したヴェトナム戦争の退役軍人にかけられた。だが、本人は犯行を頑強に否認しつづけていた。容疑者の公選弁護人からの依頼で調査をひきうけたブラントステッターは、事件の起きた晩に東洋人二人組がマリーナから逃げていくのを目撃した人物を見つけ出した。その目撃者の話によると、しばらくまえにヴェトナム料理店で四人のヴェトナム人を射殺したのも、それとおなじ二人組だったという。はたしてふたつの事件に関連はあるのか?東洋人二人組とはいったい何者なのか?ヴェトナム人社会の複雑に絡みあった絆に秘められた謎にブランドステッターが挑む、待望のシリーズ最新作。
魔風海峡を渡ったタリオン一行が漂着したのは、海面よりも低く位置し沼地や密林が広がる一大陥没大陸だった。そこでタリオンらはラドゥ七賢人の苗裔三人と邂逅、その助力を得て義勇軍と合流すべく、妖魔の細胞が跋扈するこの大陸を北上し始める。一方フォルタ率いる義勇軍は、冷酷非道なハザル・モルティーギによる思いも寄らぬ攻撃を受け、かつてない窮地に陥っていた…。愛の戦士タリオンの活躍を描くシリーズ第11巻。