出版社 : 東京創元社
彼らの敵は人ではない。--ある種の神だ。 戦闘サイボーグ部隊vs.高次元生命体が憑依した超人。 第6回創元SF短編賞受賞作にはじまるアクションSF連作長編。 〈裏世界ピクニック〉の著者、もう一つの代表作! その男は北京の空高く浮かび、ステップを踏んだ。力強く、優美な、狂気を秘めた舞い。そのたびに戦闘機は墜とされ、地上には深々と炎が刻印される。かくしてユーラシアは滅び去ろうとしていた。--西暦2030年、砂に埋もれ廃墟と化した北京へ、米軍の戦争サイボーグ部隊の精鋭12名が突入した。この神のごとき超人、エフゲニー・ウルマノフを倒すために。 第6回創元SF短編賞受賞作収録。『裏世界ピクニック』の著者による本格的アクションSF、ついに書籍化。
遷都した福原の平清盛邸で、怪事件が続発! 清盛の異母弟・平頼盛は、 清盛とその三人の息子から 源頼朝との内通を疑われながらも、 守護刀紛失や変死事件の謎に挑むが!? 第4回細谷正充賞受賞作『蝶として死す』に続く、長編歴史ミステリ! 1180年。平清盛は、高倉上皇や平家一門の反対を押し切ってまで、京都から福原への遷都を強行する。清盛の息子たち、宗盛・知盛・重衡は父親に還都の説得と、富士川の戦いでの大敗を報告するため、清盛邸を訪問するが、それを機に邸で怪事件が続発してしまう。清盛の寝室から平家の守護刀が消え、平家にとって不吉な夢を喧伝していた青侍が切断された屍で発見され、「怪鳥を目撃した」という物の怪騒ぎが起きる。清盛の異母弟・平頼盛は、異母兄に捕縛を命令されていた青侍を取り逃した失敗を取り戻すため、甥たちから源頼朝との内通を疑われる中、事件解決に乗り出すが……。話題作『蝶として死す』に続く、長編歴史ミステリ!
舷から堕ちていった少年の名は、白菫といった。船は純真無垢な少年たちと智慧ある導師を乗せ、楽園を目指して天空の旅をしていた。かれの墜落死は不運な事故とされた。この希望に溢れた船上に、みずから身を投げる理由などあるはずがなかったから。けれど、親友の矢車菊には気がかりなことがあった…。幻想文学の新鋭による初の小説集。
【特集】人気作家による豪華競演! 名探偵と名犯人の攻防を描く倒叙ミステリの最前線 [新連載]五線紙上の殺意 犯罪相談員〈1〉 石持浅海 ギガくらりの殺人 相沢沙呼 空ろの匠 大倉崇裕 世界の望む静謐 倉知 淳 吾輩は犯人である 似鳥 鶏 [ブックガイド]『Shooting Columbo』の衝撃 町田暁雄 【第22回本格ミステリ大賞全選評】 第22回本格ミステリ大賞受賞作決定! 第22回本格ミステリ大賞選考経過 受賞の言葉 [小説部門]芦辺 拓・米澤穂信 [評論・研究部門]小森 収 選評 小説部門 選評 評論・研究部門 【小説】 きみのかたち 第2回 坂木 司 特撮なんて見ない 第3回 澤村伊智 小瓶の魔族 廣嶋玲子 台北パテーベビー倶楽部 溝渕久美子 悪魔の橋 フランシス・ハーディング 児玉敦子 訳(※電子版には未収録) 【ESSAY】 装幀の森 第1回 アルビレオ ぼくたちが選んだ 第3回 有栖川有栖・北村 薫・宮部みゆき 翻訳のはなし 第3回 持ちこみ成功! 越前敏弥 ホームズ書録 切り抜き合本にはまだ翻案が 『単編集 乙一』『単編集 乙四』 北原尚彦 【COLUMN】 ひみつのおやつ*おやつの時間 白尾 悠 私の必需品*使い古しのペン 潮谷 験 【INTERVIEW 期待の新人】 京橋史織 川野芽生 【INTERVIEW 注目の新刊】 『馬鹿みたいな話! 昭和36年のミステリ』 辻 真先 『空をこえて七星(ななせ)のかなた』 加納朋子 【BOOKREVIEW】 [文芸全般] 瀧井朝世 [国内ミステリ] 宇田川拓也 [翻訳ミステリ] 村上貴史 [SF] 渡邊利道 [ファンタジイ] 三村美衣
多彩な怪奇譚を手がける翻訳者が精選した名作、傑作、怪作! ブラム・ストーカーに先駆けて発表された吸血鬼小説に焦点を当てる画期的アンソロジー。 伝説の大著『吸血鬼ヴァーニー』抄訳ほか本邦初訳作多数収録。 詳細な各編解説・解題を付す。 ブラム・ストーカー『吸血鬼ドラキュラ』に先駆けて発表された吸血鬼小説に焦点を当てた画期的アンソロジー。バイロン、ジョン・ポリドリによる名作の新訳のほか、ヴィクトリア朝イギリスで書かれ、全232章という長大さで知られる伝説のゴシック小説『吸血鬼ヴァーニー』抄訳など、本邦初紹介の作品を中心に10篇を収録する。
高校生の滝本望は、お蔦さんの愛称でご近所に親しまれる祖母と、神楽坂で暮らしている。その神楽坂では、万引きが多発しているというので商店街全体で警戒していた矢先のこと、和菓子店の主人が逃げる犯人に突き飛ばされて怪我をしてしまった!正義感に駆られる望と友人の洋平は、似顔絵を描いて犯人を捕まえようと思い立つが…。商店街を騒がせた出来事を描く「よろずを引くもの」を始め、書き下ろしを含む全七編を収録。粋と人情、そして美味しい手料理が味わえる大好評シリーズ、待望の最新作!
テレビドラマの生放送中なんと主演女優が殺害される!? 年末ミステリランキング3冠『たかが殺人じゃないか』待望の続編 “ミステリ界のレジェンド"が放つ、鮮烈な本格ミステリ 『仮題・中学殺人事件』(1972)から50周年&卒寿記念出版 生放送中のテレビスタジオで主演女優が殺害された! 自らが手掛けたミュージカル仕立てのドラマ撮影現場での殺人に、駆け出しミステリ作家・風早勝利と、名バイプレイヤー・那珂一平が挑む! 戦前の名古屋を活写した『深夜の博覧会 昭和12年の探偵小説』、年末ミステリランキングを席巻した『たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説』に続く、〈昭和ミステリ〉シリーズ第三弾。ミステリ作家デビュー50周年&卒寿記念出版。
死後の世界があるなら、あなたに合図を送るわ 自殺した女性は母親を失って以来、 精神的に不安定になっていた。 だがエーレンデュルはわずかな疑念をもとに、 孤独な捜査を進める アイスランド推理小説大賞受賞 CWAインターナショナルダガー賞最終候補作 人気シリーズ第6弾 彼女は湖のほとりのサマーハウスで首をつっているのを発見された。夫によると数年前に親密だった母親を病で失い、以来精神的に不安定になっていたという。死後の世界に興味をもち、降霊術師のもとにも出入りしていた。自殺で間違いない。だが本当に? レイキャヴィクの捜査官エーレンデュルは、わずかな疑問を胸に孤独な捜査を進める。暴かれる悲痛な過去、明らかになる驚愕の真実に、心の奥底までゆさぶられる好評シリーズ第6弾。
写真を撮る楽しみを教えてくれた、松原京介の不可解な死。離婚話で揉めていた彼の妻は、関与が疑われたものの、死亡時刻にはタクシーに乗っていた。どこをどう見ても、不運な事故としか考えられない状況だったがー恩人の死をその妻の仕業と確信した駆け出しカメラマンの安見直行は、祖母の助言によって六角法衣店を訪れる。店の主は代々京の辻や橋に立ち、道のさざめきから神託を受け、失せ物を見つけ出すことができるというのだ。直行は恩人の死亡事故を他殺と証明する証拠を探して欲しいと依頼するが、若くて無愛想な店主・六角聡明からは、けんもほろろに断られてしまう。だが、直行の撮った一枚の写真がきっかけで、六角は事件の証拠探しに協力を約束する。現代のガジェットによって構成された不可能犯罪を、緻密な論証で見事に解き明かす表題作ほか全五編を収録。第十六回ミステリーズ!新人賞受賞者による出色のデビュー連作集。
2021年2月のAmazonベストブックの一冊 〈ニューヨーク・タイムズ〉ベストセラー 35か国語に翻訳予定 ナチス占領下のパリ。 苦しくても、わたしたちには愛する本があった。 戦時下のパリを生きた図書館員たちの 勇気と友情を描く感動作! 1939年パリ。オディールはアメリカ図書館の司書に採用された。文学を愛する彼女は熱心に仕事に取り組むが、ついにドイツと開戦。図書館は戦地の兵士に本を送るプロジェクトを始める。だがドイツ軍がパリ市内に入り、ユダヤ人の利用者に危機が訪れる。利用者のために図書館員が考え出した方策とはーー。戦下のパリと1980年代のアメリカを舞台に、オディールの波瀾万丈の人生と、ナチス占領下の図書館員たちの勇気を描く感動作!
なぜ俺に、またゴーストライターを頼んだのだ 余命6ヵ月の宿敵からの代筆依頼。 初版5万部の自叙伝刊行が会社存続の鍵。 続々と明らかになる、IT企業の創業者の 偽りの過去や警察沙汰・・・・・・ 吉川英治文学新人賞作家が新たな境地で描く、驚愕のミステリ! IT企業の会長・釜田芳人から自叙伝の代筆の依頼を受けた、フリーライター・上阪傑。余命半年だという釜田とは、以前支払いトラブルがあったのに再度依頼してくるのは何故なのか? 取材を進めるにつれ、これまで明かしてこなかった創業エピソードの連続に驚く、と同時にこの依頼の裏に何があるのか疑念は深まっていくーー。吉川英治文学新人賞作家が描く、渾身のミステリ。
この奇妙な館にひとり暮らす「僕」が、 自分の過去に、そして世界に疑問を抱いたとき、 彼の世界はまわりはじめる・・・・・・ そこは、海からの潮に洗われ、 古代めいた彫像に飾られた 数多の広間が連なる館。 世界幻想文学大賞、ヒューゴー賞、ミソピーイク賞、 ローカス賞新人賞を受賞した世界的ベストセラー 『ジョナサン・ストレンジとミスター・ノレル』の著者の傑作幻想小説。 ピラネージは海に囲まれた神殿を思わせる、巨大な建造物の中で孤独に暮らしていた。他にこの世界にいるのは、たまに話をする学者だけ。だが、ある日見知らぬ老人に出会ったことから、彼は自分が何者で、なぜこの奇妙な世界にいるのかを疑問に思い、失われた記憶を探り始める。数々の賞を総なめにした『ジョナサン・ストレンジとミスター・ノレル』の著者が、異世界とは何か、人はなぜ異世界に惹かれるのかという根源的な謎に挑む傑作。
【特集】2022年5月映画公開記念 小説と映画でより深く楽しむ『流浪の月』の世界 映画『流浪の月』特別鼎談 凪良ゆう×広瀬すず×松坂桃李 流浪の月 シナリオ版(抄) 原作:凪良ゆう 脚本:李 相日 未来の月へ 凪良ゆう 書店員エッセイ 『流浪の月』文庫化に寄せて 【新連載】 きみのかたち 第1回 坂木 司 【小説】 特撮なんて見ない 第2回 澤村伊智 ジャッカル 乾石智子 青いワンピースの怪談 大島清昭 神の光 北山猛邦 ちゃんとしない息子 君嶋彼方 赤の追憶 櫻田智也 まるで渡り鳥のように 藤井太洋 北の詩人からの手紙 柳川 一 ハンブルパピー ジョーン・エイキン 三辺律子 訳 シャンクスと鍵のかかった部屋 ロバート・ロプレスティ 高山真由美 訳 【特別企画】 有栖川有栖×綾辻行人×今村昌弘 『図書館でミステリー ミステリー作家(ルビ:3 (参上))』開催報告 第22回本格ミステリ大賞候補作決定! 第22回本格ミステリ大賞予選会選評・選考経過 【ESSAY】 ぼくたちが選んだ 第2回 有栖川有栖・北村 薫・宮部みゆき 翻訳のはなし 第2回 仕事椅子の話 中原尚哉 乱視読者の読んだり見たり 第3回 ジーン・ウルフの“Suzanne Delage”を読む 若島 正 ホームズ書録 切り抜き合本から掲載号を推理した「探偵実話 村醫者」 北原尚彦 【COLUMN】 ひみつのおやつ*菓子パン 菊石まれほ 私の必需品*雨の音 一本木透 【INTERVIEW 期待の新人】 床品美帆 清水裕貴 【INTERVIEW 注目の新刊】 『タイムマシンに乗れないぼくたち』 寺地はるな 『獣たちの海』 上田早夕里 【BOOKREVIEW】 [文芸全般] 瀧井朝世 [国内ミステリ] 宇田川拓也 [翻訳ミステリ] 村上貴史 [SF] 渡邊利道 [ファンタジイ] 三村美衣
常に太陽に同じ面を向ける植民惑星の、永遠の昼と夜に挟まれた黄昏地帯で、ゆるやかに衰退してゆく人類。ソフィーは愛する対象であり革命を志すビアンカをかばって町を追放されるが、永遠の夜の中で異質な知的生命体と出会い、人類がこの過酷な惑星で生き延びるための重大な秘密に迫ってゆく…。ネビュラ賞・ローカス賞受賞『空のあらゆる鳥を』の新鋭作家が放つ、ローカス賞SF長編部門受賞・ヒューゴー賞候補作。
編集者ロベール・デュボワが週末に原稿の束を抱えて帰ることはもうない。持ち帰るのは何本もの原稿の入ったタブレットのみだ。紙の本は消えてしまうのか?読者は何を求めているのか?なじみのレストランでの、ワインと料理に舌鼓を打ちながらの著者との打合せも、もうなくなるのだ。今や、ワインよりビール、コーラとハンバーガーの若者たちが中心となり…彼らの提案の新鮮さに驚かされもする。おまけに行きつけの昔ながらのビストロはスシ・レストランに身売り!紙に埋もれて生きてきた昔ながらの編集者デュボワが直面する時代の変化の嵐。当惑そして諦め…しかし軽やかに飄々とそれらを超越する彼。変わりつつある出版界と読書人たちに捧げる、小品でありながらも風格ある一冊。
推理小説の名探偵に憧れて“天野春近探偵事務所”を開いたものの、依頼は多くはない。以前の事件で知り合った中学生・楓の家庭教師も副業として継続している。そんな夏の日、どこか不自然な様子を見せる園児がいるので調べてほしいと、保育園の園長から相談を受けた。表立って不審な点は見られないが、長年子どもたちに接してきた園長のカンだという。調べを始めて数日後、春近は園児との散歩途中にこちらを指さすような動きをする子どもの霊に気づく。その霊は先月に亡くなったばかりの園児だと判明するが、はたしてその動きは何を意味しているのか?『ただし、無音に限り』に続く、“霊の記憶が視える”私立探偵・天野春近の調査ファイル。
シェルバネンコ賞受賞のビブリオ・ミステリ 失踪した読書家の婦人。 彼女が残した本のリストから 読書セラピストが真相を探り出す。 悩める人々に文学作品を処方する読書セラピーを始めたヴィンチェ。彼のスタジオの階下の女性が失踪、状況証拠から夫が疑われる。読書家の彼女が読んでいた本のリストからヴィンチェは真相を探り出す。失踪女性の物語は、「失踪」「別の人生」「入れ替わり」が大きなテーマだ。人々の様々な悩みと彼の処方する作品の数々は味わい深い。シェルバネンコ賞受賞のビブリオ・ミステリ
■『短編ミステリの二百年』(小森収編)完結記念、対談や各巻解題、短編掲載などで贈る。特集「祝・完結!『短編ミステリの二百年』振り返り」。■気鋭が描く、青春ミステリ長編開幕! 新連載、澤村伊智『特撮なんて見ない』。■当代きっての本好き三人がとっておきの短編を紹介する、エッセイ新連載。有栖川有栖、北村 薫、宮部みゆき「ぼくたちが選んだ」。■乾石智子、倉田タカシ、倉知 淳、近藤史恵、榊林 銘、砂村かいり、松樹 凛、森谷明子、イザベル・フォール、リング・ラードナーが贈る、読切掲載ほか。 ■目次■ 【特集】祝・完結!『短編ミステリの二百年』振り返り 対談 小森 収(『短編ミステリの二百年』編者)×杉江松恋(書評家) ここだけの編集後記 『短編ミステリの二百年』全6巻 編者解題 誰が配ったっけ? リング ・ ラードナー 直良和美 訳 (『短編ミステリの二百年』ボーナストラック) 【新連載】 特撮なんて見ない 第1回 澤村伊智 【読切】 運命女神(リトン)の指 乾石智子 おうち 倉田タカシ 正義のための闘争 倉知 淳 幻想のフリカッセ 近藤史恵 自殺相談 榊林 銘 銀が舞う 砂村かいり 影たちのいたところ 松樹 凛 聖樹(せいじゅ)/星合(ほしあい)森谷明子 私の性自認は攻撃ヘリ イザベル・フォール 中原尚哉 訳 【ESSAY】 ぼくたちが選んだ 第1回 有栖川有栖・北村 薫・宮部みゆき 翻訳のはなし 第1回 エンタメ翻訳党宣言 田口俊樹 乱視読者の読んだり見たり 第2回 ジーン・ウルフの「取り替え子」を読む 若島 正 【COLUMN】 ひみつのおやつ*ポテトチップス 蝉谷めぐ実 私の必需品*今日の一本 風森章羽 【INTERVIEW 期待の新人】 明神しじま 【INTERVIEW 注目の新刊】 『残月記』 小田雅久仁 【BOOKREVIEW】 [文芸全般] 瀧井朝世 [国内ミステリ] 宇田川拓也 [翻訳ミステリ] 村上貴史 [SF] 渡邊利道 [ファンタジイ] 三村美衣
八年ぶりに因縁のある旅人と再会した料理人の話、飢饉に苦しむ国を救った商人の話、不思議なナイフで自らの“影”を切り離した男の話。一見関係が無さそうな三つのエピソードが並行して語られ、終盤でひとつになるとき、驚愕の真相が浮かび上がる!大胆な仕掛けと巧みに張り巡らされた伏線で、本格ミステリの謎解きを紡いだ、第七回ミステリーズ!新人賞佳作「商人の空誓文」。どんな賭けにも負けない力を得た少女、あらゆる傷を跡形なく消し去る名医…。この世の理に背く力に人生を狂わされる者たちの五つの物語と、その背後で進行する、国の存亡に関わる陰謀。架空の異国を舞台に、本格ミステリの興趣を巧みに織り込んだ、異色のミステリ連作集。