小説むすび | 出版社 : 東京創元社

出版社 : 東京創元社

ルビーが詰まった脚ルビーが詰まった脚

中には見たこともないような鳥がいた。 羽根はすべて純金で、目はろうそくの炎のようだ。 「わが不死鳥だ、あまり近づかないようにな。凶暴なのだ」 不死鳥とルビーが詰まった義足を押しつけられた 青年が見いだした解決策とは? 表題作他全10編を収録 ガーディアン賞、エドガー賞受賞の名手が織りなす摩訶不思議な世界 不死鳥と、ルビーが詰まった義足を獣医から引き継いだ旅人テーセウスの選択を描いた表題作ほか、つつましやかな幽霊犬を競売で手に入れた書類箱の中にみつけた飼い主の話「ハンブルパピー」、上の階に行くことを絶対に拒否し続けた女の子の運命「上の階が怖い女の子」など、奇妙で幻想味にあふれ、ときに優しく、ときにぞっとするような怖さを秘めた短編全十編を収録。ガーディアン賞、エドガー賞を受賞した著者の傑作短編集第二弾。 ■目次 「葉っぱでいっぱいの部屋」 「ハンブルパピー」 「フィリキンじいさん」 「ルビーが詰まった脚」 「ロープの手品を見た男」 「希望(ホープ)」 「聴くこと」 「上の階が怖い女の子」 「変身の夜」 「キンバルス・グリーン」

紙魚の手帖Vol.07紙魚の手帖Vol.07

【受賞作決定!】 第32回鮎川哲也賞 選評  辻 真先・東川篤哉・麻耶雄嵩 第19回ミステリーズ!新人賞 選評 大倉崇裕・大崎 梢・米澤穂信 【第19回ミステリーズ!新人賞受賞作】   ルナティック・レトリーバー 真門浩平 ●名門大学学生寮で、日食の最中に巻き起こった事件を描く。第19回ミステリーズ!新人賞受賞作 【新連載】 明治殺人法廷 第1回 芦辺 拓 1(ONE) 前編 加納朋子 【小説】 ねじれ位置の殺人 犯罪相談員〈3〉 石持浅海 きみのかたち 第4回 坂木 司 特撮なんて見ない 第4回 澤村伊智 記憶の対位法 第2回 高田大介 ファインダー越しの、 秋永真琴 『昭和ふしぎ探訪』 愛蔵版に寄せて 榊林 銘 黒いレプリカ 櫻田智也 二十七番目の男 ネイサン・イングランダー 小竹由美子 訳 【特別企画】 新訳版『長い別れ』刊行記念対談! 田口俊樹×杉江松恋 鮎川哲也賞受賞者特別対談 青崎有吾×今村昌弘 【ESSAY】 装幀の森 第3回 アルビレオ ぼくたちが選んだ 第5回 有栖川有栖・宮部みゆき・北村 薫 翻訳のはなし 第5回 短歌と小説、どちらがこわい 金原瑞人 乱視読者の読んだり見たり 第4回 死人に口あり 若島 正 ホームズ書録 これはホームズ翻案なのか?「探偵小説 二重棺の秘密」 北原尚彦 【COLUMN】 ひみつのおやつ*季節限定パフェ 敷島シキ 私の必需品*パーソナル密室 北山猛邦 【INTERVIEW 期待の新人】 荒木あかね 【INTERVIEW 注目の新刊】 『仕掛島』 東川篤哉 『録音された誘拐』 阿津川辰海 【訃報】 追悼 松田道弘氏、三田皓司氏、島崎 博氏、光原百合氏 戸川安宣 追悼 Noribou(唐仁原教久)氏 編集部 【BOOKREVIEW】 [文芸全般]   瀧井朝世 [国内ミステリ] 宇田川拓也 [翻訳ミステリ] 村上貴史 [SF]      渡邊利道 [ファンタジイ] 三村美衣

その昔、N市ではその昔、N市では

日常に忍びこむ幻想。戦慄の人間心理。 奇妙な出来事が人々を翻弄するーー。 その、巧みな一撃。 戦後ドイツを代表する女性作家の名作を集成した、 全15作の日本オリジナル短編集! ある日突然、部屋の中に巨大な鳥が現れる「ロック鳥」、旅行から帰ったら、自分が死んだと知らせてきた女がいたという話を聞く「六月半ばの真昼どき」、見た夢と現実が区別がつかなくなっていく少女を描く「ジェニファーの夢」、間違えて違う船に妹を乗せてしまった兄のもとに、常軌を逸していく妹の手紙が届き続ける「船の話」。日常に幻想が忍び込み、人間心理の恐さが背筋を震わせる。戦後ドイツを代表する女性作家の粋を集めた、本邦初訳7作を含む全15作の傑作短編集! ■目次 「白熊」 「ジェニファーの夢」 「精霊トゥンシュ」 「船の話」 「ロック鳥」 「幽霊」 「六月半ばの真昼どき」 「ルピナス」 「長い影」 「長距離電話」 「その昔、N市では」 「見知らぬ土地」 「いいですよ、わたしの天使」 「人間という」

秘境駅のクローズド・サークル秘境駅のクローズド・サークル

発売日

2022年9月30日 発売

思いもかけないところから、ひょっこりと真相が顔を出す。 鵜林ミステリの個性を示す、謎と論理の第一作品集。 『ネクスト・ギグ』の俊英による、ロジックときどきトリックの五編 どこをさがしても見つからない。いくらさがしても見つからない。残り一球が見つからないと帰れない。いったいボールはどこへ行ったのだ? 闇雲にさがしても無駄だ、頭を使おうと高校野球部の部員たちは推理でボールの行方を突きとめようとする。著者の出発点となった「ボールがない」をはじめ、天文部員が天体写真を添付したメールの謎の解明に挑む「宇宙倶楽部へようこそ」、実在のスイッチバック駅を舞台に殺人の謎を描いた表題作など五編。ああでもない、こうでもないと推理を重ねたその先に、意外なところから真相がひょっこりと顔を出す、鵜林ミステリの個性を示した第一作品集。 ■目次 「ボールがない」 「夢も死体も湧き出る温泉」 「宇宙倶楽部へようこそ」 「ベッドの下でタップダンスを」 「秘境駅のクローズド・サークル」

紙魚の手帖Vol.06紙魚の手帖Vol.06

【特集】今こそ見逃せない! 大注目の翻訳ミステリ 印象的な男 ピーター・スワンソン 務台夏子 訳 アマポーラ ルイス・アルベルト・ウレア 門野 集 訳 2022年東京創元社の翻訳ミステリ刊行リスト 2022年上半期翻訳ミステリの動向 若林 踏 ジャナ・デリオン 〈ワニ町〉シリーズ応援イラスト 松島由林 名作ミステリ新訳プロジェクト・パーフェクトガイド 祝 翻訳ミステリー大賞および読者賞決定! 【特集】慄(ふる)える・惑(まど)う・憑(つ)かれる 真夏のホラー 古池町綺譚 小田雅久仁 紹興庵(しょうこうあん) 幻想文学会の思い出 南條竹則 赤虫村の怪談 大島清昭 芦花公園『とらすの子』刊行記念鼎談! 多彩な恐怖の探求者たちーー新鋭ホラー作家ガイド 朝宮運河 創元ホラー長編賞 応募規定 【新連載】 記憶の対位法 第1回 高田大介 【小説】 夫の罪と妻の罪 犯罪相談員〈2〉 石持浅海 きみのかたち 第3回 坂木 司 間の悪いスフレ 近藤史恵 わたしたちの怪獣 久永実木彦 ホロウ・ダンス 雛倉さりえ 刑事何森 逃女 丸山正樹 ※澤村伊智「特撮なんて見ない」は休載です 【ESSAY】 装幀の森 第2回 アルビレオ ぼくたちが選んだ 第4回 有栖川有栖・北村 薫・宮部みゆき 翻訳のはなし 第4回 スウェーデン語─英語─スウェーデン語 柳沢由実子 ※若島 正「乱視読者の読んだり見たり」は休載です 【COLUMN】 ひみつのおやつ*ラムネ 八目 迷 私の必需品*オフの環境 阿泉来堂 【INTERVIEW 期待の新人】 藤 つかさ 五十嵐律人 【INTERVIEW 注目の新刊】 『汝、星のごとく』 凪良ゆう 『夜の道標(どうひょう)』 芦沢 央 【BOOKREVIEW】 [文芸全般]   瀧井朝世 [国内ミステリ] 宇田川拓也 [翻訳ミステリ] 村上貴史 [SF]      渡邊利道 [ファンタジイ] 三村美衣

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