小説むすび | 出版社 : 講談社

出版社 : 講談社

小説 琉球処分(下)小説 琉球処分(下)

出版社

講談社

発売日

2010年8月12日 発売

沖縄問題はすべてここから始まった。今だからこそ、圧倒的リアリティーをもって読める日本政府と琉球王国の話。 処分官として派遣された松田道之が琉球に突きつけたのは、尚泰(しょうたい)王の上京、清国への朝貢禁止、明治年号の強制など独立どころか藩としての体裁をも奪うものであった。琉球内部でも立場により意見が分かれ……。「世界で軍隊をいちばんきらうという琉球」がどう対処するのか。小説で沖縄問題の根源に迫る不朽の名作。 <沖縄の人々の間に、かつて自らの国家であった琉球王国が存在し、それがヤマト(沖縄以外の日本)によって、力によって滅ぼされたという記憶がよみがえってくる。そうなると日本の国家統合が内側から崩れだす。この過程が始まっていることに気づいている東京の政治エリートがほとんどいないことが、現下日本の悲劇である。いまわれわれが直面している危機を認識するために、本書がひとりでも多くの人の手に取られることを望む。>--佐藤優 解説より ヘラルド情報 風雲遵奉書 白と黒のあいだ 滅びと念仏 国を売ること 前夜のひとびと 徒労と真実 ふたつの船出 死なない覚悟 エピローグ あとがき

シューマンの指シューマンの指

著者

奥泉光

出版社

講談社

発売日

2010年7月23日 発売

シューマンの音楽は、甘美で、鮮烈で、豊かで、そして、血なまぐさいーー。 シューマンに憑かれた天才美少年ピアニスト、永嶺修人。彼に焦がれる音大受験生の「わたし」。卒業式の夜、彼らが通う高校で女子生徒が殺害された。現場に居合わせた修人はその後、ピアニストとして致命的な怪我を指に負い、事件は未解決のまま30余年の年月が流れる。そんなある日「わたし」の元に、修人が外国でシューマンを弾いていたいう「ありえない」噂が伝わる。修人の指にいったいなにが起きたのかーー。 野間文学賞受賞後初の鮮やかな手さばきで奏でる書き下ろし長編小説。 著者紹介 1956年、山形県生まれ。国際基督教大学教養学部人文科学科卒業。同大学院修士課程修了(博士課程中退)。現在、近畿大学教授。1993年『ノヴァーリスの引用』で野間文芸新人賞、1994年『石の来歴』で芥川賞受賞。2009年『神器 軍艦「橿原」殺人事件』で野間文芸賞受賞。著書に『バナールな現象』『『吾輩は猫である』殺人事件』『グランド・ミステリー』 『鳥類学者のファンタジア』『浪漫的な行軍の記録』『新・地底旅行』『モーダルな事象ー桑潟幸一助教授のスタイリッシュな生活』などがある。

深夜の酒宴・美しい女深夜の酒宴・美しい女

出版社

講談社

発売日

2010年7月9日 発売

なぜ人間は生きねばならないのかーー? 戦後文学のカリスマ椎名麟三の代表的2篇! 焼け残った運河沿いの倉庫を改造したアパートに蠢く住民達。瀕死の喘息患者、栄養失調の少年、売春婦の救いのない生態を虚無的な乾いた文体で描き、「重い」「堪える」の流行語と共に作家椎名麟三の登場を鮮烈に印象づけた「深夜の酒宴」。電車の運転の仕事を熱愛する平凡な男が現実の重さに躓きつつ生き抜く様を特異なユーモアで描く「美しい女」(芸術選奨)。戦後の社会にカリスマ的光芒を放った椎名文学の代表作2篇。 井口時男 この地上にあっては、「愛」も「自由」も「幸福」も相対的で不十分な偽物でしかありえない。しかし、「ほんとうにほんとう」のものとしての「美しい女」は、地上の偽物性や相対性を裁き糾弾するのではない。むしろそれは、まがい物たらざるをえない地上の存在の卑小さや滑稽さを許容し、ゆるめ、やわらげてくれるものだ。裁き糾弾するのは旧約の神だが、ゆるめ、やわらげてくれるのはキリストの「ユーモア」である。--<「解説」より>

うみねこのなく頃に Episode4(上)うみねこのなく頃に Episode4(上)

出版社

講談社

発売日

2010年7月1日 発売

講談社BOXの無謀な挑戦! ついに“青字システム”も発動!! “赤き真実”に続き、ついに“青き真実”も発動! 『ひぐらしのなく頃に』の竜騎士07が描く、“思考の深層”をめぐる冒険!! 「……六軒島へ……。…………私の、……いや、……みんなの運命を変えた、1986年10月4日の、……六軒島へ…………。」 忌まわしい事件から12年後。六軒島からただ1人生還した右代宮絵羽(うしろみやえば)が、息を引き取った。彼女に育てられ、右代宮家の財産をすべて相続することになった戦人(ばとら)の妹・縁寿(えんじぇ)は、家族を失い、自身を孤独に追いやった事故の真相を知るべく、六軒島へと向かうーー。一方、幻想世界で繰り広げられる魔女“ベアトリーチェ”との闘いも、いよいよ第4のゲームへ。そして、勝負に負け続ける戦人の前に、彼の味方だという謎の少女が現れるが……!? ※本書は、2008年発表の同人ゲーム『うみねこのなく頃に Episode4』のシナリオをもとに著者である竜騎士07氏自らが全面改稿し、小説化したものです。

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