出版社 : 講談社
人生最悪の14歳。 それでも彼の答えに“死”はナイ。 幻の自伝的小説 この不気味な男の頭の中を、とりあえず覗いてみよう。--(東野圭吾) もう二度とこの友達とは遊ばない。遊べない。だけどこのままじゃ僕はつぶされてしまう。大きな悲しみに小さな僕はつぶされてしまう。飲みこまれてしまう。ボケッ。僕は僕を守るんだ。悲しい色に塗り替えられてしまう前に。僕の心は僕が色を塗るんだ。--<本文より>
それは骨の軋む幽(しず)かな夜。花開くような、美しい命の音。 ーーDecoration Disorder Disconnection 感染者の精神だけでなく肉体をも変貌させる奇病、A(アゴニスト)異常症患者ーー俗に言う“悪魔憑き”が蔓延(はびこ)る世界。左腕を失った男、石杖所在(アリカ)と、漆黒の義手義足を纏い、天蓋付きのベッドで微睡(まどろ)む迦遼海江(カイエ)の2人が繰り広げる奇妙な“悪魔祓い”とはーー!? “日常”と“非日常”が溶け合う“たった今”の世界を“奈須きのこ”という稀代の才能が描破する! 衝撃の“新伝綺”新章!物語は境界の“向こう側”へ!
「虚刀流はよ、刀を使わないからこそ強いんだ」 伝説の刀鍛冶、四季崎記紀(しきざききき)がその人生を賭けて鍛えた12本の“刀”を求め、無刀の剣士・鑢七花(やすりしちか)と美貌の奇策士・とがめが征く!刀語(カタナガタリ)、第1話の対戦相手は真庭忍軍十二頭領が1人、真庭蝙蝠! 衝撃の12ヵ月連続刊行企画“大河ノベル”第1弾! 西尾維新が挑む時代活劇!こんな物語を待っていた!! 序章 一章 不承島 二章 真庭忍軍 三章 奇策士 終章
「のだめ」こと野田恵は、桃ヶ丘音楽大学ピアノ科の3年生。彼女を中心に繰り広げられる恋とクラシック音楽の青春物語。あの大人気クラシック・コメディを完全小説化! 「のだめ」 「!」 「適当に、今日は自由に弾いていいから」 「先輩……今、のだめって」 千秋は小さく笑って、鍵盤に向かった。 (俺にはわかる。こいつには絶対、特別なものがある。そして、こいつに合わせられるのはーー) のだめが楽譜を置いて、改めて鍵盤に向かい直す。 千秋は息を吸い込み、背筋を伸ばして毅然と顔を上げた。 (俺さまくらいだ!) 一拍の間。二人の手が上がり、呼吸を合わせて鍵盤が叩かれた。 --<本文より>
イタリア人実業家の亡夫から相続した、小島の館に隠棲する日本人女性=レニエール夫人。彼女から鑑定の依頼を受けヴェネツィアを訪れた神代教授と京介だったが、跡を追った深春、蒼と合流そうそう島の売却を巡るトラブルに巻き込まれる。そして不可解な殺人事件が!文庫版特典「蒼のヴェネツィア案内」も収録。
犀川助教授と西之園萌絵。四季と再びの邂逅を試みる。 四季が残したメッセージは、何を示す? 妃真加(ひまか)島で再び起きた殺人事件。その後、姿を消した四季を人は様々に噂した。現場に居合わせた西之園萌絵は、不在の四季の存在を、意識せずにはいられなかった……。犀川助教授が読み解いたメッセージに導かれ、2人は今一度、彼女との接触を試みる。四季の知られざる一面を鮮やかに描く、感動の第3弾。 プロローグ 第1章 漸近し集束した曲線 第2章 発散の手前の極解 第3章 収斂の末のゼロ・デバイド 第4章 時間変化率の不連続性 第5章 祈りと願いの外積 エピローグ 『四季 秋』を読んで
生と死そして時間。 すべてを超越し存在する、四季。 天才の成熟と到達。「四季」4部作、美しき完結編。 「それでも、人は、類型の中に夢を見ることが可能です」四季はそう言った。生も死も、時間という概念をも自らの中で解体し再構築し、新たな価値を与える彼女。超然とありつづけながら、成熟する天才の内面を、ある殺人事件を通して描く。作者の1つの到達点であり新たな作品世界の入口ともなる、4部作完結編。 プロローグ 第1章 白い部屋 第2章 黒い部屋 第3章 赤い部屋 第4章 青い部屋 エピローグ 『四季 冬』を読んで
暗い世相に目を光らせ、闇に潜む悪を捕らえる北町奉行吟味方与力の藤堂逸馬は“梟”の異名で知られていた。同じ寺子屋で学んだ幼なじみの、計算が得意で神経質な八助、根っからの助平だが憎めない信三郎、性格も生活もバラバラの二人とともに、逸馬は世直しに立ち向かう。文庫書下ろし痛快連作時代小説。
会いに行こう、かつて僕を誘拐した女に!生後三日で新生児室から連れ去られた過去を持つ十七歳の島本真人は、実母の愛を充分に受けずに育った。父が経営する歯科医院の機材を壊して、現金を持ち出した真人は、神奈川県の真鶴を目指す。そこには「誘拐犯」、黒江愛子が住んでいるのだ。
他人の欲望を糧に暮らすネットアイドル…復讐のために死体を切り刻む女子中学生…過去を百円硬貨で清算するビジネスマン…そして静かに稼働を始める処刑システム…。謎の暗殺者・小田切明が仕掛ける終わりのない残虐遊戯。
かるーく零崎をはじめるちや 最も荒々しく、最も容赦のない殺人鬼の死闘 「零崎一賊」--それは“殺し名”の第3位に列せられる殺人鬼の一族。2つの通り名を持ち、釘バット“愚神礼賛”ことシームレスバイアスの使い手、零崎軋識(きししき)。次から次へと現れる“殺し名”の精鋭たち。そしてその死闘の行く末にあるものは一体!?新青春エンタの最前線がここにある!
新しい年の幕開けから、山神大地は同級生の淳子、大学生の先輩・小泉ゆかり、ゆかりのお母さんと躯を重ねつづける。彼女たちはみな、欲望のままに大地との交わりを愉しんでいた。心のつながりを大切にする大地だが、躯も欲望に素直でいようと誓うー。怒涛の展開と濃厚エロス。超人気官能シリーズ第15作。
ST山吹の真意とはーー 心の闇、心の扉 新興宗教の若者4人は集団自殺をしたのか 密室状態のマンションの一室で、若者4人の死体が発見される。彼らは皆新興宗教団体の信者たちだったーー。集団自殺と片付けられかけたが、STは他殺の可能性を追う。入り組んだ宗教団体内の人間関係と、揺れ動く人間心理。僧籍を持つST山吹が、事件だけでなく人の心の裏側を解く、「色シリーズ」第3弾。
貧しくも、明日への夢を持って健気に生きる女。深い心の闇を抱えて世間の片隅にうずくまる博徒。武家社会の終焉を予想する武士の慨嘆。立場、事情はさまざまでも、己の世界を懸命に生きる人々を、善人も、悪人も優しく見つめる著者の目が全編を貫き、巧みな構成と鮮やかな結末とあいまった魅惑の短編集。
科学者・真賀田四季。 幼くして発現する、真の天才。 圧倒的人気のカリスマ、真賀田四季の物語、第1弾。 天才科学者・真賀田四季(まがたしき)。彼女は5歳になるまでに語学を、6歳には数学と物理をマスタ、一流のエンジニアになった。すべてを一瞬にして理解し、把握し、思考するその能力に人々は魅了される。あらゆる概念にとらわれぬ知性が遭遇した殺人事件は、彼女にどんな影響を与えたのか。圧倒的人気の4部作、第1弾。 プロローグ 第1章 透明な決意そして野心 第2章 殺意と美の抽象 第3章 神の造形あるいは破壊 第4章 分裂と統合すなわち誕生 第5章 危機回避の原理と手法 第6章 永劫の約束そして消滅 エピローグ 『四季 春』を読んで
四季、13歳。 あの夏、あの島で何が起こったのか? 孤島の事件、その真相を描く「四季」4部作、第2弾。 13歳。四季はプリンストン大学でマスタの称号を得、MITで博士号も取得し真の天才と讃えられた。青い瞳に知性を湛えた美しい少女に成長した彼女は、叔父・新藤清二と出掛けた遊園地で何者かに誘拐される。彼女が望んだもの、望んだこととは? 孤島の研究所で起こった殺人事件の真相が明かされる第2弾。 プロローグ 第1章 欲望と苦心その攪乱 第2章 隷属と支配の活路 第3章 祈りと腐心は似ている 第4章 希望は懐かしさの欠片 第5章 冷徹と敏捷その格調 エピローグ 『四季 夏』を読んで