出版社 : 講談社
鶴丸貫太郎課長に特命が下った。不良債権の土地をラブホテルとして活用する企画を成功させろ!男女の愛情と官能を満たすには、如何なる仕掛けが必要か?鶴丸は女たちを話題をホテルに誘い込み、己の欲望と調査の一石二鳥を果たす。だが、カネと欲望の蠢く派閥抗争に巻き込まれ、絶体絶命の窮地に…。
江戸後期の文政年間、社会不安の高まりをうけて、八百八町では武芸熱が高まり、多くの道場が剣名を競っていた。千葉周作門下の柘植恭之介も、友人勝小吉の薦めで、自らの道場を持ちたいと思うようになる。道場破りで名を上げた恭之介は、尾島藩のお家騒動に助太刀し資金を得ようとするが、敵が雇った無敵の剣客と死闘を繰り広げる。
昨晩、友人の豪華客船パーティに呼ばれたことは覚えている。気がつくと、私はマンハッタンの埠頭で酔いつぶれていた。記憶が、すっぽり抜けている。その後の展開は言うも恐ろしい。なんと品行方正なリスク理論家の私に、幼女暴行の疑いがかけられて…。相手は友人の愛娘ときた。ドクター・リスク、絶体絶命。
連邦刑務所精神病棟、別名カントリー・クラブ。ここはわたしのいるべき場所じゃない。そんな思いを抱きながら、一日も早く出られるようにと、日々の日課をこなすシンシア。彼女の犯した罪とは…!?女囚病棟の日常を通して、罪を犯さざるをえなかった女たちのその後をリアルに描く、心理サスペンスの傑作。
1997年に小説雑誌等に発表された多くの短篇ミステリーのなかから、日本推理作家協会が15篇の傑作を厳選した決定版のアンソロジーです。推理小説界とSF界の1997年の概説、推理小説関係の各賞歴代受賞リストなど、資料編も充実。
南北戦争が始まる頃、ヨクナパトーファ郡ジェファソンに飄然と現れた得体の知れない男トマス・サトペンは、インディアンから百平方マイルの土地を手に入れ、大いなる家系を創始するべく、町の商人コールドフィールドの娘と結婚する。サトペン家の興隆と崩壊を物語りつつ、アメリカ南部の過去と現在の宿命的な交わりを描いた迫力ある長篇。
徳川の禄をいただくものであっても、心の地にはやすのは八王子の人情と文物-。武蔵・八王子に逃れた武田家旧臣の小人衆。武田家再興を図るか、徳川体制に従うか、千人同心を組織した彼らが選んだ道は!?郷土色豊かに描く書下ろし長編歴史小説。
「舞台女優連続殺人事件」の犯人の目星をつけた伊集院大介は、「ゾディアック」に狙われる身となった竜崎晶を事務所に匿い、自らは横浜へ向かう。そこで浮かび上がった「ケイ」をめぐる意外な事実-。さらにその夜、六本木のゲイバーで大介を待ち受けていたものは!?ついに、シリーズ最大のクライマックスへ。
有栖と火村の名コンビ、国名シリーズ第2弾! スウェーデン館と呼ばれるログハウスに招かれた有栖川有栖が遭遇した驚愕の殺人事件! フラッシュ・バック 第一章 「童話作家の館なんですよ」 第二章 「それが不可解でして……」 第三章 「このパズルは簡単そうで解けない」
「人が人を食う」ことを恐怖する主人公の、「子供を救え」の叫びとともに、封建制度・儒教道徳の暗黒を描く「狂人日記」。革命のどさくさの中の阿Qの死と悲喜劇を通して、「革命と民衆」を鋭くつく「阿Q正伝」。ほかに、「孔乙己」「酒楼にて」など。辛亥革命前後の混乱期に、敢然とペンを執って立ち上がり、中国近代文学を切り拓いた魯迅が、時代の苦悩と不屈の精神を伝える13篇の名作。魯迅を読まずして中国を知ることはできない。
森の奥に亀鏡という女虎使いが住んでいた。彼女を師と慕う若い女たちが、大勢、家を捨てて森に入っていった。女たちは森の寄宿舎で寝食を共にし、「虎」を求めた。さまざまな授業に出席するほか、「原書室」に備え付けの原典360巻を読まなければならない。主人公、梨水は、そこでどんな体験をし、何を見るのか?読者を酩酊させるイメージの奔流。幻想的世界に誘う長篇綺譚。
無認可保育園の園長にして、ヤバイ仕事も引きうける私立探偵。ふたつの顔を持つ主人公が、裏社会に生きる男と女の欲望の海に立ち向かった!新宿の夜を走り続けろ!眠れない男の新・探偵物語。
一夜にしてスターの座についた竜崎晶を祝う伊集院大介のもとに、ニューヨーク市警の捜査官が訪れた。彼らとの情報交換や、ダンサー・速水喜代志の証言から明らかになる牧村レオナのすさんだ行状-。大介は大胆な推理を展開し始める。そして、晶の周辺では、またも新たな殺人事件が!ついに新たな敵の名が明らかに!?裏切り者は粛清された。次なる生贄にも魔の手が!快調!著者初の月刊書下ろし。