出版社 : 講談社
死にたくなったらこれを読め!辛い時はちょっと哲学を。「自殺について」。ショーペンハウアーが残したこの短い論考には、“自殺をしてはいけない”と直接的な言葉はありません。しかし、死について深く考えることで自殺することの愚かさは理解できるのです。時空を超えて旅するショーペンハウアー先生の考えを、美しい女性と道に迷う若者の物語に仕上げました。生涯で読む最後の一冊ではなく、最初の哲学まんがの一冊になるでしょう!
「カードゲームで7人の城主を倒し、その後クイーンに挑んで勝てば、あらゆる願いが一つだけ叶う」。謎の妖精を従えてプレイをするこのゲームに、様々な願いを叶えるべく少女たちが次々と集った。だがタダより高いモノはない。案の定、ゲームにはプレイヤーたちの命に関わる激ヤバな仕掛けが隠されていたのだ。友人が巻き込まれてしまった純和風魔法少女・出屋敷市子は、難敵に挑むのだが……。作家生活10周年記念出版。 怪異に滅法強い少女の不器用すぎる優しさが奇蹟を起こす。 ついでに大戦争も。 魔法少女が出会った3つの家族の絆物語。 勝てば願いが叶う魔法のカードゲーム誕生! バッグが欲しい、病気の友人を助けたいと、少女たちは奇妙な仮想現実世界(ゲーム空間)へ飛び込み、バトルを繰り広げる。 だがタダより高いモノはないのだ。案の定、ゲームには少女たちの命を脅かす激ヤバな仕掛けが! 友人がプレイヤーとなってしまった出屋敷市子は妖怪たちを従えてゲームに参戦、最強魔法少女モード全開で黒幕を追う(「今どきのゲームは一日一時間では終わらない」)。 シリーズ短編3編を収録。 作家生活10周年記念出版。 『火の中の竜 ネットコンサルタント「さらまんどら」の炎上事件簿』で話題の著者が描く バトルと家族愛のファンタジー! 彼らの死は彼らのものではないのか 他人に何をしたかは忘れているものだ 今どきのゲームは一日一時間では終わらない
人間嫌いの少年、宮真大翔。彼は高校入学初日、クマの着ぐるみ姿をしたブキミな担任教師から「ダンジョン攻略をしてもらいま〜す!」と一方的に告げられる。 その後、強制的に転送された先で待っていたのはモンスターが跋扈する広大なダンジョン。 そこで大翔が出会ったのは、かつてのヒーローである幼馴染、九重勇希という女の子……だったのだが、なぜか放っておけないギャル系の女の子・三枝勇希と行動をともにすることに。 この世界には魔法やスキルが存在しており、モンスターを討伐しレベルを上げることでその力を獲得しながら、ダンジョンの探索を進めていくのだが…… この世界のルールが少しずつ明らかになるにつれて、自身の生き残りを賭けたデスゲームーークラス対抗のバトルロイヤルが始まっていく! この環境では、かつてのクラスカーストなど意味をなさない。 スキルを知り、ルールを知り、研ぎ澄ました戦略を駆使することだけが、生き残りにつながるのだ。 はたして勝ち残るのは、どのクラスか。そして最後に笑うのは誰かーー。
不幸な事故で命を落とした三十代半ば・彼女なしのニート男。彼は輪廻転生により、剣と魔法の存在する異世界で第二の人生を始める。「今度こそまともに人生を歩んでみせる」。ニートという名で日々を村で平仮に過ごし幼馴染みとの結婚をーという幸せの絶頂で、予想だにしない事件が起き、彼は人生のどん庭に。戦奴にまで身を落としたニートだが、艱難辛苦を乗り越え、大胆に、そして痛快ともいえる勢いで世を成り上がっていく。
ハイテンションかつ軽妙な語り口で人気を集めるゲーム実況者「いもでんぷん」は、圧倒的な難易度と理不尽極まりないシステムで「マゾゲー」としてマニアに愛されるゲーム『ドラゴンデーモンRPG・DX』の実況を始める。プレーヤーキャラの少女クロイに乗り移ったかのごとくゲームは進んでいくが、まったく予想もできない事態が、「いもでんぷん」を待ち受けていた! ハイテンションかつ軽妙な語り口で人気を集めるゲーム実況者「いもでんぷん」は、圧倒的な難易度と理不尽極まりないシステムで「マゾゲー」としてマニアに愛されるゲーム『ドラゴンデーモンRPG・DX』の実況を始める。 一方、『ドラゴンデーモンRPG・DX』の世界では、人類、エルフ、吸血鬼たちによる戦争が熾烈を極めていた。魔力で劣る人類は防戦一方だが、救世主が現れる。戦斧を武器に両軍に立ち向かう少女の名はクロイ。後に「ドラゴンスレイ」と「デーモンキル」の両方を成し遂げることになる大英雄で、このゲームの主人公だ。まさに「神に愛された」少女であるクロイの活躍を先頭に人類の大反撃が始まる。 ゲームプレイヤーである「いもでんぷん」も、しんどい現実を忘れるかのようにゲームに没頭していく。全く予想だにしなかった展開が続くが、まるでクロイに乗り移ったかのように、ノリノリでゲームを進めていく。そして、いよいよゲームが佳境を迎え、クロイがある力を発現させたとき、「いもでんぷん」の運命は大きく、予想だにしていない展開を迎えるのだった。 「このライトノベルがすごい 2020」単行本・ノベルズ部門第14位。
突如告げられた王女アルフィーナの不吉な予言。しかし、反逆者の血筋を引くが故に疎まれている彼女の言葉は誰にも響かなかった。一方、経済学部出身で、この世界に転生し、現在は行商人の養子リカルドは学舎で商いを学んでいるが周囲の反感を買っていた。そんなリカルドをかばったのは誰あろう、アルフィーナだった。急速に接近していく二人。予言にあった不吉な厄災から王国を守るため、リカルドは現代知識を駆使して立ち上がる! 「どうか聞いてください。今年、西方より大いなる災いがこの国を襲います」 突如告げられた王女アルフィーナの不吉な予言。しかし、反逆者の血筋を引くが故に疎まれている彼女の言葉は、平和を謳歌する王国では誰にも響かなかった。 経済学部出身で、この世界に転生し、現在は行商人の養子となったリカルドは身分社会で大商人の妨害に苦戦し、情報を求めて入った学院でも早々に反感を買っていた。 そんなリカルドをかばったのは誰あろう、アルフィーナだった。急速に接近していく二人。予言にあった不吉な厄災から王国を守るため、リカルドは立ち上がることを決意する。 「もっともらしさは問題じゃない。仮説の成否を検証できるデータをどう取るかが重要だ」 予言ではわからない災厄の正体。刻一刻と迫る王国の危機。現代知識の概念を魔力災害に応用することで、危機の正体を解明していくリカルド。アルフィーナとともに、災厄から王国を守り抜くことができるのか!?
ミリタリ女子な主人公が転生したのは、前世でプレイしていた乙女ゲーの世界。それも主人公(ヒロイン)ではなく、世間一般でいう「悪役令嬢」として。ゲームでの悪役令嬢はどうあっても最後には破滅する運命だったが、彼女は考えた。破滅したくなければ、破滅させてくる奴らを滅ぼしてしまえばいいじゃない! 未来の悪役令嬢たる転生幼女は、愛する現代兵器の再現・開発に着手する。バッドエンドな運命は火力で突破するのみ!! ミリタリ女子な主人公が転生したのは、前世でプレイしていた乙女ゲーの世界。それも主人公(ヒロイン)ではなく、世間一般でいう「悪役令嬢」として。ゲームでの悪役令嬢はどうあっても最後には破滅する運命だったが、彼女は考えた。破滅したくなければ、破滅させてくる奴らを滅ぼしてしまえばいいじゃない! 未来の悪役令嬢たる4歳の転生幼女アストリッドは、魔術を習得し精霊の力を借りて愛する現代兵器の再現・開発に着手する。16歳になった時に起こる断罪イベントの日までに敵対者を滅ぼせるだけの力を蓄えるため。そう、バッドエンドな運命は火力で突破するのみ!! 「小説家になろう」の数ある悪役令嬢モノの中でもひときわ破天荒な主人公で送る、超火力特化悪役令嬢異世界ファンタジー開幕!
ずっと好きで好きで仕方がない初恋の女の子。僕の告白はいつだって笑ってかわされる。でも、今好きなものを次なんて探せない!(「私はあなたの瞳の林檎」)。いいものは分かる、けど作れない。凡人な美大生の私が、天才くんに恋しちゃった!憧れの人と付き合う楽しさと苦しさを描く(「ほにゃららサラダ」)。僕が生きていることに、価値はあるのだろうか。僕は楽しいけど、他の人にとっては?答えを教えてくれたのは、勇敢な二人の女の子だった(「僕が乗るべき遠くの列車」)。2ヵ月連続作品集刊行、1冊目・恋篇。思春期のあのころ誰もが直面した壁に、恋のパワーで挑む甘酸っぱすぎる作品集。
彼には、仲間がいた。誰からも愛され可愛がられた。イングランドを護る。それが彼の望みだった。だが、父王は、ノルマンディー公国から嫁いだエマに骨抜きにされ、国政は言うがまま。デンマークからはクヌート軍に攻め込まれ、いまやイングランドは風前の灯だった。だが彼はあきらめなかった。運命に反旗を翻すのだ。誰をも幸福にした王子の戦いの物語。 王家の次男として生まれ、イングランドのため命をささげた青年王・エドマンド2世。誰にも愛された王子の逞しき成長の軌跡!
彼女は、孤独だった。親にも顧みられず、なにも与えられなかった。彼女を救い出してくれたのは、兄・リシャール。彼は、教えてくれた。人の心を読む術を、人を操る方法を。そして彼女に命じた。自分にとっての駒になれと。エンマは、兄のためイングランドに嫁ぐ。待ち受ける運命も知らず。 ノルマンディ公国のためイングランドへ嫁いだエンマ。年の離れた王は、彼女に溺れ、やがてイングランドは、崩壊の道を歩む。「ノルマンの宝石」と讃えられた、稀代の悪女の生涯。
映画祭で敗退し、敵組織・胎教委員会に繋がる道を断たれた、美少年探偵団。『美観のマユミ』こと瞳島眉美は、沃野禁止郎を追い、私立アーチェリー女学院に単身乗り込むことを決意する。古式ゆかしい大和撫子を育てる名門校では、信じがたい事件が起きていた! しかし、マユミの『良すぎる視力』には限界が近づきーー? ひとりのときも心は常に共にある、美少年シリーズ第九作! 観せてあげる。美しいって、どういうことか。美観のマユミ、美少年探偵団を離れて、名門女子校に潜入調査!
70代の息子と90代の父親。老いた息子は思想検事だった父の記した奇妙な報告書を見つけた。息子は父の過去にあえて向き合い、己の来し方の輪郭を確かめようとしはじめる…老いと記憶をめぐる小説の冒険。
生殖に関する新しい医療技術。キョートで行われる国際会議の席上、ウォーカロン・メーカの連合組織WHITEは、人口増加に資する研究成果を発表しようとしていた。実用化されれば、多くの利権がWHITEにもたらされる。実行委員であるハギリは、発表を阻止するため、武力介入が行われるという情報を得るのだが。すべての生命への慈愛に満ちた予言。知性が導く受容の物語。
スポーツ紙で働く記者・笠間に、販売部への辞令が下った。記者職への断ち切れない思いを抱えながらも、それまでの人脈を活かし、販売部でも存在感を発揮し始める。だが会社の根幹を揺るがす事件を解決した矢先、悲劇が彼を襲うー。一方、新聞社で忙しく働く父との関係に悩む長男の翔馬と次男の翼。彼らの人生もまた、大きな岐路に立たされる。
“ちぐさ台団地の星”と呼ばれたかつての甲子園球児、要介護の親を田舎に抱えるキャプテン、謎多き老人・カントク、そして夫に“捨てられた”洋子と娘の香織ー草野球チームを通して交錯する「ふつうの人々」の人生を鮮やかに描ききった傑作長編小説。
未来が体験できる静かで熱い革命小説、誕生。「藤井太洋は諦めない、テクノロジーも、そして未来も」--宮内悠介。「何でも屋」エンジニアの文椎の武器は、ささやかなITテックと仲間と正義感。仲間と開発した、広告ブロッカーアプリ〈ブランケン〉が、突然インドネシア方面で爆発的に売れ出した。東南アジアの島国で何が起こっているのかーー。とんでもない情報を掴んでしまった文椎は、第二のエドワード・スノーデンなるか? インターネットの自由は、僕が守る 藤井太洋は諦めない。技術(テクノロジー)も、そして未来も。--宮内悠介 現実の話なのにSFに見せかけてる不思議な構造。--ひろゆき 現代人必読! 未来はまだまだ捨てたもんじゃない。--大森望 専門を持たない「何でも屋」エンジニアの文椎の武器は、ささやかなITテクニックと仕事仲間と正義感。郭瀬と汪の3人でチーム開発した、広告ブロッカーアプリ〈ブランケン〉が、突然インドネシア方面で爆発的に売れ出した。〈ブランケン〉だけが消せる広告は政府広報だ。東南アジアの島国で何が起こっているのかーー。果たして彼らはとんでもない情報を掴んでしまった。文椎は、第二のエドワード・スノーデンなるか? スケール、エッジ、ハートを兼ね備えた旗手による、静かで熱い革命小説 ハロー・ワールド 行き先は特異点 五色革命 巨象の肩に乗って めぐみの雨が降る
未解決事件を取り上げるため『継続捜査ゼミ』と呼ばれる小早川ゼミの5人の女子大生は、冤罪をテーマにしようとする。小早川は、授業で学内ミスコン反対運動を推進する女子学生・高樹晶に会うが、後日高樹は小早川と話をした直後、何者かに襲われ救急車で運ばれた。その後、高樹に対する傷害容疑で小早川が任意同行させられることにー警察に疑われ続ける教授に代わり、ゼミ生たちが協力して事件の真相を明らかにしていく。
累計18万部を突破し、ますます進化を続ける「決戦!」シリーズ。今回の舞台は鉄砲が雌雄を決した「設楽原(長篠)の戦い」。武田軍と織田・徳川軍、両軍はいかに戦ったのか。徳川信康、武田勝頼、朝比奈泰勝、真田昌輝ら七人の武将の戦いに、七名の作家が挑む。
2014年に発表された短編推理小説の中から、最も優れた12作品を選出。本書はそのうち、Acrobaticな作風の6編を収録。 「座敷童と兎と亀と」(加納朋子) 「死は朝、羽ばたく」(下村敦史) 「不可触」(両角長彦) 「ゆるキャラはなぜ殺される」(東川篤哉) 「ゴブリンシャークの目」(若竹七海) 「カレーの女神様」(葉真中 顕)