小説むすび | 出版社 : KADOKAWA

出版社 : KADOKAWA

イシイカナコが笑うならイシイカナコが笑うなら

著者

額賀澪

出版社

KADOKAWA

発売日

2019年3月1日 発売

どの生徒にも慕われ、保護者対策もぬかりない、同僚にも羨望の眼差しを送られる有能教師の菅野。しかし、彼の内心に はいつも虚しいものが渦巻いていた。自分には、教師に必要な他人への共感や思い入れが全く存在しない。それなの に天性の要領の良さだけで周りをたらし込み、日々を凌いでいるのだ。そんな彼の前にかつての同級生の幽霊、イシイカ ナコが現れる。「ねえ、イシイカナコの「人生やり直し事業」に参加しない?」--そして菅野は、17歳の自分が生きる時 間軸へと飛ばされた。ただし、菅野本人ではなく、同級生の依田として。 イシイカナコの手違いに怒り狂う菅野(依田)だが、なんとか高校生の自分を説得して進路を変えさせようと試み始める。し かし、同じクラスには生前の石井可奈子がおり、幽霊のカナコには何やら別の思惑があるようで……。 屈託を抱えた大人のためのほろ苦く、やがてあたたかい「二度目の成長」ストーリー。 プロローグ 〜爽やか教師は遅れてやって来る〜 第一話 イシイカナコはやり直す 第二話 塩原雪乃は告白する 第三話 細谷宏一は甘酸っぱい 第四話 菅野京平は痛感する 第五話 石井可奈子はもういない 第六話 イシイカナコが笑うなら エピローグ〜「ねえ、せんせ」〜

イミテーションと極彩色のグレーイミテーションと極彩色のグレー

著者

loundraw

出版社

KADOKAWA

発売日

2019年2月28日 発売

中学生の山浦大志は、“完璧”でなければいけなかった。 家にも学校にも居場所を作らず、世界に絶望していた彼は、ある日、夕陽の落ちる公園で少女と出会う。 古びたカメラを提げ、青い瞳をしたその少女は、写真を撮りながら旅をしていると語った。 誰よりも自由に羽ばたく彼女に、大志は自然と心惹かれていく。 だが、出会いから1ヶ月がたった頃、名前も知らぬその少女に大志がついに想いを伝えようとすると、 彼女は思いがけない言葉を残し、それっきり姿を消してしまったーー。 彼女はなぜ、どこへ、消えてしまったのか? それから7年、“完璧”な大学生になった大志は、写真共有アプリで偶然見つけた1枚の画像から、またしても奇妙な出会いを果たすことになる。 時を越え、場所を越え、人々の前に姿を現す不思議な少女と、その軌跡を追いかけ続けた一人の不器用な少年。 時と、場所と、人。 全ての点が繋がるとき、少女が胸に秘めていた“ある後悔”が、二人の運命の歯車を大きく動かしていく。 イラストレーターとしてデビューし、装画担当作品の累計発行部数は400万部以上を記録。 さらに、近年ではアニメーション、マンガ、音楽などの分野でも活躍するなど、いま、その才能に注目が集まるloundraw。 “イラストレーションの表現の壁を越える” ために言葉で創られる物語は、 ダイナミックな世界観と、鮮やかな描写力で紡がれたラブストーリー。 雑誌『ダ・ヴィンチ』での連載を大幅に改稿し、カバーイラスト&挿絵を全て自ら描き下ろした、渾身の初小説。

ぴぷるぴぷる

出版社

KADOKAWA

発売日

2019年2月28日 発売

時は2036年、日本ではAIと結婚できる新法が施行されていた。 京都在住の31歳サラリーマン・摘木健一は、性交渉機能搭載の美少女AIを購入し、彼女を「ぴぷる」と名付けて結婚することにした。 しかし、なぜか結婚初夜に夜の営みを拒絶されてしまう。 開発元に問い合わせた摘木を待ち受けていたのは、ぴぷるを開発した26歳の女性研究者・深山楓だった。 「ニューラルハードウェアによる学習が始まっているので設定の変更はできない」と冷静に説明する深山は、ある驚きの提案してきて……!? 作者は『ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。』で第五回京都本大賞受賞の原田まりる。 イラストは『あの花』『君の名は。』のキャラクターデザインを手がけた田中将賀。 オリジナルWEBドラマの朗読に『進撃の巨人』エレン・イェーガー役の梶裕貴、『ドメスティックな彼女』で主演の藤井夏生役に抜擢された八代拓。 人工知能監修に東京大学大学院特任准教授の松尾豊。 AIの存在が一般化した近未来の京都を舞台に、 そこに生きる人間の価値観の変容を徹底的に掘り下げた、 超豪華布陣でお届けする「哲学×AI」のエンタメSF小説!

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP