小説むすび | 出版社 : KADOKAWA

出版社 : KADOKAWA

海の教場海の教場

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KADOKAWA

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2022年7月4日 発売

桃地政念(ももち・まさむね)は、海上保安官の中でも調理・経理・庶務などを担当する縁の下の力持ち部門「主計」の専門官。海上保安官といえど、海猿でもヒーローでもなく、小柄でメタボが気になる独身彼女ナシの中年だ。 霞が関勤務の彼がある日、学生時代のマドンナ・高浜彩子から呼び出された。彩子は女性ヘリ操縦士の草分け的存在で、桃地とはある因縁を持つ。 ドキドキしながら向かった待ち合わせ先で告げられたのは「肝臓がんで余命一年」。京都府舞鶴市の病院に入院するという。シングルマザーの彩子は、息子の悠希が春から舞鶴の海上保安学校に入る予定で、そのそばで過ごすためのようだった。 彼女のために現地への異動を企てた桃地は同校の教官として赴任することに。船舶運航システム課程主計コース3組の担任となったが、腐れ縁の校長・比内から、ある事情がクラスに重い影を落としていることを聞かされ……。 命と向き合う機会の多い、海上保安官という仕事。明るく人間味あふれる桃地の、学生たち、そして愛する人とのかかわりの日々に、感涙間違いなし! 装画=西川真以子 推薦コメントが届きました! === 海上保安学校での生活を巧みに描きつつ、生きることの意味を考えさせられる秀逸な作品。 寮生活や訓練、命の現場となる乗船実習。相手を思い自分を見つめ、過去と未来、そして公私の狭間で試練を乗り越えて成長し決断していく過程がリアルに描かれている。 自分の進むべき道を探している人に是非読んでもらいたい。   海上保安学校 前校長/日本水難救済会常務理事 江口圭三さん === 目次 第一章 余命宣告 第二章 スノーマン 第三章 国境 第四章 死んだ者たちへ 第五章 溺れる猿 第六章 夜明け前 第七章 手紙

時をかける愛時をかける愛

*…○*…台湾歴代No1ドラマとの呼び声高い名作、韓国でもリメイクドラマ化決定! ついに日本語版も翻訳刊行…*○…* 職場でも頼りにされている、有能なIT企業社員・黄雨萱。しかし彼女は、飛行機事故で行方が知れぬままの恋人を忘れられない日々を過ごしていた。 二〇一九年のある日、雨萱は自分と恋人にそっくりな学生の写真を目にする。恋人の消息に繋がるのではないかと、写真を調べはじめた雨萱。 贈り主が分からないカセットテープをきっかけに、彼女は一九九八年の台南で恋人と同じ顔の青年と出会いーー。 現代と過去を行き来する彼女は、二つの時代で巻き起こる運命の事件に巻き込まれていく。 <2019年登場人物> 黄雨萱(ホアンユーシュアン)……IT企業の会社員。職場でも頼りにされている、有能な女性。王詮勝と婚約していたがーー。 王詮勝(ワンチュアンション) ……デザイン事務所を立ち上げた、穏やかな青年。2年前の飛行機事故以来、行方が知れない。 <1998年登場人物> 陳韻如(チェンユンルー) …… 内気な女子高生。叔父の営む音楽ショップでアルバイトをしている。 李子維(リーツーウェイ)…… 韻如と同じ学校に通う高校3年生。快活で男女ともに人気のある青年。

死に戻り皇女は前世の夫の初恋を成就させるため、身代わりの死を望む 下(2)死に戻り皇女は前世の夫の初恋を成就させるため、身代わりの死を望む 下(2)

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KADOKAWA

発売日

2022年6月30日 発売

「俺は貴女を愛している。--今後も、そして、前世も、ずっとだ」 やり直しの人生で身分を偽り、前世の夫=黒の騎士団長レイモンドの初恋を成就させようとした皇女アンジェリカだが、命を救うために体を重ねたことがきっかけとなり、彼から熱烈な恋慕を寄せられる。アンジェリカもレイモンドへの気持ちが止められず苦悩する中、彼女の正体が皇女であることが知られてしまう。アンジェリカへの気持ちを抑えきれないレイモンドは、皇宮に幽閉された彼女の元へ忍び込み「必ず奪いに来る」と宣言する。そして、前世でも運命の日となった建国祭で、皇帝の口から国を震撼させる驚愕の真実がもたらされる! 果たしてそれは、二人を幸せに導くものなのかーー。「死した乙女の願い」伝説に隠された本当の結末とは? さらに二人の運命を別つ神の試練の日が訪れる!! 全ての謎が明かされる、身分差すれ違いやり直し初恋溺愛ストーリー、下巻! 2021eロマ大賞大賞受賞作。

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