出版社 : KADOKAWA
大樹の村の上空に突然現れた空飛ぶ城、”太陽城” コウモリの羽を背につけた男が村を占拠したと宣戦布告を始めた… 火楽(ヒラク)はいつも通りに『万能農具』で攻撃、 トラブルを収める。 しかし、本当のトラブルはここからだった!? この”太陽城”を制圧するため、 大樹の村の精鋭を集めて総攻撃を開始!! シリーズ累計50万部突破の スローライフ・農業ファンタジー 第5弾!
父は戦乱を終結させた異世界の王だと教えられて育った枢は、ある日、異世界で目覚め、騎士ルースに助けられる。だが母から聞いていた物語とは様子が違い、戦は終わっておらず、王国は滅亡寸前。そして父王はまだ子供だった。どうやら三十年ほど時を遡ってしまったらしい。歴史が変わることを危惧した枢は、両親が出会い己が生まれる未来、なにより愛するルースのために、国を勝利に導く決意をする。ルースもまた枢を「命に代えて護る」と忠誠を誓うがー?
城下町にある酒場の息子リュートは、感情による涙が魔石になるという秘密があった。魔石は国力を左右する貴重な石。そんな重要な秘密を、店の常連で「守銭奴」で有名な王国騎士副団長のアドヴァルドに知られてしまう。「今日から俺のためにいっぱい泣いてもらう」。秘密と引き替えに婚約者(!?)にされてしまったリュートは、初夜からあの手この手で泣かされてしまい…!?
八雲の宿敵・七瀬美雪の手により、晴香が拉致されてしまう。晴香の居場所を探す鍵は、八雲の元に持ち込まれた四つの心霊現象のどこかに隠されているというのだが…迫るタイムリミットの中、八雲は重大な決断を迫られる。
どこにも居場所がなかった少年時代、落語だけが心の拠りどころだった。単身上京し、芸の世界に飛び込んだおれを待ち受けていたのは、理不尽だらけの前座修行。兄弟子に反発し、ライバルと鎬を削り、かなわぬ恋に身を焦がし、才能の壁にぶち当たり…やがて師匠の元を飛び出したおれは、名を捨て、世を捨て、世界のどん詰まりまで流れ流れて、自分の生きる道をつかみ直すー。桂歌丸師匠の異端の弟子が、さすらいの噺家の“業”を描いた型破りな青春小説!
ブラック企業に入社した三人の同期、大友、夏野、村沢。早朝から深夜まで個人宅や企業への飛び込み営業を命じられ、休む間もなく会社に泊まり込む毎日。心身共に疲弊しきった三人は、ある日思い立って深夜の居酒屋に向かう。非人間的な毎日のなか、一杯の生ビールで久しぶりに人間らしく笑い合えた三人だったが、極悪上司に目を付けられて過酷な追い込みにあった夏野はー。大注目の著者が描く命と仕事の6つの物語。
帝国航宙軍兵士アラン・コリントと彼に共生するナノマシン[ナノム]が乗艦する航宙艦は航行不能となり、未知の惑星に不時着することに。 "魔法"を使うことができる人類が暮らす惑星でアランは怪我を負った少女クレリアを科学技術を駆使して救い、自身も魔法を覚え、剣と魔法のファンタジー世界に順応していくーー。 ある日、アランはAIの予測によりこの星が滅びの危機に瀕していることを知る。彼は人々を救うため、星ごと接収し、支配者になることを決意するのだが……!? 書籍版はWEB連載版からの大幅改稿に加え、キャラクターデータ、書籍限定のセリーヌ&シャロン誕生エピソード『目覚め』を収録!
前世の記憶を残したまま、技術貴族ヌイール家の子供に転生したユイ。それから数年後、十五歳になったユイは「針子」としての能力がないと判断され、邪魔者扱いされていた。そんな中、ユイはカロスティーラ・ロダンに「針子」として引き取られることに。彼女は地獄の日々から救ってくれたロダンに感謝の気持ちを込めてヌイール家で見せなかった「加護縫い」と「精霊との対話」で匂い袋を作ってプレゼントする。すると匂い袋を受け取ったロダンは国宝クラスの代物であることに気がつき……。針と蜘蛛と精霊で織りなす幻想的な異世界裁縫ファンタジー、登場。
激動の昭和で、常に権力の中枢にいた稀代の政治家・岸信介が目指したものとは? これからの日本を語り合うための、歴史ドキュメント小説! 昭和8年(1933)。商工省・臨時産業合理局事務官の岸信介は、組織の枠を超えて活躍していた。 人当たりがよく、話もうまい。上司にも女にも気に入られる岸は、末は次官や大臣にもなるのではないか、と目されていた。 国家運営の根幹は経済であり、列強と対峙していくには武力ではなく経済力が必要だと説く岸は、関東軍が支配する満洲に乗り込み産業発展に邁進、日産コンツェルンの満洲移転という奇手の実現を図る。 が、戦争は泥沼化してゆきーー。 きな臭い時代にこそ、文官の役割は重大だ。 マルス(武の神)ではなく、ミネルヴァ(文の神)こそが先頭に立たねばならない。 上巻目次 第一章 男の嫉妬 第二章 真っ白なカンヴァス 第三章 渡満 第四章 大事には金がかかる 第五章 矛盾の大陸 第六章 官僚から政治家へ 第七章 政変、また政変 第八章 情け無用の闘い 第九章 リターン・マッチ 第十章 フラッシュとモーニング 第十一章 最後通牒 第十二章 戦争指導 第十三章 喧嘩師の血 第十四章 巣鴨プリズン
『涅槃の雪』『まるまるの毬』『ごんたくれ』 時代小説の傑作を手掛けた著者が本領発揮! 人生の上がりだと思っていた隠居生活が、まさか「第二の双六」の始まりだったとは…… これぞ笑って胸に沁みる時代小説! 「いいなあこれ。私、すっかり気に入ってしまった。 (中略)この小説が素晴らしいのは、その理想の老後の風景の奥に、 いちばん大事なことを描いていることだ。」(「本の旅人」2019年4月号より) --北上次郎氏 巣鴨で六代続く糸問屋の嶋屋。店主の徳兵衛は、三十三年の働きに終止符を打ち、還暦を機に隠居生活に入った。人生を双六にたとえれば、隠居は「上がり」のようなもの。だがそのはずが、孫の千代太が隠居家に訪れたことで、予想外に忙しい日々が始まった! 千代太が連れてくる数々の「厄介事」に、徳兵衛はてんてこまいの日々を送るが、思いのほか充実している自分を発見する……。果たして「第二の双六」の上がりとは?
巣鴨プリズンから生還し、政界に蘇った男の激闘ーー。 いまに連なる「昭和」に、何が起きたのか? 真の独立国家再建を目指した政治家・岸を通じて描く、渾身の歴史小説! A級戦犯容疑で投獄されたものの、不起訴処分で巣鴨プリズンから釈放された岸信介。 大国のエゴとエゴがぶつかり合う戦後世界において、岸は文人政治家として、日米安全保障条約の改定や、自主憲法の制定、二大政党制の実現を目指して動き出す。 だがそこには、途方もない困難が立ちはだかる。 アメリカの野望。マスメディアの批判。自宅まで押し寄せるデモ隊。党内外の争い。そして弟・佐藤栄作のもとで勢力を伸ばす田中角栄ーー。 昭和六十二年、満九十歳でこの世を去るまで政治の表裏に関わり、「昭和の妖怪」と呼ばれた男の波乱の生涯! 下巻 目次 第十五章 幽囚の日々 第十六章 鮪は巣鴨にかぎる 第十七章 主権回復 第十八章 大いなる挫折 第十九章 嘘も方便 第二十章 鳩山内閣誕生 第二十一章 両岸と呼ばれて 第二十二章 乃公出でずんば 第二十三章 宰相の座 第二十四章 躓き 第二十五章 昨日の敵 第二十六章 五月十九日 第二十七章 退陣 第二十八章 車夫馬丁の類 第二十九章 昭和の妖怪
ブラック企業を辞め、引きこもっていた青年・大倉多聞が借金のかたに見合いをさせられた相手は忍者だった!忍者一家・藤林家の面々に押し切られ、人助けの何でも屋「忍ビジネス」をはじめることに。許婚の女子高生・杏子の友達や、「立川デブ四天王」の一人・俊さんなど、町の人たちの悩みを解決していくなかで不思議と成長していく多聞。ある日、辞めた会社で、今でも元同僚が耐えていることを知った多聞は以前なら想像もできなかった行動に出る…。
「芋」で領民を救った、希代の名代官!! 井戸平左衛門──大飢饉と銀山の危機を克服した、その偉業は今も島根で語り継がれる。 『超高速! 参勤交代』の著者が贈る、感涙必至の最新長篇。 隠居目前の最後のお役目は、最大の難題だった!! 徳川吉宗の時代──。幕府勘定方に勤める旗本、井戸平左衛門は引退を迎え、隠居生活を楽しみにしていた。隠居後の楽しみは諸国を回り、甘味を満喫すること。だが、隠居届けを出そうとしたその日、あろうことか奉行の大岡忠相から異動を命じられることに──飢饉と悪政に喘ぐ、石見銀山の地にいって欲しいというのだ。自らの能力を誉められ、心が揺れる平左衛門。さらに、将軍が食するという〈嘉祥菓子〉を褒美にちらつかされたのが、とどめとなり、快諾してしまう。だが、江戸から四十二日の旅の果てにたどり着いた石見の土地は、想像を絶する悲惨な状況だった──。
生徒と教師、それぞれの屈託多き日々に降りかかった「謎」がやがてひとつとなったとき、何が起こるのか。中学3年の夏休みに書かれた、瑞々しくも企みに満ちたミステリ! 第21回ボイルドエッグズ新人賞受賞作。
高校生になった小春は生まれて初めて恋をした。隣の席の“おぼろくん”。体は男の子、心は女の子…女装して歩くおぼろくんの助けになりたくて、小春は兄の美容院へ彼を連れて行く。「お兄ちゃん、おぼろくんをもっと綺麗にしてあげて」恋心を伝えられないまま、小春とおぼろくんは徐々に距離を縮めていくー。
なによりも大切にせねばならぬ人の命。 その命を守る治療ができぬよう、 政治という手が私を縛るのであれば、 私は政治と戦わねばなりません。 黒狼熱大流行の危機が去り、 東乎瑠帝国では、次期皇帝争いが勃発。 様々な思惑が密かに蠢きはじめているとは知らず オタワルの天才医術師ホッサルは、祭司医・真那の招きに応じて、 恋人ミラルとともに清心教医術の発祥の地・安房那領へと向かう。 ホッサルはそこで、清心教医術に秘められた驚くべき歴史を知るが、 思いがけぬ成り行きで、次期皇帝争いに巻き込まれていき!? 異なる医術の対立を軸に 人の命と医療の在り方を問う意欲作! *********************************************** 医療に関わる深い考察が、 帝位をめぐるドラマに染みこんでいる。 物語をつむぐ技の見事さを堪能した。 ーー 荻原規子さん(作家) 薬をいかに扱うか。 医師達の誇りと尊厳の戦いが、 情緒豊かな上橋ワールドで 繰り広げられる。 極上のサスペンスドラマ! ーー 佐藤多佳子さん(作家) いつかホッサルや津雅那師と、 命について心ゆくまで語り合いたい。 ーー 夏川草介さん(作家) 明日への言葉が道しるべ 川を渡り谷を過ぎ 上橋菜穂子の世界に旅をする はるかな時間さえ超えて ーー 萩尾望都さん(漫画家) 人はなぜ病むのか。そして、いのちとは何か。 人類史最大の問いの答えが明かされる。 ーー 福岡伸一さん(生物学者) 異なる道は辿っても、 「人を救いたい」という出発点は皆同じ。 本物の医療がここにあります。 ーー 水上 颯さん(東大生クイズプレイヤー) 良質のファンタジーは本当の癒しになります。 ーー 養老孟司さん(解剖学者)
模擬戦闘で最高成績を収めた弁天丸ら海賊船三艦に、帝国情報部から辺境海賊のアジト・髑髏星に潜入調査の依頼が来た。茉莉香は先行単独潜入を決め、クーリエや帝国情報部員ナッシュらとともに、髑髏星へと向かうが。
グリューエルが誘拐騒ぎに巻き込まれた。心配する茉莉香やクーリエをよそに誘拐犯の兄弟を手懐けたグリューエルは、誘拐を企てるにいたったその窮状を見かねてひと肌脱ごうと。事態は予想外の展開にーー。
「緋弾のアリア」シリーズ10周年を記念した、スペシャルBOOKが登場! 赤松中学書き下ろし短編をはじめ、ファン垂涎のアイテムがてんこ盛り!