出版社 : KADOKAWA
恋人を死に追いやった連続殺人犯を射殺した瞬間、刑事・小林洋介は多重人格探偵・雨宮一彦へと変貌を遂げた。刑務所で彼を待ち受ける不可解な事件!
雨宮一彦に興味を抱いた伊園磨知が、彼をもとを訪れたとき、街では犯罪専門の非合法FM局が特別プログラムを開始した。次々と起きる猟奇事件の真実とは?
乞食のトム・キャンティとウェイルズ王子。戯れに衣服を交換すると、王子は乞食として追い払われ、乞食は王子と誤解される羽目に……。子供の姿を通して富と貧困と心の尊さの根源を説く、マーク・トウェインの傑作。
ベロニカはすべてを手にしていた。若さと美しさ、素敵なボーイフレンドたち、堅実な仕事、そして愛情溢れる家族。しかし、彼女は幸せではなかった。何かが欠けていた。ある朝、ベロ二カは死ぬことに決め、睡眠薬を大量に飲んだ。だが目覚めるとそこは、病院の中だったーー。自殺未遂の後遺症で残り数日となった人生を、患者たちと過ごすことになったベロニカ。そんな彼女の前に人生の秘密が姿を現そうとしていたーー。
十四歳の銀次が丁稚奉公する木綿問屋「大黒屋」で、若旦那の藤一郎に縁談が舞い込んだ。ところが、祝言を目前にして、女中おはるのお腹に藤一郎の子どもがいることが発覚。おはるは店を追い出されることになる。 ほどなくして、銀次は藤一郎の遣いでおはるの家を訪ねるが、そこで目にしたのは、目を覆いたくなるような恐ろしい光景だった……。 「居眠り心中」ほか、背筋も凍る、著者渾身の江戸ふしぎ噺全9編を収録! ※カバーの絵柄は(株)かまわぬのてぬぐい柄を使用しています 居眠り心中 影牢 布団部屋 梅の雨降る 安達家の鬼 女の首 時雨鬼 灰神楽 蜆塚 解説 東雅夫
会津四十万石の加藤明成は淫虐の魔王ともいうべき大名。家老の堀主人はたびたび諌言したが、ついに主家を見限って退転し、一族の女三十人を鎌倉の東慶寺に託し、高野山に入るが・・・。
柳生十兵衛の援護により、かよわい女達が会津七本槍の四人までを討ち果たした。男心をそそる豊満な肉体を敵前にさらし、一瞬の油断を誘って敵を討つ、みごとな“女人殺法”が繰り出される。江戸から本拠地会津へ逃げ帰る加藤明成ら暗殺集団。慈僧沢庵をともない、敵陣に乗り込む堀一族の七人の美女と柳生十兵衛。だが、そのゆくてには、驚天動地の地獄の幻法「夢山彦」が…。『魔界転生』と並んで風太郎忍法帖の二大雄編と称される傑作長編。
昭和初期。オカルト、猟奇事件、ナショナリズムが吹き荒れる東京。歌人にして民俗学者の折口信夫は偶然に、しかし魅入られるように古書店「八坂堂」に迷い込む。奇怪な仮面で素顔を隠した主人は木島平八郎と名乗り、信じられないような自らの素性を語り出した。以来、折口のまわりには奇妙な人、出来事が憑き物のように集まり始める…。ロンギヌスの槍、未来予測計算機、偽天皇、記憶する水、ユダヤ人満州移住計画。-昭和の闇を跋扈するあってはならない物語。民俗学伝奇小説の傑作、登場。
舞台は“魔法遣い”という存在が普通に認知されている現代の日本。主人公菊池ユメは正式な“魔法遣い”になるため、研修指導員・小山田先生のもとでひと夏を過ごしました。研修を終えたユメは、小山田先生に手紙を書きます。それはユメの大切な思い出の数々でした。
四人家族が住み始めた古い家。もう一人いる感じがし、見知らぬお婆さんの影がよぎり、あらぬ方向から物音が聞こえる。昔、この家で殺人があったというが……ホラー短編の名手による謎と恐怖の作品集。
大坂城落城に際して、真田幸村は五人のっくノ一に秘策を与えた。忍法の限りを尽くして秀頼の子種を身ごもり、徳川家の再興をはかれというのだが・・・。千姫と家康、伊賀忍法と信濃忍法の凄絶な戦い。
いつもと同じはずなのに、何かがしっくりこない。テーブルの角が見つめている。部屋に穴があいている。何かがおかしい。この前買ってきたアンティークの鏡台が?祖父が?彼女が?それとも僕自身がー?日常にひそむ些細なずれが、人を恐怖に、あるいは不可思議な世界へと招き入れる。原田宗典が想像力の限界に挑み、現実と虚無の間にひそむ異空間を描いた奇妙な短篇集。
日常世界の中でふと垣間見てしまった性の秘密に戸惑いながら、大人への階段を昇ってゆく少女の姿を描いた「世界の真ん中」。村祭りで出会った見知らぬ年上女性に誘惑され、熱く夢のような一夜を迎える少年の心情に迫った「ホップ・ステップ」etc。空港で、更衣室で、金木犀の茂みの中で、性の悦びが光る波となって、私を陶酔の海へと導いてゆく…。未知の扉の向こうに、新しい自分を発見する13の物語を収めた傑作官能小説集。
時の権力者太閤秀吉を口先だけで遣り込める、町人出身の御伽役・曽呂利新左衛門の当意即妙の受け答え、抱腹絶倒の頓知の連続。特に「正月の吉夢」の富士山・鷹・茄子の主張は圧巻である。
江戸の石川群東斎巌流の許で修行、二刀流を編み出した武蔵は、小倉藩剣術指南役の父を闇討ちした仇・佐々木岸柳を探し求めて諸国を行脚。数々の試合で勇名を馳せ、遂に豊前島での決闘に臨む