出版社 : MUGENUP
魔力に満ち竜と共に生きる辺境の地、ファリエナ領主の娘・エステルは、突然サウスアロード帝国皇帝・ラファーガの夜伽係に任命される。苛烈で冷酷な『黒雷帝』の異名を持つラファーガ。命令に反したが最後、命はなく領民にも危険が迫るーそれだけは絶対ダメ!エステルはラファーガの不興を買わないよう、夜伽係として全力で媚びて尽くすことに!そうして初めての夜伽を終えた翌日、なぜか皇帝の『婚約者』にジョブチェンジ!?冷酷さの裏でーある過去の出来事からラファーガはエステルを溺愛してやまなくて…。一途に愛する皇帝×生きるため媚びる令嬢のすれ違いラブ!
小国の王子であるセナは、「惹香嚢」という男でも妊娠可能な特殊な臓器を体内に有している。発情期には男を惑わす魅惑的な香りを放つため、問題が起きぬよう、たった一人で牢に隔離されるという生活を送っていた。淫売と罵られ、家族にさえ顧みられないセナだったが、ある日突然父王から「お前を、レスキア皇帝に嫁がせる」と命じられてしまう。惹香嚢持ちとはいえ、男が後宮入りした例はなく、帝国への従属の証しとして嫁いでも、殺されてしまうかもしれないー。命令には逆らえず、セナは侍従一人だけを供にレスキア帝国へと向かう。そして迎えた皇帝との初夜。発情したセナが目にしたのは…。
男でも妊娠可能な「惹香嚢」という臓器をもっているため、小国の王子であるセナは従属の証しとしてレスキア皇帝アリオスへと嫁き、息子アスランを出産する。自分と同じ惹香嚢体で生まれたアスランが竜王の伴侶として婚配者に選ばれたため、セナは神山より派遣された獣人族の護衛官イザクとともに神山へ向かうことに。しかし、やっと辿り着いた神山では不可解なことが起こっていた。次々と消える惹香嚢体、謎の多い上位神官の行動、そして皇帝廃位ー。利権を求め各国の思惑が交錯するなか、息子を守るため神山からの脱出を図るセナだったが…。
18歳になった旧王家の血を引く公爵令嬢・ヴィオレアは、簒奪王ザラストとの政略結婚を命じられる。結婚から逃れるすべもなく王都へ向かう道中、彼女が出会ったのは腰に紋身を入れた銀髪の盗賊頭領・アインシュヴェルだった。彼もザラストと因縁があるようで、素性を偽り彼らの村へ身を隠すことに。自信家で盗賊としての冷酷さもあわせ持つアインシュヴェルは“危険”。なのにヴィオレアを見るその砂色の瞳に心は揺れてしまう。「逃げなくてもいいのか?このままだったら、キスするかもしれないぜ」そうしてアインシュヴェルからの求愛を受けいれてしまえば、甘く愛されて…!?国に翻弄された盗賊と公爵令嬢ーふたりの恋は、王国の行く末も巻き込んでいく。
ある夜、恋愛から遠ざかっていた咲村冬和が拾ったのは、お腹を空かせた年下の美男子。一晩だけの人助け…のはずが、家もお金もないという、名前以外教えてくれない彼・水月航となぜか同棲をはじめることに!“誰か”と過ごす生活は心地よく、気づけば航に絆されていく。そしてある晩、冬和のベッドに航が潜り込み二人の距離は急接近してー。あの日拾ったのは、猫のように人の心に入り込む男と、新しい恋。“幸せ”に手を伸ばす冬和だけど、彼にはある秘密があり…。
大学病院の若きエースである整形外科医の高良惣太は、命を救ったヤクザの若頭・伊武征一郎とラブラブ同棲中。ある日、たまたま乗った飛行機で急病人の応急処置を行った惣太。後日、勤務先の大学病院で偶然にも助けた謎の美青年に再会してからというものの、熱烈なアタックを受け続ける。どこか既視感を覚える猛アプローチに戸惑う惣太だが、なぜだか伊武には相談できずにいてー。人気作家・谷崎トルクが贈る、いまだかつてないホスピタル・ラブコメ待望の第4巻!
「もっともっと幸せにしてあげたい。今の僕ができる、全部で」美しい庭に惹かれた夏のある日、幼いリリィが出会ったのは公爵子息のローレンスだった。身分の違いを知りながらも恋に落ち、毎年彼が帝都を訪れる夏にだけ“貴族の令嬢”として密かに逢瀬を重ね、心と身体を近づけていく。けれどある年、彼の許嫁を名乗る令嬢が現れ、リリィとの関係は『女性を学ぶ、結婚までの練習台』だと告げられる。-ローレンスを信じたい。そんなリリィの想いを裏切るように、彼からの連絡も途絶えてしまい…。運命に引き裂かれても、ただお互いだけを愛し続けた、十年に渡る切ない恋の行く末はー。
「あなたとならちょうどいい。なので、結婚していただけませんか?」付き合って6年。結婚も視野に入れていた恋人から手酷い裏切りをうけ、傷心中のジュリアは自暴自棄になりかけていた。そんな時に、見目が麗しく遊び人だという噂のある白騎士・レオナルドから結婚を申し込まれる。お互いに利点があり“ちょうどいい”からと契約結婚を提案され、前向きに検討することにしたジュリア。だが、本当に好かれているかのように、とろけるほど熱くアプローチされて…。
布施千秋と同期・柴谷雄哉は犬猿の仲だ。柴谷が女の子が大好きで、誰にでも“種をまく”男だからである。しかも社内外の女子にアプローチする彼のせいで、仕事にも支障が出始める始末!釘をさしたらまさかの『千秋と寝れたら他の女とは寝ない』と宣言されて!?柴谷のことは大嫌い。でも、一夜を共にするだけで今後の仕事が円滑に進むなら…。そうして身体を許したら最後。負けず嫌い女子と種まき系男子の『好きになったら負け』の攻防戦が始まる!
恋に恋する伯爵令嬢ソフィアは、社交界で羨望の的であるセドリック夫婦に憧れていた。数年後、セドリックの妻が亡くなり、後妻を探していると聞いたソフィアは、両親に彼との結婚を勧められる。セドリックに前妻を「一生忘れることはできない」と言われるが、前妻を大切にしていた彼となら、互いに愛情がなくても信頼で結びつく夫婦になれると思い、彼の後妻に入る。妻として大切にされ、穏やかな日々に幸せを感じていたある日、妊娠が判明。喜びを胸に報告に向かうが、前妻を想い涙する夫を見てしまう。その姿を見てはじめて、ソフィアは夫を愛してしまったことに気付く。一生愛されないと痛感したソフィアは、そばにいるのが辛くなり…。
大正十年。新聞記者の夫・片桐良平が取材のためロシアへ渡って四年、史乃は三歳になる一人娘の波瑠を育てながら、家を出たきり連絡のない夫の帰りを待っていた。だがある日突然、史乃は陸軍参謀本部へ呼び出され、エリート将校の清河誠吾少佐から、夫がニコラエフスクでおこった凄惨な事件に巻き込まれて殺されていたと、遺品を突きつけられる。さらに夫はテロリストと関わっていたと仄めかされ、史乃にも危険が及ぶかもしれないと清河の監視下に置かれてしまう。夫の死の衝撃も醒めぬまま、強引に清河邸に住まいを移されてしまう史乃親子だが、なぜか手厚い待遇で迎えられる。さらに清河は責任を持つと言って、史乃に結婚を迫ってきて…。
勇者のギフトを持つ七番目の勇者である岸勇人は、決闘裁判の混乱の中、コロッセオを脱出し仲間達と初代勇者の足跡を辿り旅を続けていた。初代勇者が訪れた街へ向かう最中に遭遇する、エメラルド親衛隊のスーとフー。そしてジェシカと姫であるティファの影武者。共に行動する事になりその道中でトラブルに見舞われながらも、徐々に関係性が深まっていく。しかしネフェレの貴族の代理人からの伝言でジェシカの口から「ミゼットの役目は終わったと」それは仲間であるミゼットのフレイアが勇者であるハヤトの補佐の任務を終え、ネフェレに戻すという意味だった…『聖杯を手に入れたら七番目は殺せ。以上だ』勇者の聖杯。それを求めて争奪ロワイヤルが開幕。そしてついに勇者の禁断のスキルが明らかにー加速していくハヤト達の冒険と深まる異世界の謎。大好評シリーズ第二弾!
人類と魔族の戦争が始まってから20年。勇者陣営は「ギフト」と呼ばれる希少な能力の持ち主を探すため、各地方を渡り歩いていた。辺境の村に住む少年フェイドは、勇者の訪問により自分が数少ないギフト持ちの一人であることを知る。しかし、それは人類陣営が危険視する「闇の力」のギフトだった…。フェイドのギフトを危険視した勇者は、フェイドの家族や村人を虐殺し始めた。大切な人を殺された怒りと憎悪によって「闇の力」のギフトが覚醒したフェイドは、その能力を使って辛くも勇者陣営の魔の手を逃れる。勇者と人類に復讐をするため、4年に亘り力を蓄え続けていたある日、人族と魔族領の境にある山脈でフェイドは魔王の少女に出会う。「-私と手を組まないか?」これは魔族へと寝返った最強が、勇者と人類に復讐する物語である。
世界中にはさまざまな色を持った闇の炎が存在している。「ひゃっほー!!!闇の炎様ー!!!俺を抱いてくれー!!!」ヤミノ・ゴーマドは幼馴染の聖女が勇者と付き合っていることを知って絶望し、その中のひとつ、紫の闇の炎にその身を投げ死んだ…。と、思っていたが、目が覚めると足元には頬がぷにっとしている裸の幼女がいた。「パパ。おはよう」紫の闇の炎との間にできた娘だと言う幼女にアメリアと名付け、彼の父親としての暮らしが始まるのだった。さらに紫の闇の炎の化身でありアメリアの母である美しいヴィオレットの力を得たヤミノは毎日を幸せに過ごしながら家族の絆で様々な苦難を乗り越え成長していく。そして世界を救うため、世界中の闇の炎たちと出会い…、つまりお嫁に迎えて子を持つことになるヤミノの壮大で心温まる冒険ファンタジー!
入社5年目、何をやっても冴えない平凡な男斎藤郁馬は先週、仕事で大ポカをやらかし絶望の真っ只中にいた。郁馬が密かに想いを寄せている、神川環季部長にも見放されたと嘆いている中たまたま駅でその神川部長と遭遇。声をかけようとしたその瞬間突然、彼女の身体がぐらりと揺れ線路の方へと落ちてしまう。なんとか一命は取り留めたものの病室で目覚めた彼女は、まるで別人格が乗り移ったような豹変具合に。挙句の果てには自分は「ヴァルライド王国の魔法騎士」と名乗り「異世界より、タマキに転生した者である!」と言い出す始末。そんな彼女に困惑しつつも、郁馬は彼女と共に過ごすことになって…。憧れの女上司が異世界の魔法騎士へと転生!?笑いとドキドキ必須のドタバタラブコメ×ファンタジー!
俺は転生したんだぞっと。小説を原作としてゲーム化にアニメ化までした『魔導の夜』の世界に、だ。原作の小説こそ途中で飽きてしまったが、ゲーム版はやり込みアニメ版も網羅しているがどうも少し様子がおかしい。そう、俺は転生した。ただしメイン級のキャラクターではなく、ただのモブに。それも本編ストーリーには全く出てこない、もはやモブですらないかもしれないキャラに転生してしまったんだ。両親にも怪しまれないように、ごく普通のモブとしてこの世界を生きようとしてたんだが…。突然、幼稚園で魔物に取り憑かれた同級生の暴走に巻き込まれてしまう!俺でもなんとかなるんじゃないか、と思って戦いを挑むも腕を切られて満身創痍。馬鹿な考えをしたものだ。俺はモブ。明日のニュースで「死んだ幼稚園児」と報道される程度のモブだったのだ。『ジョブを決めてください』ふと、ゲーム開始時に見たことあるメッセージ表示が浮かぶ。生き残るために選んだジョブ『神官』で窮地を脱するが、この選択が意図せずして『魔導の夜』の展開を変えていってしまうのであった。
「ちっくしょぉー!彼女欲しぃー!!」いかつい顔に立派な体躯を持ったがゆえに、中学三年間まったくモテずに過ごしてきた俺。そんな嘆く俺の前に突如現れた謎の女神。「そんなあなたに朗報です!女性にモテモテの人と、人生を交換してみませんか?」突拍子の無い女神の提案に困惑しつつも、入れ替わりを決意する俺。しかし目覚めた先は、男性が極端に少ない世界の日本だったー!?そんな世界で入れ替わった宗谷武人として戸惑いつつ過ごしながらも、この世界で男性は誰でもモテモテ。故に、モテない女性の心が理解できるのは元・非モテの俺のみ。それに気づいた俺は周囲の女性を幸せにしようと心に誓うのだが…書籍化に伴い、新規エピソードも多数追加!
帝国騎士団に所属していたアッシュは順風満帆な人生を送っていた。しかし婚約者である貴族のお嬢様から婚約解消を言い渡され、さらには年下上司からは婚約者に赤ちゃんプレイを強要したという偽りの噂を流されてしまう。こうして騎士団をクビになり、灰色の人生へと転落してしまったアッシュ。「そうだな…外国にでも行こうかな」全てが嫌になったアッシュはそう思い立った。ダンジョンの資源を利用して急成長を続けるローズベル王国、その西部にある第二ダンジョン都市でダンジョン内の魔物を狩る者…ダンジョン狩人として新たな人生をスタートすることにした。魔導具に囲まれた豊かな暮らし、ライバルとの再会、初めてのダンジョン攻略。帝国騎士団時代に鍛え上げた圧倒的実力を発揮するアッシュは徐々にローズベル王国での名声を獲得していく。すべては灰色の人生をひっくり返すために。…一方、アッシュのいなくなった帝国騎士団では一人の後輩・ウルカが目の色を変えて彼を追いかけようとしているのだった。