著者 : 御子柴リョウ
18歳になった旧王家の血を引く公爵令嬢・ヴィオレアは、簒奪王ザラストとの政略結婚を命じられる。結婚から逃れるすべもなく王都へ向かう道中、彼女が出会ったのは腰に紋身を入れた銀髪の盗賊頭領・アインシュヴェルだった。彼もザラストと因縁があるようで、素性を偽り彼らの村へ身を隠すことに。自信家で盗賊としての冷酷さもあわせ持つアインシュヴェルは“危険”。なのにヴィオレアを見るその砂色の瞳に心は揺れてしまう。「逃げなくてもいいのか?このままだったら、キスするかもしれないぜ」そうしてアインシュヴェルからの求愛を受けいれてしまえば、甘く愛されて…!?国に翻弄された盗賊と公爵令嬢ーふたりの恋は、王国の行く末も巻き込んでいく。
筆頭魔導士で、貴族令嬢の羨望の的の若き公爵様は人前でもエマを抱きしめ、愛を囁く愛妻家。けれどそれは…契約結婚がばれないための演技だった。三年前ー隣国での潜入捜査の失敗で奴隷商人に捕らわれ、闇オークションに出されてしまったエマを一千万ゴールドで落札し、救い出してくれたユージェス。多額の借金と引き換えに、ユージェスから出された条件は女嫌いな彼の女除けとして結婚をすること。仕事も辞めなくて良く、学園に通う弟も援助してくれるという破格の条件に飛びついたエマだったけど…いつの間にか、彼への気持ちが大きくなっていてー。
勤勉だけど変わり者の伯爵令嬢のベルはナルシストな婚約者から一方的に婚約破棄される。元婚約者と彼の浮気相手に悪女の噂を流されるも気にせず独り身を謳歌しようとするが、突然幼馴染で将来有望な公爵ロバートから婚約の申し出が!?会えばケンカばかりの相手なのになんで!?嫌がらせかと警戒するのに父も兄も大喜びで応援ムード!?でろでろに甘やかされキスされて…相思相愛になった二人だけど元婚約者の魔の手が!こうなったら「悪女」として彼らにギャフンと言わせ、完璧なハッピーエンドを目指します!
「ときが来たら必ず迎えに来る。それまで僕を待っていて」事故で亡くなったヴァルタルが、ついに迎えに来てくれた夜。天の国で彼と幸せになれると、甘美な愛撫に身を委ねてレーナは幸せだった。しかし、ヴァルタルが本当は生きていて、実は王弟なのだと知らされた!ヴァルタルはレーナを絶え間なく溺愛し、求婚の手を緩めない。一緒にいられるのは嬉しいけれど、王弟殿下との結婚を受け入れるわけにはいかなくて!?
卒業パーティで王太子デレックから、突然婚約破棄を告げられたヴェロニカは、心の底から歓喜した。「ヴェロニカ・ハーニッシュ!私はお前との婚約を破棄し、フローラ・ハスとの新たな婚約を宣言する!」「いいのね!?」「え?」「本当にいいのね!」デレックは知らなかったのだ。ヴェロニカが本当の大聖女であること、フローラが大聖女を詐称していること。そして、自らの資質が試されていたことを。明かされる真実。幼馴染の第二王子から告げられる恋心。「ヴェロニカ、僕と婚約してくれませんか?」大時計台を司る大聖女が崇められる世界の恋物語。運命の新たな歯車が回り出すー!
王命により寡黙なエリート竜騎士と結婚した令嬢クラリス。再会の日、彼は「俺は、君に手を出す気はない」と告げる。お飾り妻として新婚生活を送っていたらある朝目覚めると枕元に謎の卵が?そのまま竜の赤ちゃんが生まれて!?動揺しまくる旦那様と親竜が見つかるまで赤ちゃんを育てることになったけどなぜか溺愛生活も始まってしまい!?子育てから始まるじれじれ異世界ピュアラブ。
異世界の美貌の王子・アシェルに転生した主人公。しかし、以前のアシェルは残虐な王子で、英雄である黒騎士・セオドアからも嫌われていた。だが半分だけ血を引いたセオドアの獣人の本能は、アシェルを唯一無二の番だと訴え、愛しさと憎らしさの間で葛藤する。そんな中、アシェルが獣賊に攫われ、セオドアは番を守るために獣化するが、重傷を負ってしまう。事件の黒幕も判明し、どうやら事の発端は亡き前王妃の死にあるようだが…?そしてアシェルとセオドアは心を交わすが、アシェルへの求婚が殺到しー?獣人の血を引き黒騎士×転生先が美貌の嫌われ王子。
事故に巻き込まれ、冴えない会社員から異世界の美貌の王子・アシェルとして目覚めた主人公。予期せぬ転生を喜ぶが、以前のアシェルは獣人を虐げる残虐な王子で、兄弟王子からは嫌われ、国の英雄である黒騎士・セオドアからは憎しみの眼差しを向けられていた。それでも周囲との関係修復に取り組み、好転したかに見えたがー。一方、別人へと変貌したアシェルに、セオドアはどうしようもない愛しさを感じていた。半分だけ血を引いた獣人の本能が、アシェルを唯一無二の番だと訴え…?