小説むすび | 1987年9月発売

1987年9月発売

真夜中のトラッカ-真夜中のトラッカ-

働き者の平凡なトラック運転手と思われていたポール・マイヤーズは、深夜誰に頼まれ、何を運んでいたのか?運転中、崖から転落死したと思われたポールが、何者かの仕掛けた爆発物で命を絶たれたと知ったピナクル保険は調査員デイヴ・ブランドステッターに事件の背景を探るよう依頼した。彼はまず、保険金を請求した未亡人アンジェラに話を聞きに出かけた。彼女は、夫の仕事については何も知らないという。が、そういう彼女の顔は何者かに殴られ、怯えた様子だった。ポール殺しの容疑者はあがってはいた。シレンシオ・ルイス-チンピラグループのもとリーダー格で、ポールの証言により強盗の罪が確定し、保釈になったばかりの男だ。彼の意趣返しかもしれないが、その行方は杳として知れなかった。そのうち、妙な事実があきらかになった。ポールに仕事を紹介した運転手オシーも、やはり変死を遂げていたのだ。しかも、オシーの死亡診断書を書いた人物は偽医者らしい。その上、オシーの妻子も何者かに怯えて逃げ出していた。事件関係者を脅かす謎の人物とは何者なのか?そして、真夜中のトラック便に絡む怪事件の意外きわまる真相とは?

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