1988年12月1日発売
地上40メートルにそびえる華麗な帆船レストランの屋上で、白骨死体が見つかった。わずか3日間で白骨化してしまったのだ。死体の身元は判明しそうだったが事件は二転三転!著者と犯人が仕掛けた大きな罠とは何か?奇抜なシチュエーションと緻密な密室トリック!推理ファン必読の大型新人デビュー快作。
中国三代奇書を超える大伝奇ロマン。軍師に姜子牙(太公望)を得て紂王討伐の軍を興した周の文王は、征途なかばにして世を去った。子姫発が跡を嗣ぎ武王を名乗る。一方、都朝歌では、千年の狐狸精妲己(妲妃)に欺弄されて、紂王が自堕落な日々を過していた。しだいに民の間に怨嗟の声がつのり、諸侯は相次いで旗揚げ、武王を盟主と仰いで会盟の地孟津へと兵馬を進めるー。全3巻。
北の涯に建つ謎の館。誰も足を踏み入れぬ冷い地下室に私を閉じこめた重い石の扉。あの人を愛した罰で私は殺されるのだろうか。見えざる悪魔は第三の生贄に私を選んだのだろうか。私は必死に幻の電話のダイヤルを回しつづける。既視感覚に導かれて会いえた二人を襲う不可思議な事件を通して、精神世界の神秘と恐怖を描き出す超常ミステリー。
隼という名の犬を飼い、一人で狩りをしていた老猟師の家をある日巨熊が襲い、嫁や孫そして隼をもその鉄の爪にかけた。巨熊をはじめ、巨大な犬鷲、長大な牙を持つ猪の3大巨獣と老猟師の対決が迫るころ、1匹の白い紀州犬が迷い込み、老猟師は2代目“隼”と名付けた。老人と犬の哀しいまでの愛を描いて動物小説の巨匠の原点ともいえる処女長編。
コーディーたち4人が派遣されたのは独裁者デュバリエの私兵=トントンマクートの残党に支配された暗黒のハイチ共和国。恐怖政治の亡霊たちは、広大なケシ畑を奴隷たちに耕させ、アヘンから上がる巨額の金を資金源に恐るべき計画を着々と進めていた。いつまでも不正は許されない。正義の銃は火を吹いた!
ローラは、15歳で小学校の教師になり、はじめて家からはなれて暮らすことになった。下宿生活のつらい日々を送っていたローラを救ってくれたのは、週末になると迎えにきてくれるそりとアルマンゾだった。やがで、ローラは静かで豊かな愛をもったアルマンゾと、18歳で結婚するまでの黄金色の光に包まれた素敵な青春の日々を描く「大草原の小さな家」第7作。
国栖(くず)の紙漉きの娘よしの。今日は大阪の紙問屋“京極”へ嫁ぐ日。母と出奔した男の息子と結婚する!その重みを振り切るよう、よしのは母の姿へ叫んだ。「お母ちゃんを否定したところから、うちの女の人生は始まるんや」だが声は桜吹雪にむなしく消えていった。心のままに生きる母千香子。ひたむきな愛を求める娘よしの。傷ついた自尊心を癒せぬ姑菊江。愛憎の日々に生きる3人の女。朝の連続TVドラマ原作。
「えっ、宙太がグアムでお見合い?しかも、相手が殺人者?」いきなり、とんでもない話を聞かされた星子さん。愛は、いや、嫉妬は国境を越えて、常夏の島まで来たのはいいけれど、待ってたのは、コバルトブルーの海と真っ赤に染まった女の死体だった。トロピカルアイランドを舞台に繰り広げられるおぞましい事件と謎の数々。人気爆発、絶好調の山浦ミステリー、きわめつけの最新刊登場。
由美、舞、おケイの仲よし超女隊三人組。この三人が、まったく同じ夢をみた。ポッカリとあいた空間の中にステキな美少年が閉じ込められていて、その美少年に向かって大きな影が飛びかかろうとしている、そんな夢だ。ところがこの夢は、香港以来、すっかり惚れっぽくなったおケイが夢の中で発信したテレパシーで、由美と舞がそれをキャッチしたというのだ。
この本には、マリナをめぐるさまざまな愛のかたちが、すてきなイラストで描かれているのよ。マリナの魅力に、きっとうっとりとなるわ。ムフフフ。マリナをはじめ、和矢、カミルス、シャルル、薫、美女丸など、あなたの知りたい秘密がいっぱい。それに、書き下ろしの小説もあるし、ローマ、ポンペイの観光案内まであるのよ。まんが家マリナシリーズ初のイラスト集です。
水晶市の高校2年生の夕輝。ボーイフレンドの陽平がいるけれど、彼ったらアイドルのパンチラ写真を撮ったりすることばっかり熱心で、まるでガキ。夕輝はもう前の男と「オトナしちゃってる」のに、ね。あ〜退屈!そんなある日、夕輝は妖精のような不思議な女性、美月と知りあう。彼女の放つ“大人の愛”のにおいに魅せられていく夕輝は…。ちょっぴりビターな、愛たちの物語。
「ノーティボーイ」って意味を知っているだろうか。ひらたくいえば「悪ガキ」。「ガキ大将」って訳してもいい。そう俺はノーティボーイ。中三になろうとしている今でも。でもけっこうやっかいなこともある。例えばクラスメイトの恵。「お兄ちゃん」といっては何かと頼ってくる。俺にとっては妹みたいな存在だ。そんな恵が『義兄弟』でもある横尾を好きだったとは!
「杉田が、スキー場で死んだ!」美香の弟・一郎は、ラジオのニュースで親友の死を知って驚いた。さっそく杉田の父親が茂介・美香コンビの探偵事務所を訪ね、死の直前の息子の行動について調査を依頼しにきた。警察の調べでは、杉田はツララによる事故死とのことだったが、ともかく茂介は現場のスキー場へ出かけた。ところが三日前にも、谷に落ちて死んだ女性がいたー何かナゾが…?
いきなりだけど、君たちマカフシ研って知ってるかい?超能力とかUFOとか占いとかおよそ謎とつくものならなんでも研究しちゃう、ぼくら“魔訶不思議研究会”のことなんだ。ところが、メンバーは、会長の小町谷センパイ以下ーたったの四人!そんなツブれかけたマカフシ研に舞いこんだ調査の依頼は…なんとぉっ!真夜中のオンボロ校舎に出る女のユ・ウ・レ・イ!
今は亡き大スター・矢富富弥の大ファンの真由子が、いつものようにお祈りをしていると、真由子を呼ぶ声がした。それがわらしのトミヤとの出逢いだった。嵐の夜に真由子の前に姿を現したトミヤは、真由子のベッドの下で寝起きするようになり、二人の同棲生活(?)がはじまった。といっても、トミヤは彼を心から信じる人にしか見えないし、声も聞こえない。ママはトミヤの存在を知らなかった。