1988年7月1日発売
スティーヴンソン怪奇短篇集スティーヴンソン怪奇短篇集
ヘンリー・ジェームズが「13ページで書かれた傑作」と激賞した「ねじけジャネット」、サマセット・モームが「世界短篇小説百選」の一つにとりあげた「マーカイム」、解剖用死体の盗掘と売買を扱った「死骸盗人」など、鬼気迫る7篇を収録。眠れぬ夜の一服の清涼剤として、ぜひお試しください。ただし、のみすぎにご注意!
オシャレ泥棒オシャレ泥棒
オシャレ泥棒-彼女達は一般にそう呼ばれていました。街はオシャレ泥棒の噂で持ちきりだったのです。最初、原宿のショップの前に停められていたワゴン車から洋服は強奪されました。その後…。愛以上のモノを求めて、彼女達は東京中のブティックを荒らし回った!カワイクて、オカシクて、ちょっぴりカナシイ。著者初の書き下ろし、現代少女の必読小説。
秘界の性宴秘界の性宴
「私は両性具有なのかしら…。」家元夫人桜子が、自からの性の不思議さに気付いたのは、いつからだったか。確かにクリットが親指の第1関節部分ほどの大きさになって、男性の機能としても使用出来そうだ。古代インドにその源を発する両性具有者=ヒジュラの秘密組織は、彼女の運命を予想もしない方向へと導く。