1990年9月1日発売
白衣の性天使白衣の性天使
白い制服の下に23歳の熟れた肉体を包んだ安奈は、入院中の男に口説かれ、騎上位で処女を失なう。一度知った性の快楽は、男女を問わず安奈をSEXづけにしていくが、同じ病院に勤めている医者と看護婦の交歓シーンを覗き見た時は、一気に燃えあがり、声をかみしめて、花芯に指を使ってしまった。
モレルの発明モレルの発明
故国ベネズエラでの政治的迫害をのがれて絶海の孤島に辿り着いた《私》は、ある日、無人島のはずのこの島で、一団の奇妙な男女に出会う。《私》はフォスティーヌと呼ばれる若い女に魅かれるが、彼女は《私》に不思議な無関心を示し、《私》を完全に無視する。やがて《私》は彼らのリーダー、モレルの発明した《機械》の秘密を…。二つの太陽、二つの月が輝く絶海の孤島での「機械」、「他者性」、「愛」を巡る謎と冒険。
荒木又右衛門荒木又右衛門
「荒木又右衛門」は大正7年夏に岡山、鳥取、伊賀上野などの関係ある土地を歴訪し、史実を踏査した上で、「伊賀の水月」と題して発表されたものだ。それまでの敵討説話から一転させ、旗本対大名の対立の中に鍵屋の辻の決闘を位置づけ、後の直木三十五や長谷川伸の「荒木又右衛門」に影響をあたえた。