1990年9月1日発売
スラリとのびた小麦色の足、スコートが包み込む豊満なヒップ、成熟した女のように揺れる乳房。そよ風のような少女の匂いに淫獣はその牙を剥き出す。可燐な花弁をこじ開ける。破瓜の痛みに少女は地獄を見た。赤い亀裂の奥に燻る女の性に火を点けられた時、トロリトロリと蜜液が少女の肉門に溢れだす…。
リトル・トーキョーの片隅で、ケンカをしながら生まれ育った一匹狼のジョウ・河村。なんの運命のいたずらか、いまは市警特捜課の刑事として、組織に潜入中の刑事を救出すべく、愛用のベレッタ92Fをホルスターに、夜の街へ出勤した。だが、ジョウを待ちうけていたのは、組織の凶弾に倒れた同僚刑事たちの憤死だった。復讐を誓ったジョウは、サブマシンガンを手に、組織の幹部を襲う-。好評の東映Vシネマ世良公則主演『クライムハンター』シリーズのノベライゼーション作品。大川俊道監督原案・ハードアクション。
「人間の連帯などいかに嘘っぱちかを暴力的なまでの明白さにおいてとらえるためには、20歳の頃に一度浮浪者になってみることが必要だ」-刑務所を出て冷酷非情な強盗団に身を投じ、人間の善意も死に対する宗教的な畏怖も何一つ信じないクールな男を描いた表題作ほか6篇収録。
悩ましいプロポーション、白い柔肌、清楚な美貌、剛直を絞りあげる果肉…。真面目な男を獣へと変えるに充分すぎる、叔母・沙智の女体だ。野性に目覚めた甥、光則の激しい責めに、抗いながらも愉悦を貪る麗しき叔母。沙智の着替えを覗き見たことが、叔母と甥をドロドロの肉地獄へと堕とし、家族まで崩壊させることになろうとは…。
音楽教師、香澄の前に出された写真は、まさに地獄への招待状だった。淫獣のような教え子二人に強いられる、暴虐、羞恥、屈辱…。25歳の蕩けるような裸身が、そのたびに熱く悶え、淫錯する。もう私は堕ちてゆくしかないの…剛直を咥えながら、濡れた肉襞が緊縮した時、香澄の中に飛沫がけたたましく散った。330万部を突破した綺羅光の世界。
両親の死後離ればなれになった紫音と綺羅。17年後、紫音は日舞の天才舞踊家となり、綺羅は若社長として…やっと邂逅った二人に陰惨な殺人事件が待ち受け…。栗本薫と俊英五人が創造する耽美大河リレー小説。
心を許し合った二人の再会は、野心野望の渦巻く大人の世界で翻弄され、狂った運命の歯車は、また彼等にこのうえない試練を強いて、さらなる事件の渦中へと…。究極の耽美大河リレー小説、満を持し完結する。
白い制服の下に23歳の熟れた肉体を包んだ安奈は、入院中の男に口説かれ、騎上位で処女を失なう。一度知った性の快楽は、男女を問わず安奈をSEXづけにしていくが、同じ病院に勤めている医者と看護婦の交歓シーンを覗き見た時は、一気に燃えあがり、声をかみしめて、花芯に指を使ってしまった。
故国ベネズエラでの政治的迫害をのがれて絶海の孤島に辿り着いた《私》は、ある日、無人島のはずのこの島で、一団の奇妙な男女に出会う。《私》はフォスティーヌと呼ばれる若い女に魅かれるが、彼女は《私》に不思議な無関心を示し、《私》を完全に無視する。やがて《私》は彼らのリーダー、モレルの発明した《機械》の秘密を…。二つの太陽、二つの月が輝く絶海の孤島での「機械」、「他者性」、「愛」を巡る謎と冒険。