1994年10月20日発売
晏子(上)晏子(上)
国が、君主が、権臣貴人たちが、陰媒をめぐらし、権力と利を求めて右往左往するなかで、人はいかにふるまうか-。秦・晋・楚・斉の四大国が覇権を競っていた中国の春秋時代、斉の国で軍事の才を発揮した晏弱将軍と、その息子でのちに名宰相として斉の黄金時代を築いた晏嬰父子の見事な生き方を、激動と変転の歴史の中に描く長篇1700枚。
幸運の逆転幸運の逆転
弁護士のジェフは、気づいたときにはすべてを失っていた。くじを当てて大金持ちになった妻が、何もかも奪ってしまったのだ。専業主婦だった女の復讐なのか。家も財産もおいしい料理も、いまの彼には自由にならない。残されたのは愛車と愛人だけ。やがて彼は完璧な殺人計画を思いつくが…。
烙印烙印
愛し合っていた筈の妻が突然失踪し、投身自殺する-なぜ、どうして。警察を辞め、単身真相究明に乗りだした主人公の前に、暴力団の影が。デビュー長編『慟哭』でミステリ・ファンを唸らせた貫井徳郎、待望の長編第二作。
新・水滸伝(第2巻)新・水滸伝(第2巻)
腐敗政治の悪を糾すため、林冲、魯智深、晁蓋、花栄らおなじみの好漢たちが、ある者は朝廷に反発し、ある者は官に追われ、続々と梁山泊に集いはじめた。高い関税と次々に課される新税に反抗し、海商たちが立ち上がる反海禁戦争など、これまで描かれたことのない好漢たちが、血湧き肉躍る活躍を見せる未知の水滸伝。武松の虎退治などおなじみの名場面にも、新しい視点で活写した新エピソード満載。「水滸新伝」初の翻訳本。全170回、好漢108人の小伝つき。
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