1994年8月30日発売
人間が子を生み継ぐ、この自然の営為によって生まれさせられた雲見翼は、祖父から父へ、そして自分へと流れる、この血の鎖を愛しまた憎んだ。彼は人間が造り出した悪魔「Pluto」を武器に、自らの血の源流を破壊しつくそうとする。一方、彼をめぐる女性たちは、子を生み継ぐ人間の力を讃歌してやまない。翼はどこへ歩き出すのか。
好漢青江又八郎も今は四十代半ば、若かりし用心棒稼業の日々は遠い…。国元での平穏な日常を破ったのは、藩の陰の組織「嗅足組」解散を伝える密明を帯びての江戸出府だった。なつかしい女嗅足・佐知との十六年ぶりの再会も束の間、藩の秘密をめぐる暗闘に巻きこまれる。幕府隠密、藩内の黒幕、嗅足組ー三つ巴の死闘の背後にある、藩存亡にかかわる秘密とは?シリーズ第四作。
「この男を今、私のものにしたい」何もかもどうしようもない、という磨理枝と、何もかもどうでもいい、という夕凪。クラスメイトのなかで、どこか違っている二人。子供であることを嫌悪し、大人であることを武器にする少女たちの季節…。誇りたかく多感な彼女たちの傷つきやすい恋愛を、瑞々しいタッチで描く、青春の物語。
十分ほどもフェラチオを楽しんでから、一郎は菜穂子をベッドに上がらせ、パンストの紐をほどいた。仰向けにさせて両足を垂直に天へ持ち上げさせ、それから左右に拡げさせる。自分の手で膝を押えさせる。ぱっくりと割れた秘裂の奥、蜜を溢れさせた泉口が完全に露呈される。クラクラするような魅惑的な眺めに、一郎の欲情は沸騰した。「あう…」血管を脈打たせてギンギンに勃起している器官に貫かれた女体が反り返った。
「お尻の穴に、入れるぞ、陽子ちゃん」陽子が、観念したように、まるまるした白磁のようなヒップを掲げたまま、その動きを止めた。自分の分身に、たっぷり唾を塗りたくり、河野は陽子の排泄器官のくちばしに熱く屹立するものを押しつける。陽子のヒップを両手で固定し、ぐいと、分身を突く。河野は、そのまま、ミリミリと音がたつほどに、じわじわと灼熱の肉棒を陽子の裏門に埋め込んでいく。十分に揉まれていたせいか、陽子のアヌスは柔軟であり、かつ、きゅっと河野の男を締めつけてくる。