1997年7月25日発売
二夜の月二夜の月
植木職人の銑次郎は一匹狼の盗賊だったが、岡っ引きの伝造に追われ始める。確証は与えていなかったが、探索の輪は狭まっていく。だが、この二人には、愛しい女、そして、守ってやらなければならない女がいる-。
百鬼譚の夜百鬼譚の夜
ホラーを知り尽くした著者が、自信をもっておくる本格的怪奇小説の決定版!とにかく怖い!怪奇実話作家のもとに持ちこまれた一冊の日記帳。赤い羽根を極端に恐れる男の記録に隠された驚愕の真実とは?切れ味するどい第一章「赤い羽根の記憶」から、幽霊屋敷パターンに新機軸をうちだす第三章「黒い家」、今までの登場人物が総登場して百物語をくりひろげる最終章「百鬼譚の夜」まで、奇想と企みに満ちた恐怖の迷宮の中で、怪奇小説ならではの醍醐味をたっぷりと味わっていただきます。
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