1998年11月1日発売
死刑確定-その日からみんなの心が一つに!絞首台の日がすぐそこに。初めて人を愛することを知った若き死刑囚は獄中養母と秘密通信。教誨師、看守、実母も国家に奪われる命の意味を噛みしめる。奇跡のヒューマン小説誕生。
弱体の草野球チームに“神様”がやってきた。弛みきったチームに、やる気を甦らせ、基本を徹底させ、秘策奇策を授けていく。やがてチームは連勝街道に乗るが、彼は人知れず姿を消した。神様が教えてくれた野球の神髄。それはどこか、生きる道にも通じていた…。表題作のほか、どんづまりの人生に風穴をあけようと一念発起するやるせなき男たちを、たけしが愛情こめて描く大人の童話5編。
ヴェトナム戦で抜群の実績を誇る伝説的スナイパー、グレイは、今はNYで腕利きの検事補となっている。大物マフィアを有罪にすべく奮闘していた矢先、その容疑者が目前で射殺された。鮮やかな手並みはかつての自分に匹敵する。第二の狙撃事件が続き、もう一人の天才スナイパーの標的はグレイであることが分かる。持てる限りの力と技を尽くし、プライドをかけた男の死闘が今始まるー。
弁護士クリスにテレビ・インタビュアーのメアリから電話が入った。有名作家からレイプされそうになり、誤って射殺したというのだ。かつてクリスと関係を持ったメアリは、その後、息子カーロをもうけたが、別れて長い間没交渉だった。女性弁護士テリーザとともにクリスは正当防衛の線で弁護を引きうけるが、事件には多くの秘密が隠されていた。全米を沸かせた法廷ミステリーの最高傑作。
正当防衛かそれとも謀殺かー。全米が見守る中、予審が開始された。検察官シャープの冒頭陳述を皮切りに関係者が次々と証言すると、メアリの主張が検屍結果と微妙に食い違っていることが明らかになった。現場に残されたテープをめぐり、検察と弁護双方の駆け引きが続くさなか、テリーザは事件の謎を解く鍵を手に入れる。男女の葛藤、親子の絆を感動的に織り込んだ物語の結末は…。
独身女性専用の超高級マンションに、最近、おかしな事件が続発する。何者かの痴漢グループが美人の住民達を狙って悪戯をしかけているらしい。無断侵入、下着泥棒、覗き行為に、ストーカー。「ううん、もう!女だけだと思ってバカにしてェ!見ていなさい。やっつけてやるから!!」なんと、マンションの地下には、昔、元軍事オタクのヤクザが作った壮大な武器庫があったのだ。手榴弾にマシンガン、M60にグレネード・ランチャー、巡航ミサイル・トマホーク…。さあ、大変だ。