1998年6月10日発売
アブサロム、アブサロム!(上)アブサロム、アブサロム!(上)
南北戦争が始まる頃、ヨクナパトーファ郡ジェファソンに飄然と現れた得体の知れない男トマス・サトペンは、インディアンから百平方マイルの土地を手に入れ、大いなる家系を創始するべく、町の商人コールドフィールドの娘と結婚する。サトペン家の興隆と崩壊を物語りつつ、アメリカ南部の過去と現在の宿命的な交わりを描いた迫力ある長篇。
石坂泰三の世界 もう、きみには頼まない石坂泰三の世界 もう、きみには頼まない
石坂泰三ー第一生命、東芝社長を歴任、高度成長期に長年、経団連会長を務め、“日本の陰の総理”“財界総理”と謳われた、気骨ある財界人の生涯を描いた長篇小説。
夏の災厄夏の災厄
東京郊外のニュータウンに突如発生した奇病は、日本脳炎と診断された。撲滅されたはずの伝染病が今頃なぜ?感染防止と原因究明に奔走する市の保健センター職員たちを悩ます硬直した行政システム、露呈する現代生活の脆さ。その間も、ウイルスは町を蝕み続ける。世紀末の危機管理を問うパニック小説の傑作。
竜馬の露国艦隊撃滅大作戦竜馬の露国艦隊撃滅大作戦
坂本龍馬が生きていた!!慶応三年の近江屋襲撃を間一髪逃れた坂本龍馬は、これも難を逃れて生き残った大久保利通が牛耳る明治政府から距離を置き野に下りながらも、日本の行く末を見据えていた。明治八年、朝鮮半島を舞台に、韓国の宗主国・清と、開国を迫る日本との関係が急速に悪化、日清戦争は避けられない状況に。そうしたなか、日本政府のあまりの横暴ぶりに龍馬は一計を案じ、盟友高杉晋作を朝鮮半島に送り込むが…明治維新を、坂本龍馬、高杉晋作等の英雄が生きていたら日本の歴史はどう変わったか、を描く壮大な歴史シミュレーション小説第一弾。
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