2002年7月10日発売
ぼっけえ、きょうてえぼっけえ、きょうてえ
岡山の遊郭で醜い女郎が客に自分の身の上を語り始める。間引き専業の産婆を母にもち、生まれた時から赤ん坊を殺す手伝いをしていた彼女の人生は、血と汚辱にまみれた地獄道だった……。
ザ・ベストミステリーズ(2002)ザ・ベストミステリーズ(2002)
本書は、2001年に小説誌等に発表された数多くの短篇ミステリーの中から、日本推理作家協会が最も優れた20篇を厳選した、決定版アンソロジー。推理小説界とSF界の2001年の概説、ミステリー各賞の歴代受賞リストもついて、50年を越える歴史を誇る唯一無二の推理年鑑としての資料も充実。
活字の人さらい活字の人さらい
昭和20年代の終わり、東京・国立。テレビでは力道山が活躍し、最初のゴジラ映画が封切られた頃、愛書少年青井祐太は、テレビより映画より、本に耽溺していた。嵐のような読書欲、ふくらむ妄想。そんな祐太の家に、父親の戦友、ジョンが異様ないでたちで訪ねてきたことから、事件が次々と起こる…登場する本、100冊以上、本邦初の冒険読書小説。
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