2004年6月5日発売
これぞ新伝綺ムーブメントの到来を告げる、傑作中の傑作! 解説:笠井 潔 2年間の昏睡から目覚めた少女・両儀式(りょうぎしき)が記憶喪失と引き換えに手に入れた、あらゆるモノの死を視ることのできる“直死の魔眼”。浮遊する幽霊の群れ。人の死を蒐集する螺旋建築……。この世の存在のすべてを“殺す”、式のナイフに映る数々の怪異。非日常の世界は、日常の世界と溶け合って存在しているーー。 --あの伝説の同人小説の講談社ノベルス化が満を持して成就。“新伝綺”ムーブメントの到来を告げる傑作中の傑作がいま新生する!!
2年間の昏睡の後遺症として記憶を失い、この世のあらゆるモノの死を視ることのできる“直死の魔眼”を手に入れた少女・両儀式を襲う数々の怪異。死そのものを体現化した太極の結界。永遠を求める魔術師。そして再来する殺人鬼ー。式を苛む“殺人衝動”の赴く先に、真実を告げる記憶の境界が開かれるー!?
前途有望な青年アドルフは自らの空虚な心を埋めるため、伯爵の美しい愛人エレノールに恋を仕掛け成就させる。しかし、彼女が贅沢な生活も、子供たちも、風評もすべてを捨てるという一途な愛情を示した時、彼はその関係からの脱出を願うようになる。耐えがたい重圧を感じながらも、どこにも逃れることが出来ない男性の虚しい心の動きを冷徹に分析し、精緻に描ききった自伝的心理小説。
実家の病院で働く傍ら、とある企業の相談医として週1回勤務することになった、童顔ぽややん系の新米ドクター、渚。だが、そこは期待に反して男ばかりの職場で…着任早々、医学部出身で風水マニアという変わり種の敏腕経理・楢崎から『運命の人』と迫られて、“いけないオフィスラブ”を実践されたり、倉庫で淫らな関係に耽るカップルを目撃したりと激LOVE体験を…。書き下ろしハニーラブコメ。