小説むすび | 2007年12月発売

2007年12月発売

燃えるスカートの少女燃えるスカートの少女

人間から逆進化してゆく恋人、戦争で唇を失いキスができない夫、父親が死んだ日に客たちとセックスする図書館員、火の手と氷の手をもつふたりの少女……想像と言葉の魔法を駆使して紡がれる、かつてない物語。不可解なのに現実的、暗くて明るく、哀しくて愛おしい。アンビバレントなものたちから放たれる、奇跡的な煌めきの中に、私たちはいつしか呑み込まれ、圧倒され、胸をつかまれるーー。 その独特な世界観でファンを魅了し続けるエイミー・ベンダーの、デビュー作にしてゆるぎない傑作短編集。文庫版特別付録として掌編「夜」を日英対訳で掲載! 解説:堀江敏幸 【目次】 思い出す人 私の名前を呼んで 溝への忘れもの ボウル マジパン どうかおしずかに 皮なし フーガ 酔っ払いのミミ この娘をやっちゃえ 癒す人 無くした人 遺 産 ポーランド語で夢見る 指 輪 燃えるスカートの少女  訳者あとがき  解説 堀江敏幸「さびしいと思っていた世界に抱きしめられること」  特別付録 Night 「夜」(対訳)

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