小説むすび | 2008年4月発売

2008年4月発売

花まんま花まんま

出版社

文藝春秋

発売日

2008年4月10日 発売

【第133回直木賞受賞作「花まんま」映画化決定!】 まだ幼い妹がある日突然、母のお腹にいた時のことを話し始める。それ以降、保育園をぬけだし、電車でどこかへ行こうとしたり、習ったことの無い漢字を書いたり。そして、自分は誰かの生まれ変わりだと言い出した…(表題作「花まんま」)。 INFORMATION 映画『花まんま』 2025年4月25日(金) 全国公開 出演:鈴木亮平 有村架純    鈴鹿央士 ファーストサマーウイカ 安藤玉恵 オール阪神 オール巨人    板橋駿谷 田村塁希 小野美音 南 琴奈 馬場園 梓    六角精児 キムラ緑子 酒向 芳 監督:前田 哲 配給:東映 公式HP:https://hanamanma.com 〜映画化によせて〜原作者の言葉 私が書いた『花まんま』は八十枚ほどの短編で、もともとは子供である俊樹とフミ子の物語でした。今回の映画化 の際には、原作をそのままに生かしつつストーリーを膨らませ、見事に世界を広げていただきました。私の手が届かなかったところにまで気持ちが届いていて、原作者冥利に尽きるというものです。さらに存在感のある出演者の 方々には期待が高まるばかりで、まさに私一人では見ることができなかった『花まんま』です。 昭和30〜40年代の大阪の下町を舞台に、当時子どもだった主人公たちの思い出が語られる。ちょっと怖くて不思議なことや、様々な喜びやほろ苦さを含む物語に、深い感動と懐かしさがせまる傑作短篇集。 第133回直木賞受賞作。 解説・重松清

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣いクビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い

出版社

講談社

発売日

2008年4月15日 発売

エンターテインメントを一新した傑作!「戯言シリーズ」 第23回メフィスト賞受賞作 自分ではない他人を愛するというのは一種の才能だ。他のあらゆる才能と同様、なければそれまでの話だし、たとえあっても使わなければ話にならない。嘘や偽り、そういった言葉の示す意味が皆目見当つかないほどの誠実な正直者、つまりこのぼくは、4月、友人玖渚友に付き添う形で、財閥令嬢が住まう絶海の孤島を訪れた。けれど、あろうことかその島に招かれていたのは、ぼくなど足下どころか靴の裏にさえ及ばないほど、それぞれの専門分野に突出した天才ばかりで、ぼくはそして、やがて起きた殺人事件を通じ、才能なる概念の重量を思い知ることになる。まあ、これも言ってみただけの戯言なんだけれどーー第23回メフィスト賞受賞作 三日目(1) サヴァンの群青 三日目(2) 集合と算数 四日目(1) 首斬り一つ 四日目(2) 0.14の悲劇 五日目(1) 首斬り二つ 五日目(2) 嘘 五日目(3) 鴉の濡れ羽 一週間後 分岐 後日談 まっかなおとぎばなし

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