2012年3月16日発売
祭の夜祭の夜
裏切りと復讐、自殺と自由、不条理な争い、暴力、弾圧ー。均斉のとれた構造のうちに複雑な内容が秘められた、パヴェーゼ文学の原質をなす“詩物語”全10篇。当時エイナウディ社で働いていたカルヴィーノが遺稿から編み上げた生前未発表の短篇集で、いずれの作品も詩的想像力に満ち溢れ、完成度がきわめて高い。1953年刊。
書店ガール書店ガール
吉祥寺にある書店のアラフォー副店長理子は、はねっかえりの部下亜紀の扱いに手を焼いていた。協調性がなく、恋愛も自由奔放。仕事でも好き勝手な提案ばかり。一方の亜紀も、ダメ出しばかりする「頭の固い上司」の理子に猛反発。そんなある日、店にとんでもない危機が…。書店を舞台とした人間ドラマを軽妙に描くお仕事エンタテインメント。本好き、書店好き必読。
テディ・ゴー!テディ・ゴー!
下北沢の輸入雑貨店で再びアルバイトを始めた和子が持ち帰ったぬいぐるみのカエルから、突然野太い声が聞こえてきた。「よう。俺だよ!」。心中偽装事件を解決し、成仏したはずのオヤジ刑事・康雄が、「ポイント稼ぎのために戻ってきた」と言うのだ。翌日、盗作事件に巻き込まれた和子は、身に潔白を証明するため、“あみぐるみ刑事”と再びコンビを組んで、捜査を開始することに…。待望のシリーズ第二弾。
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