2012年7月18日発売
「ああ辛い!辛い!もうーもう婦人なんぞにー生れはしませんよ。」日清戦争の時代、互いを想いながらも家族制度のしがらみに引き裂かれてゆく浪子と武男。空前の反響をよび、数多くの演劇・映画の原作ともなった蘆花(一八六八ー一九二七)の出世作。
嘘と偽りと裏切りと圧政の暗黒の世界で繰り広げられる、少年たちの冒険物語第2巻刊行! 第1巻で語られた、主人公を翻弄する運命と世界の秘密が徐々に明かされてゆく! ネタバレになるのでここでは書けない相次ぐドンデン返しの末の予想だにしなかった驚愕の展開! 1巻目『神の左手』を読んでおらずとも楽しめる構成(ただし絶対に読みたくなってしまう)! 舞台は中世ヨーロッパを思わせる架空の世界。そこはサンクチュアリ(聖域)と呼ばれる巨大な迷宮のような修道院の中。自分たち独自の神を信じるメシアと呼ばれる男たちに支配されるこの場所に、10歳にもならない少年たちが次々に連れてこられる。10年以上も拷問に近い訓練を受け、やがてどこかに送られる・・・・・・その中の一人が、生まれながらの殺人の才能に恵まれた主人公ケイル。やがて世界を変えてしまうほど役割を演じることになる・・・・・・。少年たちはどこへ送り込まれるのか? サンクチュアリの狙いは? サンクチュアリを統率する戦いの司ボスコの真意は? いくつもの謎が渦巻く中、物語は破天荒なエンディングに向かって一気に加速する! 最後に明らかになるこの世界の秘密とは・・・・・・。
EMIQの大人気携帯恋愛ゲーム「幻想伝†騎士LOVERS」が小説に! 「この想いは騎士にあるまじきもの」 冷静沈着な天才騎士ランスロットとの禁じられた恋の行方は……? 小さいながらも平和な国、ポフィール国で大切に育てられてきたリリィ姫。 しかし16歳の誕生日前夜、王国がとつぜん竜王に襲われる。皆が石に変えられ ていく中、王の機転でたった一人城から逃がされた姫だったが、ほっとしたのも つかの間、狼の群れが姫に迫る。絶体絶命の危機に彼女の前に現れたのは、無表 情な美貌の騎士ランスロットであったーー。
無事アクアテラに帰国したシェルタは、 自分に備わっている強大な力の意味を知るために、 父であり一族の長であるシンティリーオと向き合う決意をする。 しかし、父に告げられた真実はシェルタの想像を超える衝撃的なものだった。 一方、カルフとソティラスは《水の一族》の力と寿命の関係を知り、シェルタのもとに向かう。 秘されて育てられた意味、強大な力の理由、そして、シェルタという名に込められた思い。 様々な思いが交錯する中、物語は核心へと突き進んでいく……。