2013年11月26日発売
戦国の嵐(6)戦国の嵐(6)
設楽ヶ原の戦で織田・徳川連合軍を破った武田勝頼は、得意の絶頂にいた。やがてその慢心から、信玄の代より武田家に仕える宿老を疎んじ、軍師の真田昌幸に長篠城を与えて、甲府から遠ざけてしまう。勝頼を見限った昌幸は独立を決意し、手始めに野田城、足助城、二俣城を支配下に置いた。さらに、武田四天王の一人である山県昌景を筆頭に、昌幸のもとには多くの人材が集まり始める。一方、天才軍師の昌幸を失った武田家に、暗雲が立ち篭める。織田、徳川の逆襲が始まったのだ。織田軍は小里城、明智城、岩村城、吉岡城を次々と落とし、信濃を侵して飯田城に迫る。一方、徳川軍は吉田城、掛川城、諏訪原城を奪取した。その隙を狙って、上杉謙信は越前侵攻を狙うのだが…。
信長暁の魔王信長暁の魔王
「その赤子を今すぐ殺せ」実母の久子が放った言葉。信長は、我が身が生まれ落ちた刹那の記憶を持っていた。親にも懐かない子供らしいところのない少年として育った吉法師ー信長。弟・信行を溺愛する久子。父・信秀亡き後、織田家を巡る母・兄・弟の争いは静かに深まっていくーなぜ信長は非情になったのか。母との知られざる関係に着目した傑作。
星になるには早すぎる星になるには早すぎる
凶悪レイプ犯を取り逃がし、自らも深い傷を負った女刑事・一ノ木薫。警察を辞めて彼女がはじめた新しい仕事はー「交渉屋」。ハートウォーミング・ハードボイルドの傑作連作小説集。
血の轍(わだち)血の轍(わだち)
妻の不倫現場を凝視させられ、公安捜査員として鍛えられる男。公安部の差し金によって娘を失った恨みを胸に刑事部に生きる男。かつて盟友だった二人が、大事件を巡って再び相まみえるーー。
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