小説むすび | 2013年4月15日発売

2013年4月15日発売

設計者設計者

ある日突然、人が死ぬ。自然死でもなく病死でもなく、暗殺によって。 表向きには事件性のない死として処理されるよう、設計者が綿密に計画を練り、それを暗殺者が実行する。 さまざまな矛盾を孕むことでしか生きられない人間存在の哀しみを描いた、韓国エンターテインメント小説の最高傑作。 【人間存在を根底から問い直す、 韓国エンターテインメント小説の最高峰。】 女子修道院のごみ箱に捨てられ、殺し屋として育てられたレセン。何も考えず人の命を片付けてきた彼のねじまきが、ふと、止まる。そして、彼は、考えはじめる。誰がこの暗殺を設計しているのか、僕はいったい何者だ? 歴史に残る暗殺の背後には、高度の知的能力を持った設計者たちがいた。時代の変化とともに衰退しつつある殺し屋事務所のタヌキ親父は、新しく浮上してきたハンザの保安会社と衝突しはじめる。タヌキ親父の養子であるレセンは、ハンザによって大切な人を失う。やがてレセンは独自の道を歩みはじめ、巨大な設計の世界に立ち向かう。一方、設計によって家族を失った天才少女ミトは、設計の世界を滅ぼすために、レセンに接近する…… ページの隅々で繰り広げられる悲しいほど美しい血の饗宴!韓国推理小説の歴史に光る話題作。

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