2014年7月25日発売
休暇でサンフランシスコの家族のもとに帰ってきた海軍大尉フォード・ブロディは父が逮捕されたという報せを受け日本に向かう。父とともに放射能汚染区域に侵入したフォードは、原発跡地の地底からあたりを破壊して飛び去る巨大な生物を目撃する。その怪物が向かったハワイにはさらに巨大な怪獣ゴジラが現れた…。1954年のオリジナル版にオマージュを捧げたハリウッド版『ゴジラ』最新作、オフィシャル小説版!
燃えあがる独占欲、迸る執着心ーー灼熱のような恋情に駆りたてられた5人のドSな男たち。首輪や枷をつけられてーー禁じられた愉悦に溺れた5人の可憐な乙女たち。身も心も虜になった果てに知る真実の愛とは!?
時は戦国、下剋上の世。京都・相国寺近くにある三好家の屋敷に、その男はいた。得体の知れぬ出自でありながら、茶の湯に通じ、右筆として仕える野心家である。気に食わぬ者は容赦なく首を刎ね、殺害した女を姦通し、権謀術数を駆使して戦国大名へと成り上がっていく。信長ですら畏れた稀代の梟雄・松永弾正久秀を突き動かすものは、野望かそれとも…!?「悪の爽快感」が支配する血涙必至の物語。
時代のうねりは、杉浦透と水谷郷臣に関わる女たちをも容赦なく巻き込んでいく。透が人知れず将来を誓ったなほ。親の取り決めで結婚したつじ。昌平黌の学友の妹で、旗本の娘ふく。郷臣が秘かに思いを交わす“黒子の人”。元芸妓のせん…。透や郷臣のみならず、彼女たちにもまた、苛酷な運命が待ち構えていた。杉浦透曰く、「単に生きて食ってゆくというだけでも、どんなにむずかしいか」混乱の時代に、何を為し、いかに生きるべきかを模索しつづける若者たちの姿を描く感動作!
泉鏡花晩年の傑作幻想長篇小説『山海評判記』の貴重な新聞初出テキストと、連載時に小村雪岱が描き下ろした面妖不可思議な三百点近い挿絵すべてを収めた豪華美麗本。別冊として、福永武彦と種村季弘の先駆的作品論、新発見の草稿原稿、詳細な解題等も収録。