2014年7月9日発売
知力、体力、先読み能力ーすべてが一級のエリートSP・首藤武紀は、合衆国シークレットサービスで“異例の研修”を受けることに。初日、銃規制を求めるデモに遭遇した首藤は、突如暴れ出した男を瞬く間に制圧し、人質の幼女を助ける。しかしその現場には、大統領暗殺計画を示唆する二枚の写真が残されていた。超一流警護官たちに忍び寄る死神の影。2014年を撃ち抜く怒涛のオープニング&驚愕のラスト!!
江東区亀戸の空き家で完全に白骨化した死体が二体発見された。住んでいたのは八十代の老夫婦。検視官は二人とも他殺と断定したが、監察医務院は自然死と結論し、一課の管理官も事件性を認めなかった。城東署の葛木邦彦は、息子の警視庁特命捜査対策室管理官・俊史の協力を得て捜査に乗り出すが、本庁サイドの動きは鈍く、本来なら立ち上げるべき捜査本部を一向に設立しようとしない。やがて浮かび上がった敵に、葛木父子と捜査陣は震撼する。
発掘者のフィオーラが過去の遺物を掘り当てるのは、夢や真実のためではない。目的はただひとつー金のため。そんな冷めた考え方のフィオーラだったが、ある日眠っていた人間の青年を発掘してから彼女の生活は一変する。大金獲得の可能性を期待してその身柄を引き受け、記憶を失った青年にジョーイと名付け、助手とすることに。しかし世間知らずでド天然な彼に、フィオーラは振り回されっぱなしで…!?
初依はカラスの神の血を引く女子高生。かつて動物の神々が争ったという歴史のある土地で生まれ育ちながらも、それは遠い昔の話と考えていた。ところが狐の一族が再戦の兆しを見せている、との情報が流れこんでくる。狐の襲来に備え味方を増やすため、他の種族の男を婿に迎えるように言われる初依。密かに思いを寄せる相手がいる彼女はその話を拒むが、婚姻相手としてやってきたのは他でもない片思いの相手、鹿の血を引く青年・世生だった。