2015年6月24日発売
分解日記分解日記
光二郎は、家出中に公園のベンチでうたた寝をしていた。目が覚めると、右手には血のついたカマを持ち、目の前には男が倒れている。孫のかけるとひかりは、光二郎逮捕の知らせを聞き仰天。“じいちゃん”を救うために、警察署へと急ぐ。果たして犯人は?前代未聞のヒーロー登場!?二宮光二郎、七十五歳、趣味は分解!
ヒトリコヒトリコ
クラスで飼っていた金魚殺しの濡れ衣から壮絶ないじめの対象となった日都子(ひとこ)。小5のその日から、彼女は「みんな」には属さない「ヒトリコ」として生きる決心をする。ヒトリコとして生きる彼女の心の支えはピアノとピアノ教師の偏屈なキュー婆ちゃんだけ。時は経ち、高校に進学した彼女たちのもとにいじめの原因となった金魚を置いて転校した冬希が戻ってくる。癒えることのない深い深い心の傷を抱えて…。つらくて、痛くて、理不尽で。でも心がじんわり温まる物語。第16回小学館文庫小説賞受賞。
夜が来ると夜が来ると
オーストラリアの海辺でひとり暮らす75歳のルース。ある日そこに、虎とヘルパーが現れた…。サスペンスと抒情に満ちた傑作。オーストラリアの著名な文学賞、ニューサウスウェールズ・プレミア文学賞、ヴォス賞、バーバラ・ジェフリーズ賞受賞。
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