2015年7月6日発売
トリダシトリダシ
東西スポーツ野球部のデスク鳥飼は、「影のGM」と噂されるほど優秀な記者だが、露骨で下品な言動と、なりふり構わぬ取材ゆえ、社内外でも敵の多い人物だ。強烈な個性で周囲を巻き込む、異能の記者“トリダシ”とは、はたして何者なのか。『球界消滅』で、その先見性とストーリーを、各方面の書評で絶賛された著者が、満を持して自らの記者体験をもとに、臨場感溢れるスポーツ紙の現場を描く連作短編。
独りでいるより優しくて独りでいるより優しくて
一人の女子大生が毒を飲んだ。自殺か、他殺か、あるいは事故なのか。事件に関わった当時高校生の三人の若者は、その後の長い人生を毒に少しずつ冒されるように壊されていくー凍えるような孤独と温かな優しさを同時に秘めたイーユン・リーの新作長編。
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