2016年12月7日発売
警察学校の教官・杉下右京と、運転免許試験場の亀山薫。そんな2人を頼ってきたのは、連続殺人鬼だった!「染み込んで消えない汚れた臭いだ」平成の切り裂きジャック・浅倉が嗅ぎとった、殺人鬼の香り。その言葉を信じ、右京と薫は犯人と目される女性に迫るが、証拠を見つけられないうちに、彼女の仕掛けた罠にはまってしまう。「売られた喧嘩は買いますよ」静かに闘志を燃やす右京が、犯人の秘密を暴く!
聴取率0%台。人気ゼロの深夜ラジオ番組を改革しようと、入社4年目の新米アナウンサー寺島尚人が名乗りを上げてしまう。何という無謀!!しかしファクスやメールではなく、リスナーからの「葉書」に頼るという方法が、小さな奇跡を起こし続けて…。
杉下右京が冠城亘とともに外国人斡旋業者の卑劣な悪事を暴く「右京の同級生」、逃亡中の宝石強盗犯を追って山深い秘境で遭難した右京が、決死の脱出劇を繰り広げる「神隠しの山」、捜査妨害をしたとして警視庁を去ることとなった亘と謹慎処分中の右京が、警察学校で大量殺戮を行ったテロリストに挑む「ラストケース」など6篇を収録。
幕府と薩摩、長州の勢力争いのなか、左太夫は夢を形にした。世界周航から帰国した左太夫は、藩から京洛の動静を探るよう命じられる。坂本龍馬らと接触して西国の情報を仕入れていると、薩摩と会津が手を組むという事態が起こる。めまぐるしい政変に、左太夫は急ぎ国元を目指したー。
私たちは、いろいろなところで本を開く。電車で、ベッドで、公園のベンチで、縁側で、喫茶店で、お風呂で…。なぜそこで本を読んでいるのか、何を読んでいるのか、何を感じているのか。そこには、ひとつひとつ異なる物語がある。そしてもちろん、開いた本の中にもまた別の物語があるだろう。フジモトマサルが描いた読書の風景から吉田篤弘が紡いだ物語が24。星空を眺めるごとく味わえる物語集。
これまで高校国語教科書に掲載されたことのある短編を中心に編んだ、芥川龍之介の作品集。教科書に準じた注と図版がついて、読みやすく分かりやすい。理解を深める名評論と、付録として「羅生門」や「地獄変」のもととなった説話も収録。あわせて読むといっそう味わい深い。
これまで高校国語教科書に掲載されたことのある短編を中心に編んだ、中島敦の作品集。教科書に準じた注と図版がついて、読みやすく分かりやすい。理解を深める名評論と、付録として「山月記」のもととなった中国の説話「人虎伝」も収録。
暗闇のなかでお互いを見つけ、愛に目覚めたフィンチとヴァイオレット。ふたりの切なく美しい日々を描いた青春の物語。涙なくして読み終えることはできないー全米で話題のベストセラー小説。