2016年3月19日発売
橋を渡る橋を渡る
ビール会社の営業課長、明良。部下からも友人からも信頼される彼の家に、謎めいた贈り物が?都議会議員の夫と息子を愛する篤子。思いがけず夫や、ママ友の秘密を知ってしまう。TV局の報道ディレクター、謙一郎。香港の雨傘革命や生殖医療研究を取材する。結婚を控えたある日…2014年の東京で暮らす3人の悩み、ためらい。果たして、あの選択でよかったのかー
アンバランスアンバランス
日奈子に突然つきつけられた夫の不倫写真。しかし、夫は性的不能のはずだった。夫の衝撃的な告白で崩れていく幸せな生活。そして、日奈子が気付いた自分の本当の気持ちとは…やるせない心情を繊細に、生々しく描き出す長編小説。
消去[新装合本]消去[新装合本]
2004年に上下本として刊行され、圧倒的な評価と支持を受けながら、長らく品切れにしていた、オーストリアの作家トーマス・ベルンハルトの代表的長編小説『消去』を、ここに一巻にして新たに刊行。主人公フランツーヨーゼフ・ムーラウが両親と兄の死を告げる電報を受け取るローマの章「電報」と、主人公が葬儀のために訪れる故郷ヴォルフスエックを描く章「遺書」からなる本書は、反復と間接話法を多用した独特の文体で、読者を圧倒する。ベケットの再来、あるいは文学界のグレン・グールドと評価されるベルンハルトとは、いったい誰なのか。 ※2004年、シリーズ《lettres》の上下本として刊行し、圧倒的な評価と支持を受けながら、長らく品切れにしていた、ドイツ語圏の最重要作家ベルンハルトの主著を、ここに一巻にして新たに刊行。
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