2016年8月24日発売
一は弱い。誰だって弱い。だから群れを作る。これは群れから外れない様に必死に生きる僕達みんなの物語ですねーー大木伸夫(ACIDMAN) 十五年前、海斗は小学校の四階から飛び降りようとしていた。それを助けたミツルは「いままで友達ができたことがない」と言う。六年前、海斗は死んだ。ミツルは海斗との最後の約束を守るため動き出す。そして今、三咲が屈強な男に追い詰められたとき、怪しい二人に助けられる。 九月二十一日(1) 十五年前 九月二十一日(2) 七年前 九月二十一日(3) 六年前(1) 九月二十二日(1) 六年前(2) 九月二十二日(2) 三年前 九月二十二日(3) 一年前 九月二十二日(4) 半年前 九月二十二日(5) 三ヵ月前 二ヵ月前 九月二十三日 一ヵ月前 九月二十四日(1) 前日 九月二十四日(2) 六年前(3) 九月二十四日(3) 翌日 九月二十五日 一年後
ボリスとの再会で絵が奪われたことを知ったテオ。裏社会のルートを流れた絵を追い、キッツィとの結婚パーティーの最中、テオはボリスとともにアムステルダムへと飛んだ。流血と殺人、そして「独房監禁生活」…、テオの運命は1枚の名画とともに、ついに最終章へー運命は残酷だが、でたらめではない。「死」はつねに勝つが、ぼくたちはそれにひれ伏さなければならないわけではない。全世界絶賛、当代最高のストーリーテラーによる大長編、ついに最終巻。
プリンセスは結婚するのも、ひと苦労!?マイケルとの恋は実ったものの、何から何まで超・大変なミア。そんなミアの前に、なんと腹違いの妹まで現れて、さらにはなんと…!?
永遠の世界で唯ひとり、死の呪いがかけられた少女・イル。ある日、イルは立ち入ることを禁じられた永遠の街へと足を踏み入れ、時計塔守の少年・マドと出会う。動き出したふたりの運命の歯車は、誰にも止められないー。世界がまだ有限だった頃、そこは炎に染まる真っ赤な世界だった。戦争によって、記憶を失った少年・エデクは、悲しみのない世界を求め、双子の弟・ウェルドとともに奔走する。あらゆる悲しみを乗り越えた先に待つ結末とはー?永遠の世界“泡沫少女”と、有限の世界の物語“イデアの少年”決して交わるはずのなかったふたりの歯車が回り出す。そしていま、物語はひとつに。