2016年8月発売
豊臣秀吉を倒し、“絆の力”で日の本を統一せんと願い、ついに動き始めた徳川家康。彼は雑賀孫市の力を借り、戦国最強・本多忠勝と共に関ヶ原を目指す。群雄割拠する乱世の天に、彼の祈りは届くのか!?人気沸騰のスタイリッシュ英雄(HERO)アクションゲーム・ノベルが文庫化!4ヵ月連続刊行最終巻!
この中に「日本」が封印されているー。ゲーム「蓬莱」の発売中止を迫る不可解な恫喝。なぜ圧力がかかるのか、ゲームに何らかの秘密が隠されているのか!?混乱の中、製作スタッフが変死する。だが事件に関わる人々と安積警部補は謎と苦闘し続ける。今野敏警察小説の原型となった不朽の傑作、新装版。
孤児院育ちの美女から生家を探してほしいとの依頼を受けた弁護士・川路。唯一の手がかりは、20年前の殺人と蘇るミイラについて書かれた異様な日記のみ。友人・那珂の助けを借りてついに家を突き止めるが、そこは江戸時代から存続する曰く付きの屋敷だった。そして新たな殺人が…。謎とトリック2倍増しミステリ!
出発点となったリサイクルショップ“チープグッズ”に戻った凛田莉子。ムンクの絵画「叫び」の盗難事件を機に、過去最難関の謎へと導かれる。事件を追ううち、探偵になった小笠原悠斗との心のすれちがいにも真意が見えはじめ…。人の死なないミステリ「万能鑑定士Q」シリーズ、遂にここに完結。
しがない蕎麦屋を営む銀太、秀次の兄弟と、北町奉行所・吟味方与力助役の貫三郎は幼馴染。吟味で腑に落ちないことがあると、貫三郎は身分を隠して二人に知恵を借りに来る。そんな三人が、江戸中を騒がす連続辻斬り事件に巻き込まれた。真相を暴くため、銀太は…。傑作時代ミステリー誕生!
人は人生で4度、殺意を覚えるーー。芥川賞受賞作家、村田沙耶香の最大の衝撃作はコレだ!--今から100年前、殺人は悪だった。10人産んだら、1人殺せる。命を奪う者が命を造る「殺人出産システム」によって人口を保つ日本。会社員の育子には十代で「産み人」となった姉がいた。蝉の声が響く夏、姉の10人目の出産が迫る。未来に命を繋ぐのは彼女の殺意。昨日の常識は、ある日突然変化する。表題作、他三篇。 祝!芥川賞受賞 村田沙耶香 最大の衝撃作はコレだ! 10人産んだら、1人殺せる。「殺意」が命を産み出す衝動となる。 今から100年前、殺人は悪だった。10人産んだら、1人殺せる。命を奪う者が命を造る「殺人出産システム」によって人口を保つ日本。会社員の育子には十代で「産み人」となった姉がいた。蝉の声が響く夏、姉の10人目の出産が迫る。未来に命を繋ぐのは彼女の殺意。昨日の常識は、ある日突然変化する。表題作、他三篇。 殺人出産 トリプル 清潔な結婚 余命
一九七五年ーー昭和五十年。広島カープの帽子が紺から赤に変わり、原爆投下から三十年が経った年、一人の少年が東京から引っ越してきた。やんちゃな野球少年・ヤス、新聞記者志望のユキオ、そして頼りない父親に連れられてきた東京の少年・マナブ。カープは開幕十試合を終えて四勝六敗。まだ誰も奇跡のはじまりに気づいていない頃、子供たちの物語は幕を開ける。 一九七五年ーー昭和五十年。広島カープの帽子が紺から赤に変わり、原爆投下から三十年が経った年、一人の少年が東京から引っ越してきた。 やんちゃな野球少年・ヤス、新聞記者志望のユキオ、そして頼りない父親に連れられてきた東京の少年・マナブ。カープは開幕十試合を終えて四勝六敗。まだ誰も奇跡のはじまりに気づいていない頃、子供たちの物語は幕を開ける。 プロローグ 第一章 第二章 第三章 第四章 第五章 第六章 第七章 第八章 第九章 第十章 第十一章 第十二章 第十三章 第十四章 エピローグ 文庫版のためのあとがき
村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果、適さないことが分かる。和久は兄の竜彦に移植を頼むが、検査さえも頑なに拒絶する兄の態度に違和感を覚える。中国残留孤児の兄が永住帰国をした際、既に失明していた和久は兄の顔を確認していない。27年間、兄だと信じていた男は偽者なのではないかーー。全盲の和久が、兄の正体に迫るべく真相を追う。 村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果、適さないことが分かる。和久は兄の竜彦に移植を頼むが、検査さえも頑なに拒絶する兄の態度に違和感を覚える。中国残留孤児の兄が永住帰国をした際、既に失明していた和久は兄の顔を確認していない。 27年間、兄だと信じていた男は偽者なのではないかーー。 全盲の和久が、兄の正体に迫るべく真相を追う。
大欧州からの渡米船を一目見に、物見高い大江戸っ子はこぞって港に集まった。記者・雀は人ごみの中で可憐な少年に出会う。初花が強面の同心の妹とも知らずー。二人が食に芝居見物と、天下泰平な大江戸を愉しんでいる頃、秘かに犬族の間である奇病が広がっていた。「魔狼の災厄」と呼ばれる病の正体とは。
■これを読めば貴方も作家になれるかも? 『MM9』『BISビブリオバトル部』の著者が贈る初の実践的創作講座、スタート! 山本弘「料理を作るように小説を書こう」■西條奈加、人情味あふれる大好評〈お蔦さんの神楽坂日記〉第3シリーズ最終回「ポワリン騒動」■滝田務雄「不良品探偵 アリスとアイス。そして十月の三月ウサギ篇」、美輪和音「空飛ぶブラッディマリー」など読切掲載■特別企画「小説家の推薦状:似鳥 鶏×青崎有吾、円城 塔×酉島伝法」レポートほか。
后の冥府十王試練も残すところあと2人。そんな中飛び出したのが、次期天后を晴明にするという、闇皇からのびっくり指名!おまけに閻魔大王の正体やら一位との関係やら、衝撃の事実を次々に知らされ后は大混乱で!?一方、次期天后指名を受けた晴明は意外にも微妙な表情。そして言は…何も言わず別次元へ消えー。「二人だけ、この世界とともに滅んじゃおう?」捜し出した言に(やっぱりな)提案をされた后の選択とは!?地獄編5弾!
ゾンビの出現により崩壊した町で、何故か襲われない身となった武村。自由気ままに探索していた彼は、偶然立ち寄ったスーパーで少女とその弟達と知り合う。紆余曲折もあったが、いつの間にか頼りにされ、一緒に自活生活の準備をしていくことに。しかし、そんな日々に試練が訪れる。悪意ある人間により自活計画を壊され、武村達は多数の人々が生存し避難している市役所に身を寄せる事になる。そこには美人女医がおり、何故か興味を持たれてしまう事に。更に市役所の避難民が自衛隊の駐屯地に向かう予定と知り下見に向かうが、そこは誰もおらず無人と化していた。原因を調べる為、ゾンビが跋扈する中へ潜入してみると…。隠したチート能力で、危険ゼロ!気が付くと頼りにされてる崩壊世界探索ライフ!!
十年前の血塗られた英雄譚を曝き、制裁を加えた黒羽園。しかし、救うはずだった月白カノは英雄・若葉榛にその身を押さえられ、自身は瀕死の状態に陥ってしまう。藤マコト、かつては“口”と呼ばれたイーヴァという少女の懸命な看病により命を繋いでいた黒羽だったが、ついには命を落とすことに。だが、月白を救うべく、彼は地獄の底から蘇る。--“進化した人類”として。
大戦により甚大な被害を受け、国家の枠が取り払われて“人種のるつぼ”となった日本。 巨大犯罪組織ヴィスコンティ・ファミリーの幹部ハイムラ・ユージは、組織に裏切られ殺されてしまう。だがすべてを失ったはずのユージは、気まぐれな死神の手によって蘇った。その傍らには、彼の“心臓”をその身に宿す少女・クオレ。 「これはあなたの鼓動なのよねーーユージ、あなたはまだ生きてる。ありがとう」 ユージは、自らの鼓動を聞く少女を連れ、後戻りのきかない復讐の道をつき進む。 復讐はエネルギーだ。活力だ。納得できない? それで結構! 『死に様』が『生き様』--! これは、ヒトも悪魔も聖職者も声をそろえる復讐賛歌。
弱視を理由に軍を解雇された【撃墜王】ヴェロス。エアレースで日銭を稼ぐ彼の元に、十年以上前に別れた息子・サウルが現れた。息子の前で格好つけたいヴェロスだが、レース中の事故で愛機すら失ってしまう。そんな中、彼の元に、無制限渡洋大レース「亡霊大騎行」開催の報と、伝説の「幽霊機」の噂が舞い込みーー?
「ジョーカー・ゲーム」シリーズ作品から太宰治に芥川のパスティーシュ、ホームズまで登場する彩り豊かな物語と、諧謔味あふれるエッセイを詰めこんだ単行本未収録作品集。 この1冊で柳広司の全てがわかる!
25歳になっても馬にしか興味がない令嬢アレクサンドラ。そんな娘に業を煮やした男爵はある日一計を案じた。亡き親友の息子とアレクサンドラが15年前から婚約していたことにして、花嫁を迎えに来るようにという偽りの手紙を先方に送ったのだ。対面の当日に突然婚約者がいると父に聞かされアレクサンドラは反発するが、現れた伯爵ワシーリーを前にしてさらに驚く。きらめく金髪、透けるような肌、蜂蜜色の瞳ーー金色に輝く、まさに絶世の美男子だ。だが一方の伯爵は貧相なアレクサンドラを見て、その麗しい目に嫌悪の色を浮かべた。
被害者はみな黒髪に白肌の美しい女。冷たくなった唇には真っ赤な口紅がほどこされーー麗しき白雪姫を連想させる死体を次々と残し、世間を震撼させた通称“白雪姫殺人事件”。未解決のまま20年の歳月が流れたが、いまふたたび同じ手口と思われる他殺体が発見された。しかもご丁寧にもその体内には“白雪姫殺人事件”の当時の新聞記事の切り抜きが。これは残忍な模倣犯のしわざなのか、それとも……? 恋人のFBI捜査官ジョンとの結婚を控える女刑事テイラーはさっそく捜査に乗り出す。だが魔の手はテイラーの背後にも迫っていた。
社交界にデビューして2年めを迎えた子爵家の令嬢クレアにとって、今夜の盛大な舞踏会は大切な催しだった。優雅にワルツを踊り、今度こそ理想の花婿候補に見初められるのだ。冷え冷えとした屋敷で問題だらけの家族と暮らすクレアには、結婚はただひとつの希望だ。しかしクレアは昼間の散歩中に足をくじいて、歩くのもやっとになってしまう。ワルツなど踊れるはずもなく、みじめな気持ちで部屋の片隅にぽつりとたたずんでいると、見覚えのない容姿端麗な男性が声をかけてきた。熱く真摯なまなざしにクレアの胸は高鳴ったが……。