2017年3月10日発売
クラフタの留守中に領地が襲われ、アルマが誘拐された!ミヤは負傷し、町は壊滅状態。さらに王都も襲撃を受け、何と魔法が封じられてしまったという…。王都を包囲するのは、バギャン達と手を組み超技術の武装を手に入れた敵国の大軍。地を埋め尽くすゴーレムの群れと強力な魔導具を相手に、クラフタの奇策が炸裂する!戦いの中、次第に明らかになる真の敵。クラフタは、全ての秘密が眠るという古代エルフの森に向かうが…!?
脳と直結するナノマシンにより、現実さながらのVRゲームが実現した世界。青年・クロセは少女型A.I.「コーディ」の導きにより、ゲームワールドのヒーロー「排出者」となった。使命は、ゲーム廃人達の強制的な「排出」。その手段は、命を賭した「ゲーム」での勝利。格闘、恋愛、FPS-多彩なゲームジャンルを舞台に、「排出者」クロセの戦いが始まる!現実と仮想が交錯する第1回カクヨムWeb小説コンテスト特別賞受賞作、待望の書籍化!
盾に転生した私。実は真冬の国に春を呼ぶすっごい宝物だった(らしい)のは良いのだが、その力をうっかり反射して欠けさせてしまったのだ!力を取り戻すため、パートナーの王子アークと、その騎士リングと旅に出た私だが、その先で出会ったのはー双剣の精霊!?しかも何か緑王の秘密を知っているらしく…。そして訪れる、それぞれの決断の時。私は、ずっとずっとアークの側にいて、アークを守るよ!
「どちらかが死ねばもう一人も一緒に死にまーす」虐待を受けた過去から、孤独を愛する高校生・大吾。昏睡から覚めた彼を待っていたのは、遊園地を舞台にした謎のゲームだった。着ぐるみの狼が火器で男女を黒焦げにするのを見て、大吾はこれが命を賭けた勝負だと実感する。勝利条件は見知らぬ異性を相棒に、生きて7日目を迎えること。他人を信じられない大吾は、果たして生き残れるのか?『蜘蛛ですが、なにか?』コンビが贈る最凶デスゲーム開幕!
ベスティア帝国との戦争が始まり、特別任務を与えられたレイとセト。圧倒的な力をもつレイたちに加え、エンシェントドラゴンの力を得て覚醒したエレーナによって、敵は一網打尽にされるはずだった。だが窮地に陥ったベスティア帝国は、人間とモンスターの融合体『魔獣兵』を投入した。敵の猛反撃で形勢は一気に覆され、そのうえ敵の指揮官とエレーナが一騎打ちに…!?レイたちはこの戦争を勝利に導けるかー!!
30年前、家に押し入った男たちに家族を殺された少年は、警察に犯人の目撃証言を信じてもらえず、周囲に嘘つきと呼ばれる。傷を抱え成長した少年、浩一は、タイに渡り凄腕の詐欺師になった。ある日彼は家族を殺した真犯人“あざのある男”をタイで偶然見かける。眠っていた怒りが爆発した浩一は、復讐を誓い日本に帰国。調べると怪しい事件関係者が次々浮上した。浩一は彼らを社会的に抹殺すべく、罠を仕掛け復讐を始めるー。
「一目見て心奪われ、貴女に求婚しにいらっしゃいます」ディーンへの叶わぬ恋を自覚しつつ、領地経営を謳歌する私こと令嬢アイリス。そして季節は社交シーズンに突入。国王が倒れ、第一王子派と第二王子派に割れ国内が荒れているのに、貴族はパーティーをするのね…と、うんざりな私の下に、隣国アカシアの使者が訪れる。その用件は、第一王子カァディルからの求婚で…これは政略結婚の申し込み!?ワーキングお嬢様、“仕事”も“恋”も選択を迫られる!?
術を使うための道具として、対魔士に使役されてきた少年聖隷ー彼は名前も与えられず“聖隷二号”と呼ばれてきた。感情を封じられ、主の命令に従うこと以外の生き方を知らなかった聖隷二号は、復讐に燃えるベルベットとの出会いをきっかけに“ライフィセット”の名前を与えられ、本来持っていた意思を目覚めさせていく…。見知らぬ世界をめぐる旅の中で、少年が選んだ答えとは?大人気RPG『テイルズオブベルセリア』の物語を、ライフィセットの視点で描く感動巨編上巻!!
知能犯を扱う捜査二課の同期・茂山から、結婚詐欺グループの一員と思しき女・荒川美智留の内偵を依頼された大友鉄。美智留は元シンクロ選手でスポーツジムのインストラクター。真面目で魅力的な女性に見えるが、大友は得意の演技力で美智留に接近し、事件の裏に潜む複雑な事情に分け入っていく。大人気の警察小説シリーズ第8弾!
豪雨の夜の不動産業者殺し。強引な取調べで自白した青年は死刑判決を受け、自殺を遂げた。だが5年後、刑事・渡瀬は真犯人がいたことを知る。隠蔽を図る警察組織の妨害の中、渡瀬はひとり事件を追うが、最後に待ち受ける真相は予想を超えるものだった!どんでん返しの帝王が司法の闇に挑む渾身の驚愕ミステリ。
日本興業銀行頭取・会長、経済同友会代表幹事を歴任し、「財界鞍馬天狗」と呼ばれた中山素平。新日鐵発足、ジャパン・インドネシア・オイル設立、NTT民営化、国鉄分割、東京ディズニーランド開園…。時代を画する案件の向こうには、必ず彼がいた。格差社会が叫ばれる今日、勁く温かいリーダーの実像を描く傑作。
29歳のイラストレーター神名葵は関係の冷めた恋人・彰人と同棲をしながらも、身勝手な愛人・真司との逢瀬を重ねていた。仕事は順調だが、ほんとうに描きたかったことを見失っているところに、大学の先輩だったハセオから電話がかかる。七年ぶりの彼との再会で、停滞していた神名の生活に変化が訪れるー。直木賞候補作。
東大法学部を卒業した新人刑事の野上は、新宿署に配属された。日本最大のマンモス署にして夜間犯罪発生率も日本一の新宿署には、“夜の署長”の異名を取る伝説の刑事・下妻がいた。捜査一課の敏腕刑事だった下妻は、なぜ10年も新宿署に居続けるのかー。野上は次々起こる事件の捜査を通じ、下妻の凄みを知る。文庫オリジナル。『撃てない警官』の著者が放つ、最も熱い警察小説。
文政二年仲夏。小籐次にとって商いの師である野菜売りのうづが、いつもの蛤町の船着場に三日も姿を見せない。うづの在所に様子を見に行った小籐次は、彼女に縁談が持ち上がっていることを知る。が、その相手、危険な取り巻きを抱える、なんとも厄介な男。縁談を嫌がるうづは窮地に陥っていた。小籐次は恩人うづを救えるかー?
医者になる夢を叶えるべく江戸に出た登を迎えたのは、はやらない町医者の叔父と口うるさい叔母、驕慢な娘ちえ。居候としてこき使われながらも、叔父の代診や小伝馬町の牢医者の仕事を黙々とこなしている。ある時、島流しの船を待つ囚人に思わぬ頼まれごとをするがー。若き青年医師の成長を描く傑作連作集。
「娘と孫をさがしてくれねえか」半年以上も牢に入り、今は重い病におかされる老人に頼まれ、登が長屋を訪ねてみると、そこには薄気味悪い男の影がー。一方、柔術仲間の新谷弥助が姿を消し盛り場をさまよっているという噂に、登は半信半疑で行方を追う。青年獄医が数々の難事件に挑む傑作連作集第二弾。
舟の上で“隠居”を待ちながら、のんびりと交わす老船頭と平蔵のかけ引きの妙味(「大川の隠居」)。密偵としての任務と、かつて愛した男への思いに揺れるおまさ。じっと見守っていた平蔵が動く(「狐火」)。シリーズ屈指の名作二篇ほか、「礼金二百両」「猫じゃらしの女」「剣客」「盗賊人相書」「のっそり医者」の全七篇を収録。
この年二十の平蔵の長男・辰蔵は、剣術の稽古そっち退けで、女あそびに打ち込んでいる。いまは“芋の煮ころがしのような小むすめ”に夢中だ(「隠居金七百両」)。緩急自在の鬼平の魅力ここにあり。ほかに「雨乞い庄右衛門」「はさみ撃ち」「掻掘のおけい」「泥鰌の和助始末」「寒月六間堀」「盗賊婚礼」の全七篇を収録。
公爵の異母妹イブは平穏な毎日を望んでいた。外出はせず、細密肖像画を描き、小さな屋敷で静かに暮らしていたいと。それは心の傷を思い出さないようにするためだった。しかし、兄の代理でハート庭園の持ち主エイサ・メークピースのもとを訪ねたときから、彼女の生活は一変する。古びた庭園と園内の劇場を再建するため、イブの兄から資金の提供をうけていたエイサに、その出資の打ち切りを告げるのが彼女の役目だった。反発しあう二人だったが、エイサはイブの孤独な陰がどうしても気になってしまい、ほうっておけない。また、イブも彼の劇場に賭ける情熱とたくましさに魅せられる。少しずつ心を通わせていくなか、イブはエイサに絵のモデルになってほしいと依頼して…“メイデン通り”シリーズ第9弾。癒やしと再生の愛の物語。
両親を馬車の事故で亡くし、メグは妹たちとともに心優しい子爵のおじに引き取られた。しかし生活は苦しく、社交界にデビューしても「メイドより地味な服を着て目立たない“枯れかけた壁の花”」と呼ばれるしまつ。これ以上おじに負担はかけられないと、メグは家庭教師になり自立する決意をする。紹介された雇い主は、社交界の人気者であるキャッスルトン伯爵ウィリアム。彼は独身ながら、いとこの忘れ形見の双子を育てることになり、助けを必要としていたのだ。だが、実はウィリアムは、8年前にささいな誤解をきっかけにメグから縁談を断った相手。彼女にとっては気まずい再会だったが、ウィリアムはずっとメグを忘れられずにいて…RWAゴールデンハート賞受賞作家、注目の日本デビュー!