2017年8月24日発売
サロト・サルー後にポル・ポトと呼ばれたクメール・ルージュ首魁の隠し子とされるソリヤ。貧村ロベーブレソンに生を享けた、天賦の智性を持つ神童のムイタック。皮肉な運命と偶然に導かれたふたりは、軍靴と砲声に震える1975年のカンボジア、バタンバンで出会った。秘密警察、恐怖政治、テロ、強制労働、虐殺ー百万人以上の生命を奪ったすべての不条理は、少女と少年を見つめながら進行する…あたかもゲームのように。
わたしはひとりじゃない。 夜、見上げれば、わたしには わたしが生まれた あの赤い星の近くの星が見える。 子どもと、かつて子どもだった人へ贈る物語。 芥川賞受賞第一作! 【出てくる人】 天ーー海辺の小屋で暮らす少女。父は大雨の日、山から星に帰ってしまった。 ルルーーその冬はじめての雪が降った日、小屋にあらわれた女の子。 飛行機乗りーー山に、飛行機が落ちてくる。飛行機乗りは、ケガをしている。
イタリア発ミステリー・ロマン 「アレッシア・ガッゾーラは並はずれた才能をもった作家だ。 大いなる心理的緊迫感と圧倒的リズムに、一晩中眠れなくなるだろう!」 -- ジェフリー・ディーヴァー(『ボーン・コレクター』著者) アリーチェは、ローマの法医学研究所で働く研修医。 自分の仕事を心から愛しているものの、いつも数々の失敗をやらかしてしまう。 ある夜、上司のクラウディオとともに現場検証に行ったアリーチェは、 女性の死体を見て衝撃を受ける。 その女性ジュリアと偶然にも前日知り合っていたからだ。 検死により導き出された死亡推定時刻に疑問を覚えたアリーチェは、 ジュリアへの個人的な感情から事件の解明にのめりこんでいく。 はたしてジュリアの死の真相はーー? ジャーナリストの自由人アーサーとの恋の成り行きを織り交ぜ、 厳しい状況の中、自分の直観を信じて突き進んでいくアリーチェの姿を、 丹念に、時にユーモラスに描き出す。 イタリア本国でシリーズ累計37万部突破した「法医学教室のアリーチェ」シリーズ。 イタリア放送協会(RAI)によりテレビドラマ化され、2016年9〜10月にシーズン1が放映された。