2018年10月25日発売
勇者に憧れる少年・白州大雅は、ひょんなことから異世界へ転生してしまう。気がつけば暗い謁見の間で玉座に座っていて、戸惑う大雅に、獅子の頭部を持つ男が執事然と語りかける。「何を驚かれていらっしゃるのか……さてはお戯れですかな、魔王様?」大雅の魂は、あろうことかこの世界の魔王フランジェリコの肉体に宿ってしまったのだ。それでも夢が諦めきれない大雅は、人間世界への潜入を名目に、勇者学園へと入学する。偶然出会った勇者の末裔の少女レナと、追ってきた魔族の許嫁マリーに囲まれつつ、その正体がバレないように落ちこぼれ勇者候補と魔王の顔を使い分け、大雅は真の勇者を目指す!
最強スキル“霊装騎士”を持つ12歳の美少年レムは性奴隷になることを断ったせいで女勇者マイカからパーティを追放され、さらには、初恋相手のシスター・アンリにまで金づるとして利用されていたのだった!裏切りの連続でこの世に失望し、死に場所を求め迷宮に潜ったレムだったが、そこで水晶の中に封印されていた褐色エルフの美少女アリシアと出会う。一目見た時からご主人様と呼び、慕ってくれる彼女に生きる希望を見出したレム。「決して裏切らない」証としてアリシアを奴隷にする契約を結ぶのだが、毎晩アレな誘惑だらけで彼女のご奉仕が止まらない!!褐色エロフとの淫蕩生活に癒される(?)迷宮冒険ファンタジー!
この世界は因果応報、前世の行いで生まれ変わった時のランクが決まる。神すら驚くほど善人だった男は、貴族の息子アレクサンダーとして生まれ変わり、SSSランクの人生をスタートさせた!アレクは許嫁のアンジェリカと仲良く学びながら、史上最強レベルの魔力であらゆる知識を引き出せる「賢者の石」を作り出す!街で助けた少女エリザが実は帝国皇帝で、その依頼を受けて国の反乱を鎮圧。アレクは副帝となり、皇帝の右腕となって国の問題を次々解決していく。さらに伝説の守護竜カラミティの石化を解き、配下としてしまう!賢さを武器に、すべての期待に秒で応え、光速で立身出世する!最高のサクセスライフ、開幕!
暗殺者のプファイルを倒し、ひとときの安らぎが訪れるかと思いきや、従妹のイェニーが突然、オリヴィエさまに向かって俺の側室になりたいと直談判しに来た!?さらに、公爵家から息子に魔法を教えてほしいと頼まれ、順調に貴族としての役割を果たすことに。一方、婚約者のオリヴィエを狙う新たな刺客が現れる。従妹を人質に取られ、その上、俺の剣技を軽くあしらうほどの強敵。防戦一方になってしまう俺だが、“守りたい”という強い意思が眠っていた本当の力を解放する!!大切な家族を守るために強くなるジャレッドの冒険譚第二弾!
魔法使いの修行をこなし、順調に魔力を高めていたアッシュは、エルシュタット王国に帰ってきた。そこで魔法騎士団の友人・フェルミナと再会し、地中深くに潜む“女王蟻”によって世界が脅威に晒されていることを聞かされる。アッシュは大切な人たちを守るため、魔法騎士団のフェルミナやクロエとともに“女王蟻”の潜む巣穴に向かうがー。さらに一子相伝の魔法を使う巫女と出会ったアッシュは、幽体離脱してノワールの意識のなかで精神修行を開始する!そこで出会ったまさかの人物とはー!?待ち受ける自分を捨てた両親との再会、最後の魔王の襲撃、そして大切な人たちとの別れ…。努力しすぎた世界最強の武闘家が大魔法使いになるための武者修行、遂に完結の第6弾!!
クエストを受注し森に籠もるアサギは、“器用貧乏”のスキルを駆使し、ゴブリンやグラスウルフを討伐していた。すると強烈な気配を察知した先にワイバーンを発見!!戦いを挑み瀕死な状態の冒険者たちを守るため、アサギはひとりで立ち向かうことに!!新たに得たユニークスキル“森狼の脚”を使って加速し、ワイバーンと激戦を繰り広げる。その間に気づいたダニエラへの想いがまたアサギを強くする!!無事に敵を倒したアサギは、再会したダニエラに自分の気持ちを告げ、さらなる絆で結ばれた二人の新たな冒険が始まる。魔物たちのスタンピードの発生、因縁の相手からの襲撃、そして、勇者との出会い!?異世界最速の転移者が美女エルフと駆け抜けるファンタジーライフ、第2弾!!
人生最後の恋愛がこんなに初々しいなんてー。それぞれ伴侶に先立たれた男と女が、互いの孤独を埋めるため話をしながら一緒に眠る。ただそれだけでも、新しい愛が始まるには十分だった。世界22か国でベストセラー『夜が明けるまで』原作。
ー太陽が消えてしまうという忌まわしい予言に恐れおののく村人たち。第二次世界大戦前夜のヨーロッパの不穏な空気を漂わせる表題作『もし太陽が戻らなければ』(本邦初訳)のほか、長編『フランス・サヴォワの若者』(本邦初訳)と短編6編を収録。
ひとりの男と小さな少年の、心あたたまる物語…妻と一人息子を事故で失ったジョンは、生きる気力をなくし自殺を考える。そんな彼に親友ビルは、リトルリーグの監督を依頼。そこでジョンは、チームのお荷物ティモシーに出会う。ヘマばかりだけど野球が大好きで、「うまくなりたい」「あきらめない」という気持ちでいつも精一杯プレーをするティモシー。いつしか少年の思いはチームを変え、ジョンを変えていく。しかしティモシーには、ぜったい人に知られたくない秘密があった…。
ぼくはまだ決めかねてた。アーサーはぼくに背中をむけて歩きだした。そのとたん、エギーやママやパパや友だち、ぼくが知ってる人たちの顔が次々に浮かんで、どうしてももう一度会いたくなった。みんながいなきゃ生きていけない。死んでることだってできない。すぐにぼくは決心した。アーサーの後を追いながら呼びかけた。「待って、アーサー。ぼくも行く」アーサーは立ち止まってぼくを待った。それからふたりで駆けだした。“生者の国”を目指して。
多くの理想を抱えた作家であり知識人だった横光利一の今読んでも眩しいぐらいの傑作群!溢れんばかりの新しさ、純粋知性、真心、清廉、高潔が、現代仮名遣いによって甦る!横光利一の名前は新感覚派というレッテルと共に語られることが多く、日本の文壇、文学史では異端の刻印という側面もあった。モダニズム文学は当時の文壇文学の重鎮たちからは若者による奇を衒った一時的流行と見られがちだった一方、プロレタリア文学派からはブルジョワ的であると非難された。横光はそうした両面の無理解を真正面から受けて立ち、真に新しい文学の王道を拓くべく、実作と文学理論の双方で苦闘していたのである。
2人の兄弟、アリョーシャとディミトリには、1つの望みがあった。映画を作ることだ。彼らは映画学校の学生で、一文なしで、ちょっとしたワルだった。どん底で生まれて、そこに戻る気はなかった。2人はスマホと大胆さだけを武器に、カンヌ映画祭に乗りこみ、大ばくちを打つ。共犯に引きずりこまれたのは、2大国際スターのカトリーヌ・ドヌーヴとジェラール・ドバルデュー。それに謎の監督ジャン=リュック・ゴダール。2人の兄弟がただのサギ師に終わるか、それとも若き天才になるか?この物語が教えてくれる。
「自分の思うとおりの人生を生きたい」暑い暑い夏、逃げるようにオハイオの片田舎から大都会ニューヨークへとやってきた22歳のテス。職を求めて飛び込んだユニオンスクエア近くの有名レストランで運よく“サーバー”(ウェイトレス)として働くことになる。個性的すぎる仕事仲間や人生の師匠となる謎めいたカリスマ・サーバーとの出会い、そして激しく刺激的な恋。複雑に絡みあう人間関係に翻弄される、激動の日々が始まった。さまざまな思惑が交錯するレストラン・ビジネスを背景に、美しい四季の移ろいや旬の食材の深い味わい、ワインの芳醇な薫りをスパイスに効かせて、一人の女性の成長と等身大の恋愛を見事に描ききった、女流作家の自伝的デビュー作!!