2018年12月発売
国一番の権力者から寵愛され、誰もが羨む生活を送るも、「自由に、誇りある人生」を求め、後宮から出奔したリード。数年後、逃亡先の隣国で質素ながら充実した日々を送っていたが、王太子・ラウルと最悪の出会を果たす。だが、いつしか聡明さを買われ、「国を変える手伝いをしてほしい」と請われ…!?高潔な王太子と聡明な元側室そして大国の王が織りなす恋と国を巡る物語!
鉱物の結晶のようなトカゲや、翼の生えた狼ーそこは蘇獣たちが、生活に欠かせない塩や鉱石を産む不思議な世界だった。朱鷺雄は蘇獣を従える強力な術者であるヒクイドリに導かれ、異世界へと足を踏み入れる。ヒクイドリは朱鷺雄を一目見た時から「私が探すべき者」だと分かったと言い、朱鷺雄は否応なく異世界を脅かす者との争いに巻き込まれてしまうが…?
ユヅルが治める街で、ユヅルを名乗る犯人による事件が発生。キリエの仲間を狙った事件だったため、ユヅルはキリエから犯人として疑われてしまう。「俺が真犯人を見つける…それで終わりだ」真犯人を探すユヅルの前に現れたのは、彼を溺愛するクーデレ妹・シズネと、女神ミオンの妹・カノンのダブルシスターズだった。二人はユヅルの街を人質にとり、ある要求を突き付ける。我が街と我がハーレムを守ろうとするユヅルだが、街を救う解決策は意外なところにあったー。銃×バグの異世界無双譚、待望の第2巻!
せっかく海に来たということで、海で遊ぶことにしたザガンたち一行。海といえば水着!ということで着替える面々だが、男性陣は女性陣の麗しい姿にタジタジ。それでも仲睦まじく過ごしていたザガンとネフィだったが、彼らの前に聖騎士長と呼ばれるミヒャエルがその姿を現す。どうやら敵対するつもりはなさそうな、軽い調子の彼からもたらされた情報によると、“魔王”の一人を撃破した魔術師が次なる標的にザガンを狙っているらしくー。大人気ラブコメファンタジー絶好調の第7巻!
シャルル=アルボー率いるベルトラム王国騎士団からの追っ手がかかるクリスティーナ王女一行を、ロダニアまで護衛することになったリオ。一騎当千の力を持つサラたちの協力もあり、一行は順調に追跡者たちから距離を稼いでいく。そんな中、クリスティーナは過去の自分を振り返りながら、正体を隠すリオに対して煮ることも出来ず、密かに胸を痛めていた。一方、リオたちをシャルルとは別経由で追うレイスは手駒を動かしながら、確実に包囲網を敷くべく謀略を巡らせていくー。
自称異世界出身の美少女・アニーに『お互いへの命令権を賭けたゲーム』を挑まれた男子高校生・カクシ。そこで彼は、アニーを寄越したのが意識不明の幼馴染・ナツメであり、彼女が異世界で領主になったと知る。彼女を連れ戻すために異世界へ向かうカクシだが、ナツメは日本への帰還を拒否していてー!!ひねくれ者のカクシによる、嘘とはったりの頭脳戦、開幕!!
佐藤くんに2万回告白した佐藤さん。犬に恋するたろうくんに恋するわたし。クラスメイトの海辺くんを宇宙人と信じる高校生。かつての恋人がつくった自分のレプリカと遭遇する千夜。18人の女の子の風変わりな日常を描く短編集。
大人になった勉たちは、平和な日々を送っていた。ある日偶然にも勉、優、浩、耕平、亘の5人は同じ夢を見た。それは、「赤い球の復活によって再び世界崩壊の危機が来る!」というものだった。世界が滅びる?赤い球はすでに消滅した筈では?もしかしてあの怪獣が…?不安の中で勉は叫んだ。「我夢、この世界を守って!」
春高バレー本戦で大旋風を巻き起こし、ノリに乗っている烏野高校排球部。3回戦、念願の“ゴミ捨て場の決戦”を前に、“舞台裏”では様々な騒動が起きていた!烏野と激闘を繰り広げた稲荷崎高校のエピソードも収録!?
死神、破面、滅却師、完現術者の強者を嘲笑う時灘と彦禰の圧倒的な戦力。尸魂界と霊王の真実が明かされ、時灘の謀が全貌を現す。そして戦いの中、九番隊副隊長・桧佐木修兵は知る。己の斬魄刀の真の力を、その名の意味を。“死”を司る刃は巡る因果を断つことができるのか。本編最終回に至る物語、完結!!
南町奉行所の定町回りの同心土久呂凶四郎は、池の端の出合い茶屋の殺しの現場で、妻の阿久里が無残に惨殺されていたのを目撃してしまった。何故妻がこのような所で、一体誰に?以来凶四郎は不眠症になってしまい、勤めに支障をきたすことに。見かねた奉行の根岸は凶四郎に夜廻りを命じた。不穏な新章、いよいよスタート!
東京マラソンと浅草三社祭で覚醒剤混入殺人事件が相次いで発生!警視庁公安部のエース青山の大胆な捜査の末に、暴力団と中・韓・露マフィアの複合犯罪が明らかに。最強かつ「最恐」の組織はどこか?青山と同期カルテットは人事レースを生き残れるのか?公安出身の著者ならではのリアルすぎる書下しシリーズ第12弾、遂に完結!
「けっして瞋るな。瞋れば命を失う」父の訓えを守り、檻の中で運命を受け入れて暮らす彼が、太平洋戦争下の過酷に苦しむ人間たちを前に掟を破る時ーそれぞれの哀切と尊厳が胸に迫る表題作ほか、昭和四十年の日帰りスキー旅行を描く「帰り道」、学徒将校が満洲で奇妙な軍人に出会う「流離人」など華と涙の王道六編。
特殊能力を活かし、裏のコンサルタントとして生きる女・水原は、旧知の湯浅に堂上という男の調査を依頼される。実は堂上の正体は新種の頂点捕食者ー人のエネルギーを摂取して生きるーであることが判明し、さらに中国で要人暗殺に係わった頂捕が日本に潜入しているという。そんな折、水原と接触した堂上が行方を絶つ。
水原は、自分の存在意義や能力を知らされた中国人の頂点捕食者が、ある目的をもって日本にやってきたと推測する。彼らの参謀は誰か、そして目的とはー。堂上は殺され、水原は中国人頂捕たちの行方を追うが、逆に中国安全部に拉致される。その裏では、国家的な陰謀が蠢いていた。「魔女」シリーズ第3弾。
未確認テロ情報を受けた十津川警部は、乗客の危険を未然に防ぐため豪華客船「飛鳥2」に乗船する。平穏な日本一周の船旅は、船内に響き渡る爆発音とともに急転、乗客乗員千名は、突如人質となってしまう。姿見せぬ犯人の正体とは、その要求とは?十津川は彼らとの交渉に乗り出すが…。国際問題を背景とした社会派ミステリー。
政治と共に世に出、政治によって抹殺された千利休。利休の編み出した「侘数寄」の精神は、美の世界を支配した。牧村兵部、瀬田掃部、古田織部、細川忠興という利休七哲に数えられる高弟たちによって語られる、利休と秀吉との相剋。弟子たちの生涯から、利休の求めた理想の茶の湯と、その死の真相に迫っていく。
結婚が政略であり、嫁入りが高度な外交であった戦国時代。各々の方法で城を守ろうとした四人の女城主がいた。美濃国・岩村城を守る信長の叔母珠子。能登国・七尾城で息子・畠山義隆とともに上杉と戦う佐代。そして、筑後国・柳川城で夫・立花宗茂の留守を守る〓(ぎん)千代など時代に翻弄される四人を描く歴史小説。