2018年12月18日発売
推理小説界の巨匠・江戸川乱歩が、戦後、昭和30年に書き下ろしで発表した野心的大作「十字路」。伊勢商事社長の伊勢省吾は、日輪教の狂信的信者である妻・友子を嫌い、若い女秘書・沖晴美と恋愛関係にあった。晴美のアパートのへやに押しかけてきた友子を省吾は絞殺した。友子の死体をどこへ運ぶか。晴美とドライブした藤瀬ダムの古井戸が省吾の頭にひらめいた。キャディラックのトランクに死体を隠し、藤瀬へ向かう省吾は、新宿ガード下の十字路で突発事故に遭う。そのすきに車内にもう一体の男の死体が出現していた。次々に発生する奇怪な事件のナゾは?
九州の西岸にあるS市の旧家大牟田家のあるじ、子爵の敏清は、当時18歳の美女瑠璃子を妻とし、親友川村義雄と三人でしあわせな日をおくっていた。しかし、川村と瑠璃子の邪恋の犠牲となり、敏清は地獄岩から落とされた。しかし敏清は墓所の穴蔵に入れられた棺の中で息をふき返したのであった。暗黒の世界にとじこめられた恐怖は、敏清の黒髪をしらがに変えてしまった…。姦夫姦婦のために家庭を奪われ、財産を奪われた男の戦慄すべき復讐の物語!
★史実も織り交ぜ、壮絶華麗にロマンチック。 ★ハイランダー・ロマンスの決定版! スコットランド王ロバート・ブルースの戴冠に協力した咎で、 城壁に吊るされた檻かごに監禁されることになったベラ。 脳裏に浮かぶのは、数カ月前に会ったばかりの悪名高きハイランダー、 ラクラン・マクルアリ(暗号名・毒蛇(ヴアイパー))。 孤高の影をまとい、蛇のように巧妙な“侵入・脱出"が得意なラクランは、 はたしてベラを助け出すことができるのか? そして、互いに傷ついた過去があるふたりの恋の行方は? 史実を絡めたドラマチック・ロマンス。 歴女モニカ・マッカーティの真骨頂! 【モニカ・マッカーティの<ハイランド・ガード・シリーズ>とは?】 13世紀末、イングランド王エドワード1世がスコットランドに侵攻。 これに対抗し、後にスコットランド王となるロバート・ブルースは、 秘密裏に自らの精鋭戦士団を結成する。 集められたのは、それぞれに得意分野を持ったハイランダー11名。 スコットランド史をこよなく愛する作者モニカ・マッカーティが、 実在の人物からヒントを得て創りだした、屈強かつ個性的な男たちだ。 彼らが各巻ごとにヒーローになり、命を懸けた闘いと、 運命の女性とのロマンスを繰り広げる! 【著者略歴】 モニカ・マッカーティ NYタイムズ、USAトゥデイのベストセラー作家。RITAレビュワーズ・チョイス賞受賞。 スタンフォード大学ロースクールを卒業して弁護士資格を持つが、プロ野球選手である夫と子供との生活を考え、 弁護士を辞めて作家となる。