小説むすび | 2018年3月発売

2018年3月発売

最下位職から最強まで成り上がる(3)最下位職から最強まで成り上がる(3)

出版社

小学館

発売日

2018年3月20日 発売

新たなる未来を掴むために。 与えられた天職は最下位職である『低級魔道士』でしかないものの、軍師としての圧倒的な才覚、そして恐るべき成長速度を備えた少年、ルーク・ヴァン・トライア。シリルカの会戦、そして『冥府の迷宮』攻略においてもその能力は遺憾なく発揮され、時代を超える才能として周囲から厚い信頼を集め始めていた。 冥府の迷宮から再びエジンバラの城塞都市に帰還したルークたち。ようやく訪れた平穏もつかの間、城塞都市に火急の報せが届く。--ディタミア大陸戦争。大陸史を揺るがすウェルリア王国とエジンバラ神聖帝国の大規模戦争が、今まさに開戦しようとしていた。 その裏では謎の女・ユメリアとの、奇跡を起こす万能の魔導具『ホロウグラフ』を巡る戦いが進行していた。そして、ついに『グラウンド・ノア計画』の真実が明かされる。今と未来、二つの国に引き裂かれ翻弄されるルークとリリの運命は如何に。 小説投稿サイト「小説家になろう」にて、累計1900万PV突破の人気作! ネット各所騒然のWeb発大人気王道ファンタジー、待望の続刊! “最下位職”から”天才軍師”へと成り上がっていく少年の栄光の物語、激動の第3巻!

グレアム・グリーン ある映画的人生グレアム・グリーン ある映画的人生

小説家と映画の終わらない「情事」-- 文学史と映画史を交差させながら、シネフィルで映画批評家だった小説家の創造の軌跡をよみがえらせる。 『スタンブール特急』『ブライトン・ロック』『第三の男』『情事の終わり』--映画批評家としても活躍した小説家グレアム・グリーン(1904-1991)の映画的側面に光をあて、ヒッチコック、チャップリン、ルネ・クレール、フリッツ・ラングなど、同時代の映画作家とのかかわりからグリーンを〈遅れてきたモダニスト〉として捉えなおす。 文学と映画の橋渡しをする、野心的試み。  プロローグ   <b>第一部 トーキーの夜明け</b> 第一章 ミドルブラウのアダプテーション空間 ーー『スタンブール特急』と『オリエント急行殺人事件』  1 一九三〇年代初頭のミドルブラウ文化  2 嫌々ながらのミドルブラウ作家  3 アダプテーションとアプロプリエーション  4 グリーンの動くホテル  5 鉄道、映画、モダニティ  6 ロシアより愛をこめて  7 列車の停止 第二章 風刺としての資本主義批判 ーー『ここは戦場だ』と『自由を我等に』  1 モダニズムの余白に  2 日常生活と出来事の弁証法  3 モダニズムにおける映画的技法  4 ヒッチコックの影、あるいは視覚的な無意識について  5 二つの初期トーキー映画  6 コメディの巨匠たち  7 機械の時代の風刺劇   <b>第二部 ジャンルの法則</b> 第三章 メロドラマ的想像力とは何か ーー『拳銃売ります』と『三十九夜』  1 「エンターテインメント」とは何か  2 イギリス時代のヒッチコック  3 サスペンス、あるいはメロドラマの表層的位相  4 メロドラマ的想像力  5 スクリューボール・コメディの影  6 二つのスクリューボール・コメディ  7 平等性のコメディ  8 ジャンルの法則、あるいは初夜について  9 メロドラマの深層 第四章 聖と俗の弁証法 ーー『ブライトン・ロック』と『望郷』  1 カトリック小説とは何か  2 宗教と道徳の弁証法  3 世俗の逆襲  4 生と死の哲学  5 サスペンスとしての恩寵  6 三つの映画  7 フランスの詩的なリアリズム   <b>第三部 映画の彼方へ</b> 第五章 プロパガンダへの抵抗 ーー『恐怖省』と『マン・ハント』  1 グリーンの「神経戦」  2 ラングとグリーン、あるいは二つの『恐怖省』  3 反ナチス映画  4 「敵」の表象  5 だまし絵のヴィジョン 第六章 男たちの絆 ーー『第三の男』と『ヴァージニアン』  1 偽装するモダニズム  2 二つの『第三の男』  3 ダブルの増殖  4 ホモソーシャルとは何か  5 フロイトのパラノイア理論  6 西部劇への偏愛  7 西部劇としての『第三の男』  8 ジャンルの法則、あるいは救済の原理について  9 暴力の原風景 エピローグ あとがき グレアム・グリーン年譜 初出一覧 参考文献 索引

コンタミ 科学汚染コンタミ 科学汚染

出版社

講談社

発売日

2018年3月21日 発売

「ニセ科学」--でたらめな科学用語をちりばめた、まがいもの。大学院生の圭と、指導教員の宇賀神は、ニセ科学批判派の蓮見教授から、信じ難い事実を耳にする。かつて宇賀神が愛した研究者の美冬が、ニセ科学商品の開発に手を貸した上、失踪した、というのだ。彼女は本当に悪魔の研究に手を染めたのか? 二人は、美冬の消息を追う。全ての真相が明らかになるとき、「理性」と「感情」のジレンマが、哀しい現実を突きつけるーー。 【注】 この本には、「信じたくない」真実が含まれています。  「ニセ科学」--それは、根拠のないでたらめな科学用語をちりばめた、科学を装う「まがいもの」。  大学院生の圭は、新進気鋭の生物学者・宇賀神と共に、ニセ科学批判の急先鋒である蓮見教授の元を訪ねる。そこで告げられたのは、宇賀神のライバルであり、想い人でもあった女性研究者の美冬に関する信じ難い事実だった。神秘の深海パワーで飲むだけでがんが治る、「万能深海酵母群」。「VEDY」と名付けられたニセ科学商品の開発に手を貸し、行方をくらませたのだ。  ニセ科学を扱うことは、研究者にとって「死」に等しい。なぜ彼女は悪魔の研究に手を染めたのか? 圭は宇賀神に命じられ、美冬の消息を追うが……。  すべての真相が明らかになったとき、「理性」と「感情」のジレンマが、哀しい現実を突きつけるーー。  東京大学大学院出身の著者が放つ、私たちの身近に蔓延る「汚染された科学」に迫るサイエンス・サスペンス!   あなたは、真実を知る覚悟はありますか?

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